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120%の世界...プロを目指すなら

自分にとって仕事とは?
社会に出る前に必ず自分に問うべき価値観の確認と整理です。
回答に正解はありません。
自分は何者なのかを確認するための問いですから。

◯ プロを目指すなら

もし、仕事の目的が「生活のため」だけではなく
「自分の成長」や「社会への貢献」にあると考えるのであれば...
「プロフェッショナルとして成長して行きたい」と思うならば...
最初に意識すべきことは「120%の力」で仕事をすることだと思います。

最初から「仕事の質...」などと頭の先っぽだけで考えた屁理屈をこねる前に、まずは圧倒的な量をこなし足腰を鍛えることにより、その中から本質的な仕事の質の高さが生まれます。

足腰の弱い人にきめ細かく質の高い手作業(サービス)はできません。それは見せかけの質にしか過ぎません。

成長できない人の特徴は、常に余力を残しながら70%の力で仕事をすることです。

余裕を残して仕事をしていると、例え結果が生まれたとしても、仕事に「慣れる」ことはありますが「成長」することはありません。
成長するということは「今以上の自分」を主体的に作り出すことですから、今以上の自分になるためには常に100%の力を出し切るストレッチ状態であることが大前提となるのです。
限界超えて120%の力を出し切ることにより、いつの間にかその120%が自分の限界になり成長するのです。 

◯ 慣れるな!成長を目指せ!

仕事は「慣れる」ことにより確かに効率が上がり成長したように見えます。
しかし、「慣れる」ことと「成長する」は本質的にまったく違うことをキチンと認識できない人は、自分が成長できないのと同時に人を育てることが出来ません。

「常に120%で仕事をする」
   → 成長する → 変化を好む → ワクワク、明るく元気
「100%以内で仕事をする」 
   → 慣れる  → 変化を嫌う → ヒヤヒヤ、不安と恐れ

仕事に慣れるということは、逆に言えば慣れた仕事が変化することを嫌う保守的な価値観に繋がります。
ですから、仕事量が80%、90%と限界に近づくたびに不安と恐れのなかでイライラしたり刺々しくなったり暗くなったり...とマイナスなオーラを放つようになります。

逆に常に限界を超えて成長している人は、80%、90%と限界に近づいても平常心でいられます。
そして、100%の限界を超えると逆に自分の可能性を広げているという自信と達成感にワクワクドキドキ元気とパワーが出始めます。
成長するということは変化するということに他ならないからです。

◯ プロを目育てる

組織のリーダーとして人を育て、プロフェッショナルとしてお客様に貢献するには、新人の頃に十分にこの120%の世界を体験して、変化することの意味を理解しておくことが大切です。

リーダーの役割は「部下に120%の仕事を与え続ける」ことです。
150%与えれば部下を潰すことになりかねません。
90%なら部下の成長は望めません。
注意深く部下の心や身体の状態を把握しながら120%の仕事量を調節しながら与え続けるのです。
それがプロを育てるリーダーの真の愛情なのだと思います。

そしてなによりも自分自身が、限界に近づいても常に平常心で落ち着いて浮き足立たず、限界を超えたらますます元気で明るくなるような上司にならなければ、誰が信頼して安心して付いてくるのでしょうか?

また、プロや経営者になった時には、自分が計算できる100%以下の部分は計画的に部下に業務を委譲し、自分は100%超の世界だけで戦う覚悟が必要です。
それが、部下を鍛え、組織を伸ばしていくための基本的な考え方なのだと思います。

120%の世界は経営者とプロフェッショナルの世界...
皆さんをお待ちしています。

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