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前の職場に戻ってから。
前の職場に戻ってから3ヶ月が経とうとしています。
戻って感じたのは、よくなっている部分もあり、悪くなっている部分もあり、プラマイゼロということでした。
看護師さんは割と入れ替わっていましたが、往年の方々はそのままおられ、あまり違和感なく、戻ることができました。
戻った初日。色々な方に声をかけられました。
「なんでこんなところに帰ってきたの?」
「戻ってきてくれると信じてました。」
「ここを変えていってください。」
なんで帰ってきたのか聞かれた時には正直に給料のことを話しました。
クセの強い病院ではありますが、私の職種は給料は県下でもいい方。まずは生活の立て直しをしないといけないことを話しました。
戻ってから初の給料を確認すると、一安心。生活再建の計画を立てれそうです。
そんな時、年度末となり、職能団体の研修の打ち上げ会がありました。
隣に座った方と話が盛り上がりましたが、とても感化されるものがありました。その方は20年以上のベテランの方ですが、お話を聞いていると、その方は役職こそ課長級であるものの、動きは副院長級の動きをしていました。お話の中で、一番心に刺さったのは「私たちの専門職の価値を病院経営に反映させることで、患者中心の医療を組織に根付かせ、患者に届けることができる。そう働きかけていくことで、専門職としての組織の中での地位も上がっていく。」という言葉でした。
その言葉を聞いた時に、今の職場に戻ってきた意味を見出した気がしました。戻ってきた職場は、理事長がワンマンでやってきた分、組織としては未熟な点がいくつもあります。逆に捉えると、改善の余地はいくらでもあるということです。実際に、私が4年目でカンファレンスを作れたことがそのことを表していると思います。
また別のベテランの方から言われたのは、「逆境と思われること、困難と思われる時にこそ、改革のチャンスがある。それを楽しめるかどうか。気づけば周りに同志が増えているから。」と。
この2人の話を聞いた時に、「今の病院を変革することができる可能性にワクワクしている」自分に気づきました。
愚痴しか出ないと思っていた職場も、自分の心次第で、楽しい職場にもなれば、苦しい職場にもなるものです。
まあ、変革への挑戦をする分、苦労も絶えないのですが、おそらく私にはそちらの方が向いているのでしょう。
蓮の如く、泥水の中をもがきながら、いつか綺麗な花を咲かせれるように。
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