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takuma@note作家
2020年3月31日 08:10
そこには、いつもと同じ安心感があった。同じ空間、同じ物、同じ人、同じ時間。変わらないことこそ、私の存在を肯定してくれている。それが、私にとっての真実であった。 今年の夏はとくに暑かった。どこかの街で最高気温が更新されたらしい。それでさえ、私にとっては日常だった。夏休みが終わり、新学期が始まる。私は高校の教師として8年間、この流れを繰り返してきた。今年も何も変わらない。そう思っていた。 変