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太陽系旅行 ちょっといってきます!#1 水星

こんにちは。今日から「太陽系旅行」と題して、太陽系8つの惑星を紹介していく。今日の目的地は「水星」。それではリフトオフ!

水星のキーワード 太陽から最も近い!!!

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①水星の場所

 水星は太陽系の最も内側にあり、太陽に最も近い惑星である。

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図では左から二番目Mercuryがそうだ。太陽からは5790万㎞離れている。

②水星の特徴

A 水星は昼と夜の寒暖差が非常にある。これは大気がないからだ。大気は昼間地表を暖めてくれた熱を宇宙空間へ放出するのを防ぐ働きがある。だから、地球は大気があるので、夜になっても急激に温度が下がらない。

しかし大気がない場合、夜になったとたんに熱が宇宙空間へ放出されてしまう。水星では昼間約430度、夜約-180度だ。

B これまで水星に探査に行った探査機は2機しかいない。「マリナー10号」と「メッセンジャー」だ。太陽に近く長時間観測ができないのが理由である。どちらも役割を終了し、「メッセンジャー」は水星の地表で眠っている。

C 水星には磁場がある。理由は明らかにされていないが、「ダイナモ効果」という理論が有力のようだ。ダイナモ効果とは、惑星の内部にある液体(マントル)が動くことによって非常に大きな磁場を発生させるという理論だ。下の写真は水星の磁気を表している。

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③水星の地形

水星にはクレーターが非常に多い。これは、太陽系が誕生したときにごく初期の惑星(微惑星)が衝突したあとだ。これらクレーターの名称には世界中の芸術家の名前が使わている。日本では、井原西鶴や松尾芭蕉。加えて狩野永徳や世阿弥も。海外では、ブラームス、シェイクスピア、トルストイなど。

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↑バショウクレーター

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↑世阿弥クレーター

次に下の写真は水星で最も大きいクレーター(衝突地形)、カロリス盆地だ。

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分かりにくいかもしれないが、うっすらと円が見えているだろう。この盆地は直径が1500㎞と水星の表面の約3分の1を占める大きさなのだ。この盆地の裏側には、カロリス盆地が作られた時の衝撃波が伝わり、変化した地形もある。

最後にNASAのページでみつけ、「Mickey mouse」と紹介されていたクレーターの写真で水星ともお別れしよう。

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最後までお読みいただきありがとうございます。

※画像はNASAより

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