自分の中で書きかわったコトバ。
こうしてパソコンで文章を書いていると、いつしか自分の中のコトバが上書きされていることに気づきました。
代表的なコトバで言うと「気づき」と「深掘り」ですね。これらの言葉はすでに存在していたのですが、使われ方が変わってコトバが言葉として新たに定着されたように思います。
「ヤバイ」という言葉の変遷に近いような。
今でもwordで文章を作ると「れる」「られる」に訂正の指摘が入りますが、全然違和感がないので、全然いいというか、てか、激オコ、みたいなゲロゲロって感じで、JK的にはどーでもいいナイトプールです(使い方が間違っている気がする。ちなみにJKは邪険にされるおじさんと言う意味です)
このように文章というのはどんどん変わっていくものなのですね(遠い目)
「気づき」は、勉強になったとか、ハッとしましたなどでもいいのでしょうが、なんとなく伝わりやすいから使うようになりました。
「深掘り」はタトゥーのことではもちろんな・く、考察しますよという意味ですが、ミスタードリラー的な
イメージがなんか面白いなぁと思います。
昔、「今風」というワードがあって、たとえば「今風サングラス」とか流行ってますという意味の冠に使われていて、常に流行りの波に乗っていけるビート板みたいな便利ワードで生き残るんじゃないかと思っていましたが、最近はさっぱり見なくなりましたね。
「ナウい」や「エモい」のようなものでしょうか。
「りょ」とか「秒で」というのも賞味期限が切れているような気がして、いわゆる若者コトバというのは、年相応の使い方をしないとぴえんになってしまいます。
便利な言葉というのはケモノ道です。
僕の家の近くにある駐車場のフェンスがもう何十年も破れたままなのですが、一向に修繕される様子はありません。
それはなぜかと言えば、その破れた箇所から入り口とは反対の路面に出るのに便利だから、みんなそこを抜け道として利用するせいなんですね。
まぁ、そこに人が通れるくらいの入り口を作ればいいのかもしれませんが、費用面で躊躇しているうちに、ケモノ道が出来あがってそのままにしているのだと推察します。
流行り言葉も同じで、便利だと使っているうちにいつしかその言葉自体が上書きされ、使い方や意味が変容していくのでしょう。
正しい日本語というよりも、美しい日本語を使うように心がけると誤読されにくいですし、人柄がうかがえて素敵だなと思います。
僕は本を読んでいて、気になる言葉があるとスマホメモに溜めているのですが、素敵な言葉には深遠な思想があるように思えて、言葉の持つ揺るぎない響きに感銘を受けたりします。
noteもたくさんの人が言葉を紡いでいます。
言葉の音色は奏でる人によって変わります。
そんな素敵なコトバに胸キュンする毎日が楽しいです。
P.S.おじさんでも胸キュンくらい使うんだよ。壁ドンしたらセクハラだけどね。
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