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ベンチャー的経営...ベンチャー的な経営・人生とは

二年間続いたコロナ禍も少しずつ落ち着きつつあります。
これを機会にもう一度自社の存在意義とありたい姿を明確に描きコロナ後の新しい世界に向かって再スタートを切る時が来ていると思います。

 ○ 自己革新ツール

お客様の中期経営計画の作成をお手伝いする時には必ず...

「まず、自社は何を持ってお客様に貢献するのか?自社の存在意義は何かを再確認しましょう」
「そして一旦現状とは切り離して5年後の自社のあるべき姿。ありたい姿をイメージしましょう」
「経営環境の変化の中で“どうなるか”は分からないとしても“どうなりたいか”は明確にしましょう」

...とお話をさせていただきます。

つまり、中期計画の本当の価値とは...
現状とは切り離して自社の根っこから未来のビジョンを描き
そこから逆算して何ができるのか?
何が足りないのか?
どうすればよいのか?
を思考することにより今現在の自分を支配する価値観の枠から飛び出して新しい価値に気づく...
『自己革新ツール』なのです。

ありたい姿から逆算して現状を見るとその大きなギャップに愕然とします。
しかし、そのギャップこそが自社の「課題」であると同時に「価値」であり「可能性」なのです。課題を解決しその絶望的なギャップをいかに埋めるのかを模索する...
それが経営者に課された本当の戦いなのだと思います。

○ ベンチャー?中小企業?

「ベンチャーと中小企業は全く別モノである」
「今期の業績から来期を予測する生き延びることを目的とした組織が中小企業。ビジョンから逆算して来期の計画を作るビジョン実現型の組織がベンチャー企業」。
「ベンチャー企業は再来期売上30億円で株式公開するためには今期2億円の売上を来期は10億円にする必要がある。そのためには何と何をすればよいのか?」でスタートし、「中小企業は今期2億円だから来期は一割伸ばして2.2億、再来期は景気も回復するだろうから3億円を目指せたらいいな~」と計画する...

TNPパートナーズ社長:呉雅俊氏

ワタミ創業時に常務をされていて現在はベンチャーキャピタルの社長をされている呉さんから伺ったお話です。

「夢に日付を入れるとビジョンになる」

ワタミ創業者:渡邉美樹氏

ワタミ創業者の渡邉美樹氏の言葉てすが、夢が壮大であればミッションも壮大なものになる。壮大なミッションから逆算し日付を入れたビジョンは遥かに遠く深いギャップを抱えたモノになる。
でもそのギャップこそが課題であり価値であり可能性であるのならそのギャップの大きさが経営者の人生の大きさなのです。
経営とは生き様です。

○ ワークライフバランス

ワークライフバランスという言葉が嫌いです。
「自分の時間を仕事と家庭と趣味...
  とにどのようなバランスで分けるのか?」
与えられた時間を小分けにしてその中で自分の人生を考える...
なんともこじんまりしたチッポケな人生を思い浮かべてしまいます。

現状から計算して未来を決める中小企業的な生き方のような気がします。
できたら、仕事100%、家庭も100%、趣味も100%...
死ぬときに「自分は350%の人生だった、楽しかったけれどもっと頑張れたかな」と笑えるような生き方をしたいな~と思います。

一番少ない年で年間休日5日、創業の10年間だけで6万時間働きました。
子供たちとは年間21日間キャンプに行き、家内と18年間毎週末の田舎暮らしを楽しみました。パタゴニアやタスマニアを歩き、ヒマラヤ、アンデス、ロシア、ヨーロッパと登山に出かけエベレストにも登る機会を得ました。
仕事も人生も、夢を描き、可能性信じて、死の訪れる日までの逆算でベンチャー的人生を送りたいと心から思います。

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