🇺🇸下院委員会: アンソニー・ファウチ氏 公聴会証言 （2024年6月3日）

以下の文章は、個人的な試訳です！

「あなたは一言も信じられない」
ファウチ氏、懐疑的な議員との激しい対決でCOVID政策を擁護

2024年6月3日、「コロナウイルスのパンデミックに関する下院特別小委員会」の公聴会で、アンソニー・ファウチ氏は 「安全で効果的 」なCOVID-19
ワクチンを擁護したが、子供達へのマスク義務付けは科学的に支持されていない事を認めた。

公聴会ビデオ（下院Youtubeチャンネル）↓
https://www.youtube.com/live/nvQTXAgtA6s?si=VSeA-GH2ojJhtTxF

コロナウイルスのパンデミックに関する米下院特別小委員会の公聴会で、アンソニー・ファウチ氏は、数百万人の命を救ったとして、「安全で効果的 」なCOVID-19ワクチンを擁護した。

またファウチ氏は、政府のパンデミック政策をほぼ擁護、ワクチンの義務化によって 「多くの、多くの、多くの命が救われた 」と発言した。

彼は、ワクチン未接種者が米国で 「恐らく更に20万〜30万人の死亡原因になっている」と述べたが、「ワクチンの最初の反復には効果があったが、それは100％ではなく、高い効果ではなかった」と認めた。

しかし、臨床研究はマスク着用を決定的に裏付けるものではなく、学校ではマスク着用を義務付けているにも関わらず、子供達を対象としたそのような研究は行われていない事を認めた。

ロックダウンやマスク着用義務の実施期間についての質問に対しては、これらの措置の期間が適切か過剰かは「議論の余地がある」と述べた。

3日のファウチ氏の（公聴会での）口頭証言は、公聴会に先立って彼が提出した書面証言と、1月に行われた下院議員との2日間にわたる非公開面談の記録とほぼ同じものであった。

3日公聴会での口頭証言↓
https://oversight.house.gov/wp-content/uploads/2024/06/Fauci-Testimony.pdf

小委員会は1月8日と9日の2日間のインタビューの記録を公表↓
https://oversight.house.gov/wp-content/uploads/2024/05/Fauci-Part-1-Transcript.pdf

3日の公聴会では、ある激しい場面で、マージョリー・テイラー・グリーン下院議員（ジョージア州選出）が、小委員会はファウチに対して刑事告発を行うべきだと提案した。

「人道に対する罪で起訴するよう勧告すべきです」と彼女は言い、マスクを義務付けた結果、学齢児童を 「口封じ 」したとファウチを非難、彼と彼の 「取り巻き 」がビッグ・ファーマ（大手製薬会社）から資金援助を受けていることも非難した。
ファウチは 「免許を持つ資格はない 」とグリーンは発言した。

ロバート・ガルシア議員（民主党、カリフォルニア州選出）や他の民主党議員は、ファウチ氏に対する攻撃について頻繁に謝罪、国立アレルギー・感染症研究所（NIAID）所長として38年間在任した彼の功績に感謝した。

一方、共和党議員は、NIAIDの母体である国立衛生研究所（NIH）が2022年〜2023年の間に7億1,000万ドル以上のロイヤルティを受け取り、その内
6億9,000万ドル以上をNIAIDが受け取っている事を、日曜日の「ニューヨーク・ポスト」紙に掲載された「オープン・ザ・ブックス」による暴露で取り上げた。

ニューヨーク・ポスト↓

NIH scientists made $710M in royalties from drug makers — a fact they tried to hide

オープン・ザ・ブックス↓
https://www.openthebooks.com/substack-breaking-big-pharma-paid-690-million-to-faucis-agency-through-secret-third-party-royalties-during-pandemic-years/

オープン・ザ・ブック・ドットコム (OpenTheBooks.com) のCEO兼創設者のアダム・アンジェイエフスキー氏は、「Defender」誌に対し、「全ての印税支払い、何万もの印税支払いは、利益相反の可能性を表している」と述べ、NIHが支払いに関する詳細を公表しない事を指摘。

アンジェイエフスキー氏は言う。。
「NIAIDと国立がん研究所が歴史的にロイヤリティのトップである事は、直感的に理解出来る。
NIAIDと国立がん研究所は、それぞれ感染症のワクチンや治療法、がん撲滅の為の発明を担当している。
「注目すべきは、パンデミックの発生と時を同じくして、前年比の急激な伸びである。

公聴会の中で、ファウチ氏はロイヤルティによる金銭的利益を否定。
しかし、どの科学者がどの様な目的でその資金を受け取ったかに関しては
説明出来なかった。

また、ファウチ氏は、NIAIDが中国の武漢ウイルス研究所のエコヘルス・アライアンスを経由して、物議をかもした機能獲得研究に資金提供した事、そして、SARS-CoV-2の遺伝子操作に米国の税金が使われた事も否定。

昨年公表された流出メッセージによれば、ファウチ氏は機能獲得研究を知っており、COVID-19が研究室からの漏出によって発生した事を示す研究を抑制する様、主要なウイルス学者に圧力をかけ、その一方で、ウイルスの「人獣共通感染症」、即ち自然起源を支持する研究を支持したとの事である。
今日の証言で、ファウチ氏はこれらの疑惑を否定。

公聴会の冒頭の挨拶で、小委員会委員長のブラッド・ウェンストラップ下院議員（オハイオ州選出）は、科学と公衆衛生に対するファウチ氏の長年の貢献に感謝したが、COVID-19パンデミック時のファウチ氏の行動には批判的であった。

「我々はもっと正確であるべきであった。「正確で誤解を招かない言葉や表現を使うべきだった。特に自分達が知らなかっ事については正直に言うべきだった。」
政策決定はデータに基づいて行われるべきだが、そうでないものもあった。その結果、「抑圧的な義務 」に疑問を持つアメリカ人は 「いじめられ」、反対意見は......直ぐに 「反科学者 」とレッテルを貼られた。」

「ファウチ博士、あなたは米国がこれまで経験したことのない様な、最も侵略的な国内政策体制を目にしました。

意図的であろうと無かろうと、あなたは非常に権力を持つ様になり、一般市民があなたと異なる意見を持つ事が禁じられ、ソーシャル・メディアやレガシー・メディア（旧来のメディア: 新聞・雑誌やラジオ・テレビ等）で何度も何度も検閲されるようになった。
だからこそ、多くのアメリカ人が怒りを感じたのです。これは、根本的にアメリカ的ではないからです」とウェンストラップ委員長は付け加えた。

ウェンストラップ委員長は閉会の挨拶の中で、「義務化の様なことをしない事が重要だ 」と示唆した。

「ファウチは偽証した」
「Defender」誌の取材に応じた専門家達は、ファウチ氏の主張に疑問を呈した。

ラトガース大学の分子生物学者リチャード・エブライト博士は、しばしば機能獲得研究を批判しているが、The Defenderの取材に答えた。

「ファウチ氏は、2021年〜2022年にかけて行われた3回の米上院公聴会で偽証を行い、NIHが機能獲得研究に資金提供し、武漢でパンデミックに成り得る病原体の研究を強化した事を、承知の上で、故意に、そして厚かましくも事実と異なる形で否定した。」

「ファウチ氏は、米国下院特別小委員会の記録されたインタビューで再び偽証した。
彼は、政策の適用範囲について嘘をつき、政策の違反について嘘をつき、上院での偽証について嘘をついた。」

イリノイ大学のフランシス・ボイル教授（国際法）は、「ディフェンダー」誌に対し、「ファウチ氏は、既に議会で嘘をつき、偽証している。
彼は、既に起訴されているはずです。彼の言っている事は一言も信用出来ない」と述べた。

1989年の生物兵器テロ防止法を起草した生物兵器の専門家であるボイル氏は、ファウチ氏は 「中国の研究所のリークをずっと知っており、2019年9月の早い時期から隠蔽していた」 と述べた。

ファウチ氏は、 「それ以来ずっと、彼自身の犯罪性を隠蔽する為、COVID-19パンデミックとワクチン関連の全ての事について嘘をついてきた 」とボイル氏は述べた。

ファウチ氏は、社会的距離を置くルールは、「ただ、その考えが出て来た様なものだった」と。
１月に行われたファウチ氏の下院でのインタビュー記録から、COVID-19の
多くの制限が科学的根拠に基づいていない事が明らかになった。

学校を含む多くの公共スペースで制定された「6フィートの社会的距離のルール」についての質問に対し、ファウチ氏は、「ただ、その考えが出て来た様なものだった」と答え、「それに関する研究については承知していなかった。もし、その様な研究をした場合、とても困難なものになるであろう」と述べた。

同様に、マスクの有効性に関しても「矛盾した研究が沢山ある」とファウチ氏は認めた。
特に、児童に対するマスク着用を裏付ける研究を検討した覚えがあるかとの質問に、ファウチ氏は「あるかもしれない」と答えたが、「具体的には覚えていない」と答えた。

作家であり、ニューヨーク大学のメディア研究の教授、そしてプロパガンダに焦点を当てた研究と教育を行っており、また、2020年に学生達に、「マスク議論」について、両側（賛成派・反対派）の意見を検討する様に求めた事で非難を浴びたマーク・クリスピン・ミラー博士は、ディフェンダー誌記者に言った。。

「その昔、2020年初以前、ファウチ博士は、呼吸器ウイルスに対するバリアとしてのマスクの無意味さについて真実を語り、「60ミニッツ」の番組
で公けにそれを語った。

2020年3月: 「60ミニッツ」の番組↓

そして今、数年間その 「大嘘 」を吹聴してきた後、彼は再び矛盾している、或いは半分矛盾している。
「科学 」は 「ウイルス 」に対するマスク使用を裏付けていないとほぼ認めている。

ファウチ氏は、3日の公聴会で、ワクチン接種義務化を断固として擁護。
しかし、彼は1月の証言で、義務化がワクチン接種を躊躇わせる要因になっている可能性を認めた。

「私は、試合後、何かの出来事の後に何をすべきかの評価、つまり、事後評価をする為に、私達が本当にしなければならない事の一つは、国の精神（状態）を調べる事だと思います。

例えば、社会的な調査 、それは今現在の国の精神的な枠組みでワクチンを義務化する事が接種を望まない人達を増やしてしまうのか、そうで無いのか。
それは、私はわからない。
しかし、私達はそういった事も知る必要があると感じる。

またファウチ氏は、COVID-19のウィルス起源に関し、「実験室からの流出説は陰謀説では無い」と認めた。
「私は、常に様々な可能性に対して心を開いて来た」と、公聴会で述べた。

ニューヨーク・タイムズ紙は、マサチューセッツ工科大及びハーバード大学のブロード研究所の分子生物学者であり、また、「Viral: COVID-19の起源を探る」の共著者: アリーナ・チャン博士のエッセイを取り挙げ、「実験室での事故は、パンデミックがどの様に始まったかの最も穏当な（理にかなっている）説明である」と述べた。

エッセイ↓
「なぜ、パンデミックが研究室から始まったのか。5つの要点」

1月のインタビューでも、今日の証言でも、ファウチ氏は、米国立アレルギー感染病研究所（NIAID）が機能獲得研究、つまりウイルス操作をし、ヒトへの感染力を高める研究に資金提供していた事を断固として否定した。

また、3日の証言で、ファウチ氏は、元補佐官であったデビッド・モレンス氏と距離を置いた。

モレンス氏は、公文書請求を回避する能力と、情報法（情報公開法:FOIA: Freedom of Information Act）違反の可能性のある 「決定的証拠 」となりうるものを削除するつもりであると電子メールで誇っていた。

情報自由法（情報公開法）↓
米国において、如何なる人、個人、又は 法人も、その国籍に関わりなく、説明、又正当な理由無しに、如何なる主題に関するものであ っても、既存の、特定可能な、未出版の行政機関の記録公開を請求する推定権利を有するように することを目指すもの。

「それは間違っており、不適切であり、ポリシー違反である。」とファウチ氏は、モレンス氏の疑惑行動に関する知識 を否定した。

ミラー博士は、ファウチ氏の主張について、 「我々が確実に知っている唯一の事は、（ファウチ氏が言う）その一言一句を信じる事は出来ないという事であり、我々は甚大な危険を冒してその主張に耳を傾けたという事である」と述べた。

- INFO SOURCE - 
THE DEFENDER ( 03 June 2024 )
https://childrenshealthdefense.org/defender/fauci-defends-covid-policies-lawmakers-house-select-subcommittee-hearing/?utm_source=x&utm_medium=social&utm_campaign=defender&utm_id=20240603