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飯田線秘境駅めぐり 2021/04/29-30

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飯田線の秘境駅(金野駅・中井侍駅・田本駅・為栗駅・小和田駅・千代駅)を2日かけてめぐりました。 小和田駅からは塩沢集落へ徒歩で往復しています。
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飯田線秘境駅めぐり① 出発〜金野駅

飯田線秘境駅めぐり① 出発〜金野駅

4月29-30日に飯田線の秘境駅めぐりに行ってきました。

秘境駅への実際の訪問は昨年10月の抜海駅以来ですが、秘境駅のみを目的にした旅ははじめてです。

東京は緊急事態宣言のさなかでしたが、

* 交通手段と宿が予約済みだったこと
* そもそも目的地が人のいない場所であること

から、やむなく決行としました。

飯田線愛知県の豊橋駅と長野県の辰野駅を結ぶ路線です。水窪駅〜天竜峡駅の静岡・長野の県

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飯田線秘境駅めぐり② 中井侍駅・田本駅

飯田線秘境駅めぐり② 中井侍駅・田本駅

こちらの記事の続きです。

中井侍駅金野駅から30分強電車に乗って、15:55に中井侍(なかいさむらい)駅にたどり着きました。

ここは断崖絶壁にある駅ですが、なんと駅と崖のあいだでお茶が栽培されています。知る人ぞ知る高級茶葉なんだとか。

駅に隣接する形で家屋が立っており、畑はこちらにお住まいのご夫婦が管理されているようです。

さて、この駅では滞在時間が20分ほどしかないので、駅の撮影を済ませ

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飯田線秘境駅めぐり③ 為栗駅〜飯田にて宿泊

飯田線秘境駅めぐり③ 為栗駅〜飯田にて宿泊

飯田線秘境駅めぐりの3本目の記事です。

為栗駅秘境駅訪問旅1日目の締めくくりとして、為栗(してぐり)駅に降り立ちました。秘境駅であるのと同時に難読駅としても有名な駅です。

時刻は17:18。晴れていれば天竜川に夕日が反射して綺麗だったんでしょうが、当日は小雨が降り続いており陽が差す気配はありませんでした。

駅に降りて電車を見送ると、向かい側の崖の上に家が2軒建っていました。片方は最近まで住ん

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飯田線秘境駅めぐり④ 飯田駅出発〜小和田駅到着

飯田線秘境駅めぐり④ 飯田駅出発〜小和田駅到着

さて2日目です。最初の記事と前回の記事はこちらから。

ぐっすり寝て、朝食しっかり食べて、体力は十分。

今日は小和田・千代の二駅を回ります。小和田では3時間滞在し、最寄の塩沢集落へアプローチします。

昨日は小雨のふる空模様でしたが、うって変わって良い天気です。1日早い五月晴れですね。

天竜峡駅飯田駅から出発し、まずは天竜峡に到着。小和田に行くためにはここで1時間ほど待たなくてはいけません。

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飯田線秘境駅めぐり⑤ 小和田駅〜塩沢集落(往路)

飯田線秘境駅めぐり⑤ 小和田駅〜塩沢集落(往路)

小和田駅の続きです。

最初の記事と前回の記事はこちらです。

塩沢集落へ小和田駅周辺を一通り見て回ったので、最寄の塩沢集落まで歩いてみます。

聞くところによると、徒歩50分。およそ1時間後に来る電車を見送ることにして、時間は3時間確保しています。

それでは出発。まずは、天竜川沿いを歩いていきます。

最初は大河を間近に感じられる、風光明媚な道です。昨日の雨の影響で川が濁っているのだけが残念。

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飯田線秘境駅めぐり⑥ 塩沢集落〜小和田駅(復路)

飯田線秘境駅めぐり⑥ 塩沢集落〜小和田駅(復路)

さて、小和田駅に戻ります。

最初の記事と前回の記事はこちらです。

吸血のち尻もちさて、下りです。塩沢集落から小和田駅に戻ります。

しかし、いきなり大きな問題にぶち当たります。

「往路」を読んでくださった方は、以下の点にお気づきになったでしょうか。

昨日の雨の影響で

道が全体的に苔むしていたり

最終盤の急坂は本当にきつかった

つまり、いきなり濡れた苔に覆われた急坂を下らないといけなか

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飯田線秘境駅めぐり⑦(終) 千代駅〜帰京

飯田線秘境駅めぐり⑦(終) 千代駅〜帰京

最後は千代駅に向かいます。

最初の記事と前回の記事はこちらです。

千代駅小和田駅から乗車し1時間、千代(ちよ)駅に到着です。

駅の周りには民家が一軒、線路の向こうにはその民家の方が管理している畑。それだけの駅です。

「ローカル線の静かな駅」という形容が似合います。

それでも昔は砂利の採取場として賑わっていたらしく、引き込み線にその跡が残ります。

天竜峡の手前ということで、山肌が削られて

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