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XD編集部が気になったCX関連のニュースや記事 #84 (2023/9/15)

XD編集部の川久保です。

今週も雑誌『XD MAGAZINE』に掲載したインタビューを公開しています。あそび空間のトータルプロデュースを行う株式会社ジャクエツと建築家の青木淳さんです。

遊びと空間、遊ぶ場について考えるインタビューです。『XD MAGAZINE』をご覧になっていない方はぜひご覧ください。

今週の更新記事

【インタビュー】青木淳|公園をつくること。都市の機能としての公園
【インタビュー】あそび環境デザインカンパニー・JAKUETS|遊びはどんな未来をつくるのか。老舗企業が見つめる100年後の社会

最近のXD編集部が気になったニュース

最近の気になったニュースをお届けします。

・元電通マンが手掛ける「レジャー施設遊び放題」は業界で受入れられるか? 2年で売上数億円に成長
水族館や遊園地などのレジャー施設のサブスクサービス「レジャパス」。顧客がレジャパスを利用して入場できる日時と、1日当たりの人数の上限は加盟施設側が設定するので、普段の利用者数が少ない日時に枠を多めにするなどの柔軟な設定が可能。

本来は来ないであろう新規層が来るのが良いとのことですが、顧客側からすると利用できる施設の幅が大事ですよね。その点すでに700施設が利用可能ということで、今後もっと広まることに期待ですね。

空いている印刷所を活用するラクスルと同じモデルと書いてありますが、宿泊施設なども含め遊休施設をデジタルサービスの力で有効に活用していくモデルは幅広い業界で活用できる気がします。


・三井不動産レジデンシャル、家具やキッチン共有の女性用賃貸マンション
ひとり暮らしの部屋の狭さを補うために、家具やキッチン共用の賃貸マンションを提供。結局昔の下宿みたいなスタイルのほうが効率は良いということになっていくのですが、例えば食堂や大浴場を地域に開放して一緒に使ったり、よりその地域の中の一部の機能として共通化できるところは共通化しつつ、寝る部分だけに特化するというのはあるんじゃないかなと思いますね。


・これが図書館? 全面ガラス張りの開放的な空間。大企業が始めたコミュニティ型図書館「まちライブラリー」を見てきました 西東京市
自宅やお店の一角に本を置いて、誰もが気軽に始められる図書館である「まちライブラリー」を三菱UFJフィナンシャル・グループがバックアップしながら運営する施設が西東京市に登場。 子どもの居場所になったり、地域の人が集まったりという場に。これだけだとよくある地域コミュティの話ですが、ここを三菱UFJフィナンシャル・グループが社会貢献の文脈で後押ししているのがいいですね。

「近江商人の三方よしではないですが、もともと日本の企業は、社員や家族、地域に寄り添って社会的なものであろうとしてきた企業文化があったと思うんです。僕が社会に入った40年ほど前はまだそうでした。 それが変わったのはバブルが弾けて、ここ20~30年のことだと思います。景気が後退して日本企業が自信を失いつつあったところにアメリカ流の金融資本主義や合理性第一主義の考え方が入ってきた。 でもいま、そうしたアメリカ式の企業のあり方は限界を迎えていて、再び日本式の企業のあり方が注目されています。日本的な企業がもっていた公共性が再評価されて、本来あるべき形に企業が戻ろうとしているのではないでしょうか」

企業と生活者や地域との関わりも、目に見える費用対効果だけではなく、目に見えないけど顧客に支持される取り組みというのも大事だなと思える話でした。 そういう関係の企業の方が好きになりますよね。


・飲んだお酒をズボラに記録するサービス「飲みログ」
飲んだお酒を記録するサービス。日本酒やワインで過去何度もやりましたが、結局挫折してしまうので、その記録のハードルを下げる仕組みや習慣化を促す仕組みなどがあると良さそうだなと思いました。


・アークテリクス、世界初のカフェを併設した国内最大規模の旗艦店を大阪に出店
アークテリクスが世界初のカフェを併設した旗艦店をオープン。カフェ併設のブランド多いですよね、やはり買うだけではなくブランドの接点としてもっとハードル低いとこからでも接点を持ちたいという狙いなのでしょうか。


・トヨタとサマソニとストリートファイター6と。ハイエースを舞台に取り組む、Drive Your Teenage Dreams.という名の新しいチャレンジ。

トヨタも若者との接点を得るために、都市型音楽フェスのサマーソニックの中で訴求。ここでハイエースを訴求なのかというのも含め、面白い取り組みですね。


・インフルエンサーがセレクトしたファッションアイテムが手に入る大人気韓国発アパレルECプラットフォーム「nugu(ヌグ)」9月14日(木)ルミネエスト新宿に“日本第1号店”OPEN!

インフルエンサーがセレクトしたファッションアイテムが手に入る大人気韓国発アパレルECプラットフォーム「nugu(ヌグ)」。コスパがよく人と被らないということで人気らしいです。


・アダストリア、服から家まで 客とともにブランドも成長
顧客とともに成長しているブランドとして、顧客の年齢も上がっている中で服だけではなく生活領域にも展開をし、家具、マンション、戸建てへと広がっていくアダストリアさん。生活の中でどういうブランドでありたいかという視点で考えると従来の雑貨屋服だけでなく広がっていけるといいという話ですよね。トヨタさんの金融や住宅の会社ありますし、繰り返す流れですね。 


・「全国27万台の自販機の補充」職人技頼りは限界!ダイドー社長が100拠点行脚で実現したDX
ダイドーのDX。 自販機にIoT機能を搭載し、AIによってルート計画や補充セット本数を自動で最適化する仕組みも、順次導入。

身近な業務改善から始めたほうがDXは進む

という考えのものとの改善ですが、1年かけて全国約100拠点すべて回って社員に直接語りかけ、対話をしながら徐々に浸透させたり、お題目だけに終わらない社内アイデアの公募精度を始めたり、変わりたくない組織の中でどう変えてきたかという愚直な話があって参考になります。


・「state」をリリースしました|qanta
BASSDRUMの清水さんが作っているという新しいSNS。

  • 最新の投稿しか見えない。

  • フォローはできる。が、フォロワー数は表示されない。

  • Likeはできる。リツイートはできない。

ということで、

  • 炎上しない、牧歌的なソーシャルネットワーク

  • ヒエラルキーが全くないソーシャルネットワーク

  • 言論空間をつくれないソーシャルネットワーク

を目指しているそうで、どういう空間になっていくのか楽しみです。まだ招待制のようなので、オープン化されるのを待ちたいと思います。



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