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独自の価値の見つけ方について、サービスや商品が同一化される傾向の中でよく言われることです。

セミナーや大学生に対してもこんな質問をよくします。

突然ですが、質問です。笑
あなたは、自社商品の独自の価値を語れますか?

学生なら、
あなたは、ここだけは誰にも負けない、と言うちょっとした自慢を語れますか?

よくあるあるですが、
ウチの会社にはナンバーワンもオンリーワンも存在しないよ!
ウチの商品やサービスを知って頂ければ良さがわかるのに?

学生なら、
そんな自慢はないですね!

しかしモノ余りの時代の今、お客さまから選ばれる理由のない企業は生き残れません。

また、インターネットでの検索や比較が当たり前になった現在では、同質化された商品やサービスでナンバーワンといっても通じなくなってしまいました。

ブランディングの第一歩は独自の価値を見つける事から始まります。

では、その独自の価値提供を見つけるためには、どうすれば良いのか分かりませんよね。

私もサラリーマン時代や学生時代は、そう思っていました。

今回は、学生や会社員にもわかるように順番に探してみましょう。

私の常識、世間の非常識
私が以前、勤めていた会社のある先輩がこんなことを言っていました。

ムトウ(※当時の社名)の常識世間の非常識。

ウチの商品やサービスは業界ではごく普通で特色はないんですと先輩社員達は言っていました。

何せ、特殊な訪販業界の話なので、新人の私にとってはすべてが新鮮で驚きの連続でした。

そして、最後にこれは、○○治療にも使える健康器具です。今の○○治療は対処療法で、この装置を使えば根本解決も可能という話を先輩から聞いたときに

えっー!それって、凄いって無知な私は思いました。

しかし、同時に世間にちゃんと伝えることができれば、とても大きな訪販ビジネスチャンスじゃないの?

しばらくすると薬機法や医療に関する内容は言ってはいけないことがわかったのですが、最初は驚きでした。

自分たちが長年やっている事で、社内では当たり前だと思っているのに、外から見るとすごく「価値」のある商品やサービスって、あなたの会社にもあります。

法律に抵触したことを述べることは、知識で解決できますが、まずは、その気づきが大切です。

特に中途や新人に質問すると驚きの回答を頂けそのヒントになるはずです。

弱点だと信じ込んでいるモノの中に独自の価値があることがあります。
その価値は見る人の心の中に生まれます。

絶対的な価値というモノはありません。見方が変われば、価値も変わります。

あなたの欠点や恥ずかしいと思っていることで、見方を変えれば実は長所だったという事はないでしょうか?

その価値を探していくと「そうだ!我が社は徹底的にこだわっている。」という結論に達することがあります。

価値を語るとき 「こだわり」という言葉は禁句です。それには、二つの理由があります。

理由その1.
誰もが言っている

こだわりの食材、こだわりの製法、こだわりの職人技、
などなど、既に「言葉が陳腐化している」ワードになります。

理由その2.
こだわると同質化する

同業他社(競合)ページを一度見比べてください。そうすると、

・原料にこだわりました
・製造過程にこだわりました
・技術にこだわりました
・この原料にこだわりました

どこのホームページを見ても 同じ事が書いていますよね?こだわればこだわるほどワードが同質化してしまいます。

「こだわり」という言葉を使いたくなったときには、そのこだわりを明確にイメージできる別の表現に置き換えられないか?

を常に考えてみてください。

ちなみに通販に多い
・厳選
・極上
・最高

も同じです。

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