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みなもすなるChatGPTというものを

ChatGPTが新バージョン(ChatGPT-4o)になったと聞き、そろそろちゃんと本格的に触ってみるかと思って、ついに課金をしてみました。なんと月額20ドル。ぎょえーー。

いや、AIと仕事の関係とかうんぬんを時々江草も偉そうに語ってるくせに、全然AI触ってないのもなんなので、みんなが普通に触るぐらいには触っておこうかなと。

あと、実際に江草が苦手とする図表作成とか(絶望的な美術的センスなのです)、文章の清書とか、そういうのが楽になったら生産性向上にいいかもしれないという、まっとうな(?)狙いもあります。(文末注)

以前もBing chatの画像生成で遊んでた回がありましたけれど、その延長線の試みといえばそうですね。

今回は課金したのでガチですよ。(元取りたい)

参考書としてはこちらを用意しております。

ネットで評判だったので、とりあえずしばらくこれに従って色々やってみようかなと。(とはいえ、この書籍ですらすでにバージョンアップで若干内容が古くなってるおそれがあるかもです。AI界隈の変化は早すぎて困る)

とはいえ、順を追って色々やるよりもまず、自分でおもいつくままに適当に使ってみるところからやりますか。新しいおもちゃを手に入れたら、説明書も読まずに適当にガチャガチャして遊ぶものでしょう(でしょ?)。


とりあえず、思いついたのは記事を要約してみてもらうこと。

Webブラウジング機能が使える(無料版にも開放されたみたいですが)のでURLを教えて要約してもらうことが可能と。


まずは江草のnoteで最大アクセス数のこの記事の要約をやってもらいましょう。

以下のURLの記事の内容を要約してください
https://note.com/exaray/n/nc7c3eeddf260

江草

この記事は、NHK紅白歌合戦のけん玉チャレンジで発生した失敗について分析し、典型的な事故発生要因を解説しています。特に注目すべきは、多くの目撃者がいるにもかかわらず、失敗が正しく認識されず、誤った成功判定が下された点です。これは、事故が発生するメカニズムとして、「誰も指摘しない」「違和感を言い出せない」ことの危険性を示しています。記事は、事故防止のためには構造的な問題を見直す必要があると結論付けています。

ChatGPT

……ぽい!

書いた本人なのに、ぶっちゃけ細かいことを忘れてしまってたのですが「確かにそういう話でしたわ」と納得の要約です。これがすぐに出力されてくるのに驚くとともになんだか怖い。


もういっちょ。アクセス数第二位の記事。(江草から要約を依頼するプロンプトは上と同様なので省略)

この記事では、御田寺圭著『ただしさに殺されないために』の書評を述べています。この本は、現代の倫理や社会問題についての「不快な思考実験」やケーススタディを通じて、「ただしさ」の概念を挑戦しています。著者は「正しさ」の矛盾を浮き彫りにし、読者に不快な現実を突きつけることで、物語の否定を試みています。しかし、具体的な解決策や強い主張はあまり見られず、批判的な意見も存在します。

ChatGPT

……ぽいぽいぽい!

執筆者自身がまとめようとしてもこんなにスッキリまとまらないと思うので、もはや悔しい。


勢いで第三位の記事も。

この記事では、筆者が医師として同僚の妊娠報告に直面した経験を通じて、社会の働き方の問題点を指摘しています。過酷な勤務環境の中で妊娠が歓迎されない状況に対する疑問を抱き、「妊娠を喜び合える社会」の実現が必要だと述べています。自身の育児休業取得を通じて、職場や社会の変化に感謝し、持続可能で人間らしい働き方の重要性を強調しています。

ChatGPT

ぐぬう。やりおる。

情報量が少なめのもともと短い記事(1000字)にもかかわらず、わりとポイントをついてまとめてくるのう。


ついでに、冒頭に挙げたNHKの記事も要約してもらっちゃいますか。

この記事では、最新の生成AI「GPT-4o」の進化について報告しています。GPT-4oは人の声のトーンや表情を認識し、感情を示すような応答が可能となりました。国内最大級の展示会では、AIのアバターや「お手伝いロボット」が注目され、自然な会話ができる点が評価されています。一方、AI依存のリスクや法規制の必要性も指摘され、適切なAIとの関わり方が求められています。

ChatGPT

さすが無難なまとめ。

確かに、ここまで無難なまとめがサクッと出力してもらえるなら、特にこだわらなくていい要約(Abstract)の作業の時はChatGPTでも構わないなあという気はしますね。


ここで、もしかして記事の英訳もサクッとしてくれるんだろうかと思って、さきほど要約してもらった中では短めなこの記事の英訳を頼んでみました。

https://note.com/exaray/n/ndabdfb8b6863
この記事を英訳してください

江草

Towards a Society That Celebrates Pregnancy

“Why would you get pregnant now?”

A colleague muttered under her breath when a female doctor announced her pregnancy. It was a difficult time for our radiology department, facing staff cuts amidst an already heavy workload. Pregnancy meant her workload would reduce, adding strain on the rest of us. Despite being good people, we were exhausted and frustrated.

Reflecting on this, I realized our work culture was flawed. Pregnancy should be celebrated, not resented. Years later, I took eight months of parental leave. My colleagues were supportive, marking a significant shift. We need a society that embraces and supports pregnancy for everyone’s benefit.

ChatGPT

冒頭で「おお、雰囲気でてるぞ!?」と思ったものの、全文英訳でなくって、なんかすぐにまとめに入っちゃってます。逐語訳ではない感じですね。

何回か追加で手を変え品を変え尋ねてみたのですが、一発で全文訳してもらうやり方はすぐには分からず。要研究ですな。(テキストファイルでアップロードするのが正統なのかもしれない)


……と、こうやって記事の要約やら何やらで遊んでるうちにすぐに時間が経ってしまったので、今日はこのへんで。

本命である図表作成のステップに全然いけてないし、GPT-4oの売りである音声会話も試せてないという段階ですが、あしからず。

とりあえずChatGPTに課金してはしゃいでましたよという報告でした。



もしかすると「生産性向上」と聞くと眉をひそめる方も多いかもしれないなあと思って補足。江草自身も普段の記事でわりかし世の「生産性向上」志向
に批判的な態度を示してますしね。

ただ、それは外部から強迫的に「生産性を上げろ」と圧力をかけられるのが問題なのであって(しかも往々にして本質からはずれた謎の数値目標が掲げられる)、自分自身で自発的に生産性を上げようとする行為は別というのが江草の立場です。

自分で好んであれこれ「こうしたら楽ちんなんじゃないだろうか」と工夫したり試したりすることに、意義はあるし、何より楽しいんですよね。子どもたちを見てても、いかにしてうまく目的を達成するかの試行錯誤に常に熱心だし楽しそうなので、創意工夫自体は人間の愛すべきさがかなあと思っています。

江草の発信を応援してくださる方、よろしければサポートをお願いします。なんなら江草以外の人に対してでもいいです。今後の社会は直接的な見返り抜きに個々の活動を支援するパトロン型投資が重要になる時代になると思っています。皆で活動をサポートし合う文化を築いていきましょう。