XD編集部が気になったCX関連のニュースや記事 #91 (2024/3/8)

編集部より

XD編集部の川久保(@kawatake)です。

今週は、福岡県久留米市に本社を構えながら明治期から靴づくりを続ける「ムーンスター」の取材記事を公開しました。

学校の上履きなどで名前を聞いたことがある方もいるかと思いますが、厨房のコックシューズなど“業務用”の靴を手掛けてきた会社です。そのムーンスターが近年カジュアルシューズとしても新しいブランドを生み出しおしゃれな人々に受け入れられているということで、その背景のお話を伺ってきました。第一弾は、2020年春夏シーズンにスタートした「810s(エイトテンス)」。薬院にあるムーンスターの旗艦店「ALSO MOONSTAR」にて取材しました。

ムーンスターが好きな方がいらっしゃいましたら、ぜひ感想を教えて下さい。

最近の更新記事

靴づくり150年のノウハウをスニーカーへ注いだ「810s」はなぜ愛されるのか。 八分目というブランド名に込められた意味とは

最近のXD編集部が気になったニュース

最近の気になったニュースをお届けします。

・B印MARKET | ビームスの太鼓判。
ビームスが誇る偏愛人が商品を紹介する「個人商店」。バイヤーやディレクターの経験があったり、趣味への造詣が深い約20名が選ばれているそうです。商品はどこでも揃えることができる時代には網羅的な商品ラインナップだけではなく、偏愛によるセレクトは価値を持ちそうですよね。

https://www.beams.co.jp/special/bjirushi_market/kojin-shoten/


・デパ地下、地上へ「出稼ぎ」 阪急うめだ本店は移動販売 - 日本経済新聞
デパ地下が移動販売にて出張。これもECでものを揃えて売るということではなく、デパ地下のお店というセレクトがあったうえで人が販売するという価値。

「百貨店の編集力を生かしてエリアの特性や季節に合わせて商品を入れ替える。」そうです。関東でも広がりますかね。


・TableCheck FastPass 待たずに、確実に、人気店を楽しめる
店舗予約のTableCheckからファストパス機能。長蛇の列ができるラーメン店などを時間指定で有料で予約が取れるようにする仕組みだそう。

試しに銀座のラーメン屋さんを見てみたら500円で予約できるそうなので観光などで時間をムダにしたくない客にとっては良いですし、店としても新たな収益に繋がりよいですね。まだ採用している店が少ないですが、広まりそうな気がします。


・スニーカー、デコってアゲる 足元から放つ無二の個性 - 日本経済新聞
ラインストーンやビーズ、レースなど好みの材料でスニーカーをデコるという人やサービスが増えているそう。上履きをデコる文化なんていうのもあるんですね。SNSとの相性も良さそうです。


・西友、脱「ウォルマート」システム全面刷新の裏側
一時期、西友の店に商品が並んでいない・・といった投稿をXで見かけた気がしますが、ウォルマートからの離脱に伴いシステム自体も変えていたという事情があったのですね。切り替えは大変だったと思いますが、切り替え後に自由度高くなりどのような体験を目指しているのか、どう変わってくのかは楽しみですね。


・謎の家電量販・デンキチ 売上高60倍のヤマダに勝つ接客
謎の家電量販店、デンキチ。初めて聞きました。埼玉県にあるチェーンだそうで、メーカーからの販売員の派遣がない規模だったので、お客様のニーズを聞いて自由に提案できたというのがむしろ今の時代は強みにつながっているそうです。お客様がいま欲しいものを買ってもらうというだけではなく、1人のお客さまにいろいろな商品を販売できるということになっていると。欲しいものを買うだけだったらオンラインでいいですが、顕在化していない悩みを解決するためにどう人の価値を生み出すか、ですね。


・スーパー「ロピア」大躍進の秘密 売り場に実権 店長は名ばかり?
躍進している食品スーパー「ロピア」。その秘密は各売り場のチーフが個人商店として大きな裁量をもち工夫していることではないかという記事です。

ロピアではターゲットを「30~40代の夫婦に子ども2人の4人家族」と設定している。単身・高齢化が進む中で少数派の世帯像だ。関東営業本部長を務める水元仁志取締役は「お年寄りをターゲットとしたところには若い人は絶対来ないが、若い人が集まるところにはお年寄りも集まる」と狙いを説明する。

このターゲットの考え方面白いですね。「若い人が集まるところにはお年寄りも集まる」というのは全てに当てはまるわけではないと思いますが、なるほどなと思いました。


・ハウス食品、ロングヒットの裏にリサーチの力 調査次第で撤退辞さず
バーモントカレーの購入層の中で購入率が落ちていた「若年夫婦二人」層。彼らがなぜカレーを作らないか、何が問題なのかをリサーチして「長く煮込みたくない」「洗い物を楽に」「安心する味わいがほしい」というニーズを発見。そこに対応する固形よりも簡便に調理でき、洗い物が簡単になる商品を開発。

ただお客様に聞くのではなく仮説を持って調査することの重要さが語られています。

「マーケティングリサーチはリサーチ対象者に答えを委ねるものではない。特に食品メーカーの場合、消費者に何を食べたいか尋ねたとしても、突き詰めれば、おいしいもの、という回答しか得ることができない。仮説を持った上で対話しなければ、そこから深掘りしてインサイトを得ることはできない」


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