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④NAS導入しました.防災と仕事の効率化のために,データ管理を見直す.

はじめに

私は,フリーのエンジニアとして,様々なプログラミング,シミュレーション等を行っており,日々増えるデータに悩んでおり,防災の観点からもデータ管理を見直そうと決めました.今回,新たにNASを導入したので,それを報告します(4本目).
 前回の記事に,ウルトラ・マンコスモスさんからいただいたコメントを踏まえての内容になります.

ウルトラ・マンコスモス|note

これまでの流れ

現状のデータ管理と課題

これまで,私は70TB程度のデータを何個もの外付けHDDに保存して管理していました.しかし,データへアクセスする際にUSBケーブルや電源アダプタを取り換えするのが面倒でした.また,これらのデータのバックアップも同様に保存していたので,HDDの保管場所も増加の一途をたどっていました.さらに,防災の観点からも仕事場とデータの保管場所が同じ場所にあるのは好ましくありませんでした.

解決案

これらの問題を解決するための方法として考えたのが、以下の三つの案でした。

  1. HDD群ドライブ(USB)でPCに接続

  2. NAS(ネットワーク型ストレージ)

  3. クラウドストレージ

自宅は、比較的耐震性の強い建物で、また洪水氾濫や内水氾濫のリスクがかなり低い場所に住んでいることから、クラウドストレージは除外しました。さらに、若干ではありますが、購入費用が少ないHDD群ドライブを選ぼうと考えていました。そんなところに、記事③についてウルトラ・マンコスモスさんからコメントをいただき、NASにすることに決めました。

なお、自宅は、住宅密集地にあり、周囲には木造住宅が多いので火災のリスクはありますが、もうこれは運です。いざという時には、その時取り組んでいる仕事のデータとプログラムだけを集めたSSDを持って避難します。

また、被災リスクが比較的高い場所を拠点としている場合には、クラウドストレージにデータを保管するのが良いでしょう。データ容量無制限プランの場合、Dropboxがかなり安価でしたが、データの保管のためだけに外資にお金を払い続けるのは面白くないので、国内企業でDropboxに対応できるようなサービスが欲しいところです。

NAS(ネットワーク型HDD)を購入しました!

そんなことを踏まえて、NASキットと大容量HDDを購入しました!購入したNASキットは、QNAP製のTS-433です。HDDを4台搭載可能なベースモデルとのこと。まずは、これでいいかなと思いました。今後、もっとストレージ容量が必要になったら、HDDを10台くらい搭載可能なモデルを購入しようかと。

NASキット, TS-433, QNAP

中に入れるHDDは、安価で在庫のあった東芝製のNAS用HDD・16TBです(4台)。本当はデータ復旧サービスがついているSeagate製のHDDが欲しかったのですが、購入店舗では売り切れていました。

今、NASにひたすらデータを転送しているところです。

運用案(仕事時のデータ管理動向)

基本的に仕事では、その時々のデータをポータブルSSD(以下、PSSD)に保存しながら作業しています(これも増えてきたな〜)。週末に、PSSDからNASにデータをコピーします。これまでの経験から、万が一データが破損しても、1週間の作業であれば、気持ちを保つことができますし、先方へのお願いも可能です。昔、大学4年生の時に、卒研関連のデータを2週間分破損した時は絶望でしたね。そして、一通り仕事が終わったら、外付けHDD(USB接続)にバックアップし、PSSD内のデータを破棄します。また、仕事で使ったプログラムを、プログラムだけを集めたPSSDに追加します。上にも書きましたが、いざという時には、現在進行中の仕事のPSSDとプログラムのみを集めたPSSDを持って避難します。これで、過去のプログラムを参考にしながら、仕事を継続することができます。

とりあえず,今回でこのシリーズは終了となります.

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