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エクスメディオが「医師向けのSNSプラットフォーム」を始めたんだって

本記事に足を運んでいただき、ありがとうございます。
本記事では1記事目に書いたエクスメディオ創業のきっかけの続きとなる記事です。

メインの内容は、現在の医師向けプラットフォームである「ヒポクラ」ができるまでの背景やきっかけを書いております。

前回の記事の続きとなりますので、まだチェックしていない方はこちらよりどうぞ。

【精神科医との出会い】

今泉がアメリカで研究していたのは自動運転技術のサポートシステム。

当時は自動運転技術が進んでくるという未来予想図が描かれたいこともあり、時代の流れには即していました。

一方で

「今研究しているものが消費者の手に渡り、人の役に立つのは10年以上先だなあ・・」

という気持ちも同時に感じていました。

そんな時、知り合いのホームパーティを通じて現役医師「物部真一郎」にであったことが彼の運命を大きく変えるのでした。

ホームパーティということもあり、気を許したメンバーとの飲み会。今泉が泥酔状態の中で物部からかけられたこの言葉。

「あのさ、世界の健康寿命を伸ばすような事業やらない?」

酒に飲まれてぼーっとしていた今泉はその言葉を聞いて酔いがさめるくらいの衝撃を受けたのです。

(実際はそのあと酔っぱらってすぐに寝たらしい。笑)

現職では今すぐ誰かの役に立つことはできない。

でも、本当にこのまま働いていていいのだろうか。

今やっている研究は、本当に自分がやりたい研究なのだろうか・・?

そう思っていた矢先の出来事でした。

ましてや、医療の分野です。自らの胃がんの経験がちょうど重なりました。

自分は胃がんを経験している。一度死をみた。

まさか自分が死ぬかもしれないなんて、そんな境遇に出くわすなんて思わなかった。

奇跡的に切除できて、いまほとんど不自由なく日常生活を送れている。

でも…
いつまた再発して死に直面するかもわからない。

物部と一緒に、医療という分野で事業を起こせたら、すぐに人の役に立てるかもしれない!
世界の健康寿命だなんて、そんなワクワクすることはない!

こうして二人は、エクスメディオの創業を決意し、ヒポクラを誕生させたのです。

【ヒポクラの誕生】

今泉に声をかけた物部は、現役の精神科医として臨床課題を解決する何かを探しにアメリカでMBA取得に励んでいました。

物部が臨床現場で感じていた課題は、非専門領域の診断・治療についてでした。

当時、今泉は研究所にて「Deep Learning」を学んでいました。

Deep Learningを取り入れることで、従来の画像認識技術とは一線を画すような精度で画像をチェックすることができるようになり、自身が学んでいることを生かせそうだと、最初の一歩は画像データを取集しやすい「皮膚」の分野に参入することに決定。

そして、さまざまな皮膚疾患の状態を機械学習させていくことで、自動で診断できる仕組みを作れたら面白い、皮膚は医療現場でもニーズが高いということで皮膚領域での開発をスタート。

皮膚を切り口にサービスを開始し、そこから他のサービスにも応用していこうという考えでした。

また、物部は精神科医ではあったものの、専門領域外である皮膚疾患を主訴とした患者さんを診ることも多く、「専門外の領域で確定診断をつけることが難しい」ことに悩んでいたことから、

臨床医同士が遠隔でつながれる場所が必要なのではないかと、遠隔で専門医に相談できるようなプラットフォームを今泉と共に開発。

そして出来上がったサービスが「ヒフミルくん」というサービスです。

物部の実体験から生まれた「非専門医が皮膚科専門医に遠隔で相談できる診断支援」プラットフォームです。

当時、ヒフミルのようなサービスは他にあまり例を見なかったので注目されました。

ヒフミル開発後、皮膚科での開発をきっかけに多角的に展開。

半年後に、今度は眼科領域で専門医と非専門医をつなぐ「メミルちゃん」というサービスを開発しました。

そして現在、物部の実体験があるように医師がどこにいても、気軽に他科の知見を共有できる場「ヒポクラ」というサービスに派生していったのです。

ヒポクラは医師のみが登録できる医師向けプラットフォームで、全国どこにいても自分の考えや診療での不安や疑問をTwitterのように気軽に投稿することができます。

医師同士が繋がれるという特性を利用したプラットフォームであるヒポクラを応用して他のサービスも展開。

皮膚領域(ヒフミルくん)眼科領域(メミルちゃん)に続き、心不全(ハトミルさん)呼吸器(肺ミル)の専門家へ診断・治療のアドバイスを受けることのできるサービスをリリース。


2021年4月には、武田薬品工業株式会社様との共同開発した遺伝性血管性浮腫(HAE)という希少疾患でも専門医へ診断のアドバイスを受けることができるサービスを開始しました。

エクスメディオ創業当時に思い描いていた、自分たちの過去の実体験を踏まえたサービスを展開できないか、という目標が少しずつ実現に近づいています。

最終的な理想としては、日本だけでなく世界中の医師が「ヒポクラ×マイナビ」上で臨床の不安や疑問を気軽に共有でき、その解や学びが得られる医師にとってのスタンダードなプラットフォームになること。

そして、その先に弊社ミッションである「テクノロジーの力で世界の健康寿命を5年延ばす」を達成することが目標です。

純粋な臨床上での不安や疑問を解決するサービスと位置付け、最終的に「医師に愛されるプラットフォーム」というのが弊社ヒポクラの理想の形でございます。

以上が、弊社医師向けプラットフォーム「ヒポクラ」が生まれた背景です。

【最後に】

このように、弊社は何よりも臨床ファースト、医師の臨床上の不安や疑問に応えることを目指しています。

現在、医師同士が登録できるメディアやプラットフォームは他にもありますが、弊社のヒポクラは投稿やクリックに対してインセンティブを設けていないのが特徴となります。

インセンティブでの誘導がないからこそ、医師は「ヒポクラ」を自発的に活用され、臨床上に関しての自然な情報探索がなされていると考えています。

インセンティブに頼らない、医師の自然で自発的な臨床に関する行動ログは、製薬会社のDX推進やオムニチャネル化に欠かせないデータになるのではないでしょうか。

エクスメディオは現社長の今泉が胃がんを患ったことをきっかけに

「医療」という業界に参入し、そこで今泉の研究分野であった「ビッグデータ/IoT/AI」を掛け合わせ事業を展開していきます。

医療×AIの中で内に秘める想いが1番熱い会社として、今後も読者の皆様と一緒に成長できれば嬉しいです!

最後になりますが、本記事をご一読いただきましてありがとうございました。
弊社サービスへのお問い合わせ、ご質問に関しましては以下お問い合わせへのメッセージをお願いできればと思います。

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