あのコトラー先生のマーケティングを実践したポジショング戦略とは?!
ポジショニング戦略の発想で参考になる
事例があります。
しかも、成熟期の業界にはとても有効です。
あのコトラー先生、「コトラーのマーケティング見るだけ
ノート」(宝島社)によると、
体系化したマーケティング100年の歴史の中で、
マーケティング1.0からマーケティング4.0の
流れを解説されています。
特に、マーケティング2.0とマーケティング4.0
を比較すると違いがわかります。
結論
【ポジショニング】
マーケティング2.0のポジショングは2軸
マーケティング4.0のポジショングは違う意味付け
マーケティング2.0=マーケットイン=STP分析
※STP分析=
・Segmentation(セグメンテーション)
・Targeting(ターゲティング)
・Positioning(ポジショニング)
それぞれの頭文字を取って名付けられた分析手法
時代が進み、ニューノーマルな時代においては、
データに基づくユーザーエクスペリエンスが
今、まさに求められています。
コトラー先生が提唱している、
マーケティング4.0の概念でも
ユーザーエクスペリエンスが大切である旨が
詳しく書かれています。
マーケティング4.0=接続性時代のカスタマージャーニー=5A
※5A=認知・訴求・調査・行動・推奨
・A1(認知:AWARE)
・A2(訴求:APPEAL)
・A3(調査:ASK)
・A4(行動:ACT)
・A5(推奨:ADOVOCATE)
を表します。
お客様の声を真剣に聞き、ニーズの先にある体感を
提供することで顧客とのつながりを深めることができます。
マーケティング4.0を実践の事例の代表的なメーカーを
お伝えします。
オーストリアに本社をおく
清涼飲料水メーカーのレッドブルです。
F1等のTOPスポーツには必ず
スポンサーになっています。
伝統的なマーケティングを行っていません。
しかしながら、スポーツや音楽といった
イベント系のスポンサー投資に積極的です。
このような戦略の振り切りの中で
商品をPRしています。
従来のエナジードリンクは、疲労回復です。
一方、レッドブルは、飲むと強くなる・力を発揮する
という力強いイメージで勝負をしています。
レッドブルを単なる飲料ではなく
エキサイティングな体験・スリルや冒険そのもの
と定義しています。
オンラインとオフラインの境界線を越えた
イベント参加者を使ったPRを
行っていたことでも有名です。
2016年にレッドブルを通貨として
物々交換しながらヨーロッパを旅行する
「Red Bull Can You Make It?」の
キャンペーンは有名でした。
※レッドブルだけを通貨として
7日間でヨーロッパ横断できるか?
学生限定トラベル・アドベンチャー
「Red Bull Can You Make It? 2020」
参加者募集中
イベント参加者を一ファンから
ブランドアンバサダーに育ち、
顧客とつながるイベントでした。
顧客とつながることで見えてくることもあり、
さらにユーザーエクスペリエンスの点で
大成功を収めたキャンペーンです。
このように、疲労回復というポジショングではなく、
力を発揮するという新しい価値の意味付けになって
います。
世界的企業ですが、小さな会社のポジショングにも
ヒントが沢山詰まっています。
インターネットを活用して自分の商品・サービスを売りたい! でもなかなか売れずにモヤモヤしている問題を解決する アドバイスをしています。 https://www.youtube.com/channel/UCxrQWY0HlXqFcOfe02_uztg/videos