小さな会社のためのニューリテール大全【失敗を未然に防ぐには】

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通販の失敗理由は何ですか？
という質問をよく聞きます。

店舗ビジネスに比べて、
手軽に始められることで人気のネット通販。

しかしながら、誰でも参入できる参入障壁が低いがゆえに
多くは、失敗するケースあります。

しかも、その多くが開業1年以内
に潰れてしまっているのが現状です。

なぜ、失敗してしまうのか？

実はネット通販の失敗要因は
大きく分けて3つしかありません。

１） 広告費をかけすぎている
２） 先に商品を作ってしまう
３） 価値が伝えられていない

ネット通販に限らず、
全てのビジネスで大きな成功を
手にすることは難しいものです。

しかし、仕組みのビジネスである通販ならば、
一度仕組みを築いてしまえば、
少ない労力で大きな成功を手に入れることができます。

先程の３つの原因を対策できたら、失敗のリスクが軽減
されます。

１）広告費をかけすぎている
広告宣伝費（販売促進費）の予算を立てる際は、
売上に対する広告宣伝費（販売促進費）の
割合の業界や業種の平均値が参考になります。

実際に最適な予算を組むには、
その割合をどのように活用すればよいのでしょうか？

広告宣伝費（販売促進費）を決める際は、
業界・業種ごとの割合をベンチマークとして、
自社の数字と比較して分析することが効果的です。

これにより、自社が広告宣伝費（販売促進費）
をかけすぎなのか、あるいは抑えているのかが
客観的に判断できます。

健康食品会社：10%
通販＆サービス業：15～20％
化粧品業界：15～20％

２）先に商品を作ってしまう
作った商品が売れるほど、甘くはありません。
なぜなら、製品の認知も少なく、会社としての信頼性も
低いので、広告費を掛けて獲得しないといけないのですが、
資金面も含めて多くを投資できない実情があります。

その場合は、先にユーザーを集めてから
ファンになってもらうことが大切です。

理由は、ファンと一緒に製品化を目指すことは
ユーザーが求めている商品になります。

その方がリピート性やその他の商品への購入
への定着性が高くなるからです。

この考え方は、プロセスエコノミーと
呼んでいます。

芸能人などのファンの推し活もまさにその行為です。

３）価値が伝えられていない
価値がしっかり顧客に伝わるとどうなるのか？
を理解しておくと、価値をどう伝えたら良いのかわかります。

強いブランドは、構築の過程で感動が存在しています。

様々な企業様のブランディングを
お手伝いする中で、強いブランドができあがる際には、
ブランド創りの過程において必ず感動があります。

どのプロジェクトにおいても、
ブランド価値について徹底的に議論します。

初期の議論の段階では、ブランドの
構成要素は見えてきても、

何を目指すブランドなのか？
は見えていません。

そこに、
・ブランドステートメント
・ブランドストーリー
・ロゴマーク
・ビジュアル

といった、誰もが瞬時に理解できる
「人格」が吹き込まれます。

人格の息吹が吹き込まれると
ブランドの姿が初めて
リアルに浮かび上がるのです。

この時、ブランドの方向性はこれだ！
これがやりたかったんだ！
という感動が生まれます。

強い共感を創ることができます。