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生成AIによる業務支援により、売上向上の貢献度を計測【活動報告書02】ChatGPTを活用して記事作成

前回の【活動報告01】では、
 ・生成AIの動向や行政の動き
 ・生成AIの学習教材
について触れました。

ChatGPTに関しては、利用方法のアウトラインを理解したところで、早速業務に活用してみることとします。


1.記事作成業務受注

Δ写真1.業務受注

クラウドソーシングにおいて、記事リライト業務を受注しました。
早速、ChatGPTを活用して、業務を行うことにします。

1-1.受注業務内容

業界は伏せますが、既存の記事に、2,000文字~3,000文字を追加する業務内容です。
既存記事は、どの業界でも通用するような内容です。
クライアントは、もっと所属する業界に特化した記事内容の作成を求めてきました。

1-2.業務期間・受注量

業務期間・受注量は、
 ・6月下旬の1週間:5記事のリライト(計12,000文字)
 ・7月初旬の1週間:5記事のリライト(計12,000文字)
です。

2.ChatGPTにて受注業務実施

Δ図1.ChatGPT操作画面

早速、仕様書などを確認して作業を始めることにしました。

クライアントは、業界に特化した営業マンの参考となる
 ・文書作成の方法
 ・情報収集源
 ・顧客との会話の具体的な進め方
 ・顧客の潜在意識の発掘
 ・顧客へのプレゼン方法
などを求めてきています。

ChatGPTに対するプロンプト(指示内容)が、非常に重要になります。
幸にして、ChatGPTは、専門的になればなるほど威力を発揮するツールです。
事細かなプロンプトにより、クライアントの意図する記事作成ができます。

しかし、平気で嘘もつきますので、その修正は必須となります。
感覚として、作成する記事の約8割は使えると感じました。

使う側の姿勢として、ChatGPTにより作成する記事は、約2割は間違いであるという認識を基にして利用すれば、無難であると感じます。

3.ChatGPT利用有無の比較

Δ写真2.ChatGPT利用有無の比較

実際に、ChatGPTを
 ・利用しないで記事作成した場合
 ・利用して記事作成した場合
とを比較してみます。

筆者の平均的な記事作成量は、800文字/時と遅い方です。
それを上回る結果が出れば、下書きとして十分に活用できることになります。

3-1.6月下旬の業務比較

6月下旬の業務を、ChatGPT利用有無で比較しますと、下表の通りです。

ΔChatGPT利用有無による作業時間の違い(6月下旬)

3-2.7月初旬の業務比較

7月上旬の業務を、ChatGPT利用有無で比較しますと、下表の通りです。

ΔChatGPT利用有無による作業時間の違い(7月上旬)

3-3.業務考察

6月下旬の業務においては、ChatGPTを利用し始めたということもあり、まだ慣れないせいで時間が余計にかかっています。
しかし、3~4記事とこなしていくうちに、的確なプロンプトを出せるようになり、作業時間は徐々に短縮しています。

6月の時点で、通常12,000文字の記事作成に14.9時間要するところ、ChatGPT利用で13.5時間に短縮できました。
これは、890文字/時へと効率アップしました。

また、7月の時点で、通常12,000文字の記事作成に14.9時間要するところ、ChatGPT利用で12.5時間に短縮できました。
これは、960文字/時へと効率アップしました。

これは、想定していた以上の結果となりました。

要因として考えられるのは、検索時間の大幅な短縮です。
通常、記事作成する際、Googleを利用して検索上位の記事を参考にします。
ChatGPTの場合、当然にしてGoogle検索上位記事を参考にして記事作成していると思われます。

その時間が浮くことにより、
 ・記事構成
 ・エビデンス(根拠)
 ・間違いチェック
などに時間を割くことができ、しかも全体の作業時間の短縮化を図れます。

4.今回の学習教材

今回の活動報告をするにあたり、学習した教材を掲載します。

4-1.note

4-2.Schoo

4-3.Webiner

5.まとめ

ChatGPTにより、記事作成を試みましたが、充分に活用できるという感触をもちました。
その後、作成した記事をクライアントに納品しましたが、2つの記事以外は手直しなく通りました。
2つの記事についても、ChatGPTを活用して手直しを行い、無事に納品できました。

今回の試みを通して、プロンプト次第で十分に通用する記事作成ができるということです。
つまり、利用する側の力量により、使えるか使えないかが決まります。

最初に書籍などを通して、ChatGPTの基礎知識を把握した上で利用し始めたことが、功を奏しました。

他の分野でも活用できそうなので、ChatGPTを大いに活用して、極めていきたいと考えます。

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7.筆者プロフィール

8.有限会社エクセイト研究所


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