100日ファン化計画の実践編(養育編)
100日ファン化計画のステップですが、
7番目のフェーズ6は「養育」です。
7番目のステップの養育とは、
顧客を生涯顧客に変えるプロセスです。
顧客をブランドの養育者にするには
絆、所属の喜びを生み出すことが大切です。
そのためには、優良顧客のTOP1%のファン
と個人的なレベルでつながる
ことです。
そのためには、
・上顧客への優遇プログラム
・ファンコミュニティ
・特別なイベントへの招待
などがあります。
具体的な事例ですが、
少し古いですが、今治タオルのイケウチオーガニック ファンミーティング
などがあります。
全国各地から熱狂的ファンが集まる工場見学ツアー
「今治オープンハウス」 ~工場が見学できるのは、
1年でこの日だけ!
織機体験ができる、大人の社会科見学を6月2日に開催~
2073 年(創業 120 周年)までに赤ちゃんが
食べても安全なタオル作りを目指す、
このような企画をして特別感を演出しています。
また、カード会社のアメックスでも
世界遺産 清水寺3500名貸し切りで
非公開の秋の文化財の特別公開などがある
ナイトビューイング
Only for Amexを2023年11月17日に開催がありました。
他にもシークレットセールなどの
ブランドの先行販売などもあります。
Patagoniaは、環境保護活動に積極的に
取り組んでいるアウトドアブランドも養育が凄いです。
同社は、顧客に商品を長く愛用してもらうために、
以下のような取り組みを行っています。
リペアサービス
破損した衣類を無料で修理するサービスを提供しています。
中古品販売
顧客から買い取った中古品を販売しています。
レンタルサービス
テントやウェアなどのアウトドア用品をレンタルしています。
これらの取り組みは、顧客に商品の価値を再認識させ、
ブランドへの愛着を高める効果があります。
それぞれの企業が企画を作るポイントは、
帰属意識が熱狂的なファンを作れるということを
前提に取り組みをされています。
帰属意識は、個人が特定のグループや
コミュニティに属すると感じることです。
人間は社会的な生き物であり、
他者との関係性や共通の興味を通じて自己同一性を形成します。
このプロセスは、スポーツチーム、音楽バンド、ブランド、
エンターテイメントの世界など、様々な分野で見られます。
まず、帰属意識が熱狂的なファンを生み出すメカニズムは、
個人がグループの一員であると感じることで、
そのグループの成功や失敗を自己の成功や失敗
として体験することにあります。
たとえば、スポーツチームのファンは、
チームが勝利したときには大きな喜びを感じ、
敗北したときには失望を共有します。
この共感は、ファン同士の結束を強化し、
グループに対する忠誠心を深めます。
次に、熱狂的なファンを作り出すには、
共通の価値観や目標を共有することも重要です。
ファンは、自分たちが支持するグループやアイドルが
表現する価値観やメッセージに共感し、
それを通じて自己表現の手段とすることがあります。
例えば、音楽バンドやアーティストが社会的な
メッセージや音楽を通じて発信することで、
ファンはそれに共感し、より強い結びつきを感じることがあります。
さらに、熱狂的なファンを生み出すためには、
排他的な体験や情報へのアクセスを提供することも効果的です。
限定版の商品、メンバー限定のイベント、
バックステージへのアクセスなどは、ファンに特別感や
独占感を提供し、帰属意識を強化します。