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異業種からの参入やスタートアップに必要な3C分析とは?【事例から】

熊本県の食品卸企業様がBtoCに参入するにあたり最初に
取り組んだことをお伝えしていきます。

まずは、感想文を紹介させて頂きます。
――――――――
私の会社は、食品メーカーとして
B2B取引が主で、ほとんどが商社、卸を介したものです。

今回参加した理由は、今後2本目の柱を築き、
成長するためには、デジタル化が進む環境の中で、
直接消費者と繋がることが不可欠だと考えたからです。―――――――――――

本題へ
私が最初に通販化したい
クライアント様にお伝えしていることは、
「物販」と「通販」は違うということからです。

頭ではわかっている方も多いのですが、ビジネスモデルが
通販モデルになっていないケースが多いです。

通販=化粧品やサプリメントの定期購入
通販=広告で新規を獲得する

といったイメージが定着しています。

ある意味、間違えではないのですが、
このやり方ではある程度の運転資金が最初にないと
ビジネスの立ち上げはうまくいきません。

今回の事例は、ゼロイチでしかもビジネスモデルが
全く違う長田社長の事例を通じて企画立案の創り方の
ヒントにフォーカスしていきます。

まず最初に実施したことは、
自分(社長)の強みと自社の強みを洗い出しました。

【食】×【熊本】×【自分】と
いうことで3C分析をしていきました。

3C分析の目的は、
市場・顧客、競合他社、自社の

それぞれの分析から
KSF(Key Success Factor:成功要因)
の発見につなげることです。

3C分析は、顧客・市場・自社とそれぞれ要素を抜き出して
いくのですが、細かくディテールに入るよりも

大枠のキーワードを決定してからディテールに落とし込んだ
方がスムーズにいきます。

この3つを軸にして強みを構築すると
以外なキーワードが見えてきます。

今回の事例では、熊本県です。

熊本県は、震災復興というメッセージ性が強い
県のイメージがあります。

しかも、自社以外に一緒に協力して頂ける企業
とのコラボが想定できるからです。

食は、元々創業70年の歴史の中で、
国内春雨の流通総額が日本NO1である実績があるからです。

自分は、創業社長ではない継承の社長の
難しさを克服した経験があり、
他の方が語れないノウハウがありました。

ここをまとめてセンターピンを作成していきます。

3つの掛け算(【食】×【熊本】×【自分】)
で最も強みが発揮できることを
練って言語化していきました。

センターピンは、
熊本の食の恵みをプロデュース して、
心身共に元気に復活できるお手伝いをする、
という旗印(ビジョン)が言語化していきました。

その後、センターピンからUVP構文を作成していきました。

[UVP構文]
未来に不安を感じて伏し目がちになっている人にとって、
心身共に元気に復活するための
笑顔があふれて楽しくなるサービス

[コンセプト]
不安から心身共に復活し、
元気で笑顔になれる熊本の恵み

[ キャッチコピー ]
心身共に復活し、元気になれる!

この企画を軸に他社にはない
強みを武器に企画を考えていきます。

このようにクライアント様の社長
(長田社長)はすっかりカミングアウトして、

自分しか言えないストーリーを
つくることができたことで、

熊本の食文化を世界に広げる
というビジョンを創りました。

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