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なぜ隣に君がいるのかはわからない。

全ては突然。いつも突然。電話が鳴ってそう時間が掛からないうちに、もう隣にいるのが君だ。

会いたいとは思っていたが 急に会えるとなるとそれは緊張するしすごく楽しみにしてしまう。そうだ、単純かつ都合のいい女だ。

前回会った時に買ってくれた青と黒のサンダル。

「黒はく〜」とルンルンに黒いサンダルを履いている彼の横で、当たり前のように青いサンダルを履いた。小雨の降る中、傘もささずに一緒にタバコを買いに行く。家には1度しか来たことがなかったのに、何故だか案内もせずにタバコの自動販売機までの道のりが円滑だった。

小雨だが気にせず歩いているので手が空いている。手を繋ぐというのは付き合っている男女しかやってはいけないのだろうか。手を繋いだら私のことを好きになってくれるのだろうか。

もしくは嫌いになるだろうか

足元だけは仲良しだ。心も足並み揃えて仲良しになりたかった。




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