テーマ別で論語を学んでいく第五弾。気になる方は初回の記事にリンクを集めているので読んで頂けると嬉しい。
今回も野中根太郎さんの訳本を基に紹介していこう。
人の能力と性質を見抜く方法
たとえば、とても礼儀正しい人が職場にいるとする。(視る)
でも、よく見ていると権力のある人には愛想よく、部下には冷淡な態度を取っている。(観る)
ということは、自分の利益になる人にだけ礼儀正しいのではないだろうか?(察する)
これが「視・観・察」だ。
渋沢栄一さんは門戸開放主義をとっていて、可能な限りどんな人とでも偏見を持たず面会したそうだ。その際にこの三段階の人物観察法を採用した。
人の性格、性質は過ちの仕方でわかる
人の評価を気にせず励め
後半の文章に僕はガツンとやられた。自分が評価されることばかり考えて、人を偏見で判断していないだろうか。評価しない人が悪いと考える前に何か改善するところがあるのではないか。
自分の実力をつけることだけに集中せよ
人の目を気にせず、自分の力のなさを反省する
自分に厳しく他人に優しく
最後まで読んで頂いてありがとうございました。気になるところがあれば、ぜひ実際に手に取って読んでみてくださいね。