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【恋愛】「男の高望み」と「男の器」問題

どうも、悪い猫です。

本日は前半は男の高望みは必要なのかについて話していきたいと思います。後半の有料パートは「男の器」とは?について考えていきます。

「男の高望み」は必要か?

男女論界隈、日々「非モテを救済するためにはどうするか」の激論が交わされているわけですが、その中でも特に主流の仮説として以下のものがあります。

女の方が性的資本が高いので、若い女が自分から男とセックスして恋人になれば、男は承認されて救われるのではないか?

いわゆる「あてがえ理論」ですね。強制的に男女を引っ付ければ公平な世の中になって非モテ男が幸せになるのだという考えです。あたかも、非モテ男は高望みしない純粋無垢な生き物のようです。

まず、この考えについて話していきたいと思います。

無差別に女性を愛せるか?

美しい女とセックスして承認されれば男は承認されて幸せになれる、その通りですね。綺麗な奥さんを貰うことは男なら誰もが見た夢ではないでしょうか?

そんな非モテくんたちにハリウッド級の美女をあてがえてあげましょう。以下の動画をご覧ください。この男と自分を重ね合わせて想像してください。
(※おっと年齢制限だ、閲覧注意です。)

はい、救われましたね。

魂ごとお星様になって神様からも承認されました。おめでとうございます。え?やり直し?そんなことは許されません。人生は1回きりですから、高望みは許されません。

この女と一生を過ごしてください。こんな女でも愛してください。心変わりなんで許せませんよ。まあ、心変わりする前に天に召されていますけどね。

人生理想形としての恋愛して家庭を築いて責任を背負って幸せになる「TURE END」に進める以前の問題として、確実に「BAD END」があるのですよ

映画の全編はこちらをご参照ください。

「こんな異性しか残っていないなら独りでええわ」

想像してください。ヤバい妻というのはこんな極端なことをする例だけではありません。あなたにこれを抱きしめる「器」はあるのでしょうか?

引用:『キレる私をやめたい ~夫をグーで殴る妻をやめるまで~』
(バンブーコミックス エッセイセレクション)

もう、人生はこういう縛りゲーを楽しむものだと感じているのなら別にいいのですが、自分の幸福度を上げるためにこのような女をあてがわれても問題ないというのは流石に「何も考えていない」のではないでしょうかね。

男に限らないですが、人間は「こんな異性しか残っていないから独りでええわ」という境界線を持つべきですよ。客観世界との「交渉決裂のライン」です。

そして、いつも、男に言っていることですが、「外見を含まない自分が異性を選ぶ基準を5つ設けろ」ということなのですよね。人間は人格を持った生き物だからこそ、人間の人格特有の善悪をジャッジする必要があるのです。

本当は怖い「女を人間扱いしろ」の意味

よく、女性から非モテに向ける言葉として、女を性的な対象ではなく人間として扱えという話が出てきます。

これは、別に女が優しいから発している言葉ではなくて、女の立場から弱者男に対して「女をお姫様お使いしろ」と命令しているだけなのですよね。しかし、幸か不幸かこの話は真理をついているのですよ。結構、怖い方の真理をついているのですよね。

つまり、人間というのは善(淑女像)だけでできている存在じゃないのですよ。人格を持っている存在だからこそ、警戒しなければいけない対象として扱うのも「人格がある人間扱いする」ことの重要な点です。

人間には必ず支配欲、加害欲、殺傷快感があるわけです。それを社会文化で抑圧したり本人本来の共感力で相殺したりして、我々は正常の生活ができるわけですが、見えないところで、人間の人格には必ず暗黒面があるのですよ。

これは寓話から哲学まで永遠のテーマとされているものです。

アンデルセン童話影法師の挿絵:影の中に潜む人格の悪魔を象徴しています。

弱いうちは善良な存在として振る舞いますが、自分が偉い立場に立てばイジメる側にスッと変わってしまう人間が典型的です。というよりも弱い立場を経験した人間ほど復讐心も持ってしまうのです。詳細はこちらの記事で紹介しました。

人間というのは一枚岩では成り立たないわけです。その人の善と悪の両方を理解して、自分も能力的にそれに対処できると判断できない限り、簡単にその人物を自分の人生に招待することは危険なわけです。

これで「女(人間)を男(人間)にあてがえば幸せになる」という話がどれだけ浅はかなのかが分かると思います。

「無差別な愛」と「無防備な愛」

近年、被害者意識の天下一武道会(かわいそうランキング)が政治で絶賛大流行しているので、弱者女はこんなことを男に要求するわけですよ。※いちいち引用しません。

「男はもっと女性の性被害に声を上げるべき」

一方、男女論非モテ男側はこういう要求を女に課します。

「女はもっと弱者男性に性的承認を与えるべき」

この二つの話は平行線に見えて、実は同じ話をしているのですよね。無差別に異性から愛されたい守られたいと願っているわけです。でも、これはめちゃくちゃナイーブな願望なのですよね。

「いや相手にそれをする動機がなくね?」という疑問は、まだ、正常の感覚がある人間のツッコミです。もっと不味いのは「不純な動機がある人間」が近づいてくるわけです。「無償に愛されたい」という心の弱みをつけ込んでくることなのです。

男が弱者に無償で声をあげていく優しい人間だと演出する裏で何が発生するかというと、その男による性加害だったりします。

なぜ、こんな話が起こるかというと男は「他人を守る聖人のような自己イメージをばら撒くことで他人から崇拝を得られる」からです。男の動機は崇拝されることであって被害にあった弱者の人権保護ではありません。

人間の無償行為のその裏の動機を知る由はないのですよ。「無償(タダ)なものほど怖いものはない」という理屈を男女の恋愛関係では我々は忘れているのです。

逆も同じことになります。自分の力で獲得するでなく赤の他人から無償で愛されたいという心の弱さは、悪人にすぐに利用されてしまいます。待ち合わせで「太ったゴジラ女」からメガネを奪われて金もカツアゲされる弱男の動画をどうぞ。

こんなのと結婚したら何十年も同じことが繰り返されますよね?

女性は性被害を訴え、男性は女性からの無視を訴える。女が男から求められることに感謝すべきなら、男は女の加害の対象にならないだけもっと感謝すべきでしょうか?

いや、どちらもいらないですよね?

それぞれ自分勝手に生きてなるようになっている結果というだけですから。現代の自由社会に生きる我々はより自分を守る術を知らないといけないわけです。そのための男の高望みなのすよ。

善良な異性像を想像してしまう「心の弱さ」

他人の悪意とその理由が分からない人間には自分を守る術がない。他人の善意に期待しすぎること自体が一種の「弱さ」なのです。特に異性に対して甘すぎる人間は危ないのですよ。

渦中の「女性は非モテに優しく」の方ですが、誹謗中傷されてこの有様です。呪いの言葉を何の躊躇もなくかける女の誰かを非モテにあてがっても非モテは幸せになるのでしょうか?真剣に考えて欲しいものです。

以下スペース後の誹謗中傷被害ツイートの引用:

女性だけの街で女性の法律がある場所に放り込まれたら、秒速で火炙りにされそうな男が「女をあてがえば男は幸せ」というのはおかしいのですよ。あなたが見えているこれらの「殺意」が人格を持った女性の一面そのものであるからです。

これが現実の「人間としての女性」なのですよ。この世界には騎士も淑女も存在しない。男女平等に危険な生き物である人間という事実に気付きましょう。

世の中そんなに甘くないことは「自分勝手な欲望で自分勝手に恋愛している」自分という人間を振り返ってみて、その集合体が社会であると推論しても分かるはずですが、自分と他人の「悪に目を向けようとしない」のが人間なのですよね。

男は女への高望みはしなくてもいいのでしょうか?

人格面では絶対に手抜きをしてはいけない。魑魅魍魎としたネットで人間観察をしてきた人ほど真剣に考えて欲しいものです。

「男の器」とは?

では、本日の二つ目の本題に入っていきたいと思います。

以上の内容は男は他人からの加害を警戒して高望みしろという主旨でした。しかし、高望みする人間ほど器が小さいと感じませんでしょうか?

デートしたらあれも嫌だこれも嫌だ、付き合った後に「他の男と電話するな」「週末は一人で出かけるな」「彼氏からのラインが未着信20件」など、逆に女を束縛する束縛魔みたいな男もいるわけです。

そういう男は一般的には「器が小さい」男と呼ばれますが、ちょっと、待ってください、この記事で対象としていた、自分の要望も分からないガバガバ非モテ君たちは彼女すらできません。しかし、恋愛DVするような男は被害者が絶えていません。「俺と別れても俺はすぐに別の女が見つかる」と堂々と宣言する輩もいるわけです。

器が小さい男がなぜモテるのか?

そんなことを考えたことはありませんか?本日はこの謎に迫っていきたいと思います。この話は女性向けでも十分通用します。こういう話をしていきます

引用:『HUNTER HUNTER』第一巻


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