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Direct to Consumerのビジネスモデル

Direct to Consumer (D2C)について
少し追加で情報提供をさせて頂きます。

D2Cは、自ら企画・製造した商品を
どこの店舗にも介すことなく販売する
ビジネスモデルです。

同じような形態であるSPA(Speciality store retailer of Private label Apparel)と
の相違点は、ECサイト上で販売していることになります。

中間業者を極力省くことで工場から店舗までの
シンプルなサプライチェーンを実現したのがSPAです。

しかし、D2Cはこれをベースにしたうえで、
さらに店舗運営にかかる費用を削減しています。

その結果、質の高い商品を更に
リーズナブルな値段で売ることを可能にしています。

アメリカではこれをベースにする
スタートアップが急激に増えています。

D2Cの2つの特徴として
選び抜かれた少数精鋭のアイテムになっています。

選び抜かれた少数精鋭のアイテムとは、
世界観がセットされ顧客にとっても頭の中に残りやすいです。

ブランド力を築いてから販売商品を
増やしていくという方法は
スーパーブランドと一緒になります。

ルイヴィトンが鞄メーカーとしてのブランドを築いてから
ライフスタイル提案で販売商品を
増やしていった事例はビジネスブランディングを
語る上では外せません。
つまり、D2Cの特徴は、ストーリーによるブランディング
をメインに構成されています。

ストーリーによってアイデンティティを
確立させるブランドが多いです。

自宅で落ち着いてゆっくり買い物が出来る
D2Cとの相性が良いとアメリカでは言われています。


D2Cが持つ3つ強み
・世界観セールスが可能
・顧客との関係構築(顧客体験)
・顧客データの収集&蓄積(データドリブン)

最初の特徴の世界観セールスが可能になるということは、
企画から製造・販売までをすべて自らで行うため

会社のビジョンや思想を直接購入者に
伝えやすいのは大きな利点です。

また、2番目の特徴の顧客との関係構築(顧客体験)
ですが、製造だけではなく販売も自ら行うことで
、顧客との関係構築の機会を増やすことが出来ます。


3番目の特徴の顧客データの収集&蓄積(データドリブン)は、
細かい顧客のデータを収集&蓄積することが出来るだけではなく
データから新商品開発にも活かしやすい環境
を構築していることになります。


すべての産業は、情報を商品化する新しい業態に変わり、
既存事業の変革になります。

GAFA (Google, Amazon, Facebook, Apple) は
膨大なユーザーデータを武器に従来の産業分類の
枠を超えたビジネスを展開し始めている
ことからも新し小売りのスタイルになっていきます。

広告としての役割もSNSでの拡散
しやすい点もD2Cブランドの特徴です。

インスタ映えが流行語になり、
いかにSNSやインスタに投稿したくなるか?
が商品開発の際も基準となります。

D2Cのビジネスモデルのメリットを活かし、
ブランドと顧客との直接的なコミュニケーションを
行っていきます。

しかしながら、オンライン上だけだとやはり
関係性の深さに限界がすぐきます。

よって、店舗の役割は、販売する場所ではなく、
展示する場所にシフトをしてきました。

その結果、リアルで顧客体験の導線をつくり
直接的なコミュニケーションを強固のモノに
していくのが原理原則になります。

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