因幡の白うさぎの地は恋人の聖地になっていた
2014年7月,出雲に行く前に鳥取の白兎海岸を訪れた。「因幡の白兎」の地である。
山陰本線末恒で下車。ここは無人駅。そのまま出ると南側だけど、跨線橋をわたって北側へ。国道9号線を西進。ほどなく白兎海岸に到着。
オオクニヌシとうさぎの石像。向こうに見えるのが白兎神社の鳥居。
「恋人の聖地」となっている。白兎神社の祭神は白兎神。保食神,豊玉姫命を合祀している。大国主命と八上姫との縁を取り持った縁結びの神というふれこみである。
この右手には道の駅「神話の里 白うさぎ」がある。
白兎神社参道。山道沿いの石柱の上にはうさぎ。
うさぎが傷口を洗い、治療したといわれる「御身洗池」
あんまり「きれいな水で身を洗い」という感じではないが。
拝殿。いかにも古ぼけている。
この奥に本殿がある。平日ではあったが訪れる人はほとんどなかった。
白兎神社から白兎海岸と淤岐ノ島が眺められる(タイトル写真)。この島から渡るときにワニ(サメ)をだましたということだ。
近くに行ってみると,淤岐ノ島まで岩がならんでいる。干潮時には海面上に出るのだろうか。ワニの背だ。
今は白兎神社のWebページはきれいに整備されていて,拝殿の写真も新しくなっている。それにしても,恋人の聖地にしてしまうとは。まあ,神話のひとつのエピソードと思えばよいのかもしれないが。
ちなみに,奈良の大神神社にもうさぎがいて,なでうさぎとして,なでると御利益がある,となっている。