机の上を、

みなさんは机の上は片付ける派ですか?じゃない方ですか?

僕は、何かを始めると机にどんどん置いてくタイプなので一時的にすごい事になります。

ただ、たとえば今はパソコンでこの記事を書いているので、そんな時は、

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こんな感じで片付いています。

ちなみにこの机は以前にも紹介した

こちらのスタンディングデスクです。幅が88㎝あるので、パソコン二台分くらいは置けます。この机は任意で高さを変えられるので、体の疲れや集中力に合わせて立ったり座ったりを繰り返して使っています。これがあると驚くくらい僕は集中できるのです。足元にはこれも以前紹介した

青竹踏みがあります。分からない人は記事を読んでね。

そういう環境の中で、紹介する本や辞書を傍らに置きながら、思いついた事を紙に書きなぐり、頭の中で構成を考えながら文章を推敲していくので、そこから調べ物が始まるとその辺にどんどん本を置き始めます。

勉強法や読書法みたいな本も好きなのでよく読みますが、その中で共通するのは、

マルチタスクはできない

人間はマルチタスクはできないという事です。

女性は男性と脳の構造が違うので(確か脳梁が太いとか?)、いろんな事を同時に処理するのが得意らしいのですが、僕のメモリは一世代か二世代くらい古く、CPUもどんどん退化している気がします。

だから何かメモを取らない事にはうまく対処できないのです。

たとえば本を読んで何かを思いついたら本を閉じてスマホにメモ。

歩いていて何か思いついたら立ち止まってメモ。

しばらく考え事をすると抜け出せない時もあるので、仕事中はなるべく仕事の事だけを考えています(そりゃそうだ。てか、なるべくなのか?)

で、時々メモを見返したり過去の記事を修正して、そこから想起しながらまた何かを書く事になります。

考えながら文章を書く

考えながら文章を書いていると、自分ではそうは思えないくらい集中しているので、時計の針がどんどん進みます。言葉をこねくり回す作業が異常に好きなので、文章の長さにもよりますが、最低一時間くらいはああでもないこうでもないと粘土いじりのように没頭しています(←読み返しながらこの文章もやっぱり一時間を超えました)

僕は考え事をする時も何かを書く時もできるだけ一つの事を考えて、拡散する思考を束ねようという意識があるので、次第に一つのテーマにつなげていく傾向があります。

話している時もそうなので、脱線しながら元に戻してオチをつけようとするのが関西人の悲しい性かもしれません。

ところでもう一つ本から学んだことを書くと(ホラ、まとめ出した)

途中で止める

何かをやりかけてもうまくノラない時は途中で止めるという事です。

ただ僕は基本的にキリがいいとこまで終えないと終われない性格なので、終点が来るまでずっと作業をしてしまうところがあります。だから文章に費やす時間が長くなるんですね。

ただこれが仕事の場合は、やるべき事をメモや手帳に書いて、優先順位を決めていく方なので、常に三つくらいの作業の中で消化しながら、一つずつ補充していく事でメモリ不足を何とか補っています。

だから周りから見ると、やたら手帳に書いて開いては見てるという印象になると思います。その分、取りこぼしは無いと思いますが。ただふいに入る4つ目や5つ目がメモを取れない状態だとかなり焦りますし、ちょっと先の作業となるとなかなか覚えることができないので、メールや手帳に予約を入れておかないと不安になります。

僕の周りの人は(というか大抵の人は)あまりメモを取らないでこなせてしまう人が多いので、自分が平均より著しく記憶力が薄いのは自覚しています。メモしていない事だとほとんど覚えていないので、過去の事例とかを持ち出されると自分でもびっくりするくらい忘れてしまいます。

ただ不思議な事に英単語とか本の内容だったら結構覚えているんですよね。もちろん興味を持ったモノに限られますが。

僕のやり方は、ある意味でマルチタスクで、途中で作業を中断しながら、どんどん優先順位を変えてそれぞれの作業を少しずつこなしているのかもしれません。少なくとも接客業はお客様の都合でどんどん優先事項が変わりますし、何かトラブルがあればあっという間に時間を持っていかれます。

あるいは誰かの作業を引き継がれる事も日常茶飯事。早番で上がる時や休みの日もあるので、全てを自分でこなす事はできません。その際、なるべくシンプルに引き継げるように考える必要もあります。

途中で止めるという事は続きがあるという事

重い荷物を動かすなら目的地まで運べる方が、途中から押し直すよりいいに決まっています。しかしその目的地が遠い時は、次に押し始める時に楽になるような工夫をしておくと、作業が始めやすい。

つまりそういう事なんだと思います。目的地が遠ければ遠いほど長く続けるには休憩が必要です。問題はその休憩が続きを始めやすい所にあるかどうか。

たとえば作家の森博嗣さんは、執筆時間を予め決めておき、時間が来たら文章の途中でもやめるそうです。

DaiGoさんも読みかけの本を机の上に開いたままにして、次に読む時に余計な意志力を必要としないようにされるそうです。

たとえば、本を片づける→本棚に戻すという行為は、再度読み始める時には逆の行為を同じだけしないといけません。その時は多少なりとも「面倒くさいなぁ」という気持ちが働くわけです。でも本が開いたままならその続きから読むだけです。

机の上に開いた本があれば、ちょっとした時間にでも読んでみようかなという気になります。

この時、複数の本を開けているとマルチタスクになるので良くないように思えますが、読書法でよく見かけるのは併読です。

併読のススメ

小説の場合は同じ本を読み続ける方が登場人物を覚えたり、設定が混乱しなくていいように思いますが、普通の本の場合はむしろいろんな本を読む事で知識や情報が結びつき、そこから発酵したアイデアが生まれます。何かの本で難しい事でも別の本で分かりやすく言い換えられてる事はよくある話。

という事は(まとめていきますよ)、いろんな本を読みかけては置き、読む時は集中してその本の中で深く考えるというシングルタスクに近い行為をしている僕は、頭の中を毎回キレイに片付けながら、マインドマップのように吹き出しがたまっていく事で整理と一時停止を実践しているのかもしれません。

長くなりましたので、また続きが書けるように今日はここまでで置いておきますね。では!


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