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この舞台で最高に輝く! シャイニーPRオファー座談会・プレゼンパート!

シャニマス6th横浜公演での圧巻のパフォーマンスを目の当たりにして、その衝撃に打ちひしがれたオタク一同。

オタクたちはあの時の興奮を求めて、自分たちで無からオファーを作り出してぶつけ合った……

それから一カ月の時を経て、再びオタクたちが拳を交わし合う!
解釈をぶつけ合った末に最後まで立っているオタクは誰なのか……!?

今夜、最強のオタクが決まる……(決まらない)


☆シャイニーPRオファー座談会のルール説明☆

企画は【オファーパート】【プレゼンパート】の二部構成にて進行します。
それぞれPRオファーにおけるお題の提示、それに対する回答の発表となっております。

本記事では、前回のオファーパートで発表されたオファーに対し、参加者たちがどんな回答を用意してきたのかを発表したプレゼンパートの様子をお届けします。

☆プレゼンパートの進行☆

ルールは簡単にまとめると次の画像の通り。

参加者たちは前回のオファーパートにて抽選で割り当てられたオファーに対し、一か月の準備期間の内にまとめた選出アイドル三名とその企画で歌唱するカバー楽曲を発表します。企画に対し、どんな仕事を行うかなどの補足情報を発表しても良い! 自分の思うがままの解釈、アイデアを存分にぶつけ合ってもらいます。
この座談会に勝敗は無し! 此処はただそれぞれの発表に対し、「良い…」「やるやん…」「すごい…」と褒め合い、和気藹藹と楽しむだけの場!!

☆参加者紹介☆

前回のオファーパートと同様のメンバーでお送りします。
詳しくはこちらの記事よりお確かめください。


※収録日:2024年5月5日 21:00~

☆ベンプの発表・博物館の恐竜展示のPR(生乾きからのオファー)

ベンプ:それでは発表を、しまーす

生乾き:わー、わー

ベンプ:俺の発表なんだけど、画面共有をしながらやりたい。話をしながら見せたいものがあるんだよな

もひろ:……?

ベンプ:noteを書いてきたから

生乾き:出たよ!!!!!!!

サムライ:早速飛び道具を使う人が現れてるんですが

中ボス:武装しなくちゃ置いて行かれてしまう……

しろくま:剣を握らなければお前を守れない……

※ここから先はベンプさんのnoteを見ながら進行していきます

ベンプ:こんな感じの企画書が来たァ! ふ~~~~~ん、なるほどなるほど……テーマとしてはやりやすい、正統派オファー。だけど楽曲がいっちゃんムズイ! 壮大なサウンド、かつ愛されるような楽曲……? スケールのデカさとキャッチーさはトレードオフじゃねえのか?!

生乾き:笑 無理難題を投げている自覚はありました

ベンプ:恐竜の展示のテーマも生かしつつ楽曲考えるのはまあ悩む! だったらさぁ……

ベンプ:……というわけでシャニ6th横浜公演のday3にお台場での恐竜特別展示に行ってきました

一同:笑

M.C.O:すごい……マジで行って来たんだ

しろくま:オファーに対しての向き合い方の熱量が違う……w

ベンプ:俺は関西人なので大阪方面で見たけどいいのがなかったので、遠征ついでにちょっと行ってきましたわ。実際展示自体すごい迫力で見ていて楽しかったんで、その時の写真を振り返りながらアイドルを考えていくこととします

生乾き:テンション上がりますねぇ!

中ボス:展示としてもかなり力入ってますね……!

noteにはたくさんの展示写真が掲載(見ごたえがすごい)

ベンプ:noteに載せてる都合上全部写真にはなってるんだけど、復元模型なんかは展示場ではずっと動いてた。生きたままの姿の再現だね

もひろ:へ~! すごい! かっこいいなこれ……

サムライ:ジュラシックパークみたいな感じですね

M.C.O:恐竜キングを見ていた頃の幼き記憶がよみがえる……

ベンプ:これね、鼻息でファンサもらえる

生乾き:オタク語彙

ベンプ:恐竜の生き生きした姿で、かっこいい展示もあって……グッズなんかも売ってたりしてね

生乾き:かわい~

ベンプ:ん!? あれ!?!!?

ベンプ:これって……!?!!?!?!?

中ボス:もしかして、これってよく見たら……!?

これらしい

ベンプ:というわけで一人目は七草にちか。恐竜モチーフといったらこいつを外すわけにはいかねえ……

生乾き:スマブラの参戦PVみたいに発表するじゃん

もひろ:すごい、写真見た瞬間にみんながどのアイドルを発表しようとしているか分かったの、このカードの人気を感じますね

生乾き:ファミ通のプロデュースカードでアンケ一位でしたっけ、人気カードですよね

M.C.O:あまりにもにちか過ぎる

ベンプ:実際に博物館でこのグッズは買いました。自腹で1980円、Gifぬいにかぶせられて良かったです

しろくま:かわいい……似合ってます

ベンプ:とりあえずにちかは決まった。それじゃ続いての展示を見に行くか……

ベンプ:こんな感じでね、化石が出来るまでの勉強なんかもできたりして

しろくま:へぇ~、すごい見ごたえがありますね

ベンプ:恐竜は現代で言う鳥に近い生物だったから、その目は色を識別することができたんだって~

ベンプ:その恐竜の色自体はほとんど化石に情報が残っていないから現代の爬虫類や鳥類の色を参考にして彩色されてるんだって~

ベンプ:……あれ???? なんかこれまでの展示で気になるものがあったような……

サムライ:この演出は……?

至言

一同:笑

M.C.O:確かに実際ここ最近のTLずっとこれ

生乾き:チャイナマフィアもちょこいとも無限にオタクの悲鳴が流れてくるんだよな……

サムライ:あまりにも良すぎましたね……

ベンプ:そして今回は……ギャルと恐竜! 恐竜の展示と来ればシャニマスきってのギャル、和泉愛依にオファーするしかないじゃん!

中ボス:展示の内容がそのままアイドルの選定に……w

生乾き:でも実際愛依ちゃんはこの手の企画すごい興味津々でやってくれそうで納得感はある!!

ちくぜん:あさひのそばにいるから、愛依ちゃん自身楽しんで仕事をやってくれそうですよねぇ

ベンプ:にちかと愛依、二人は決まった……じゃあ3人目はどうするか……帰りの新幹線でもう一度考えてみることにしました。今回のday3、俺はどんな行動をしていたのか……

生乾き:普通に楽しんでんなw

しろくま:ライブの後のテンションが伝わるいい写真だ

中ボス:あれ???

M.C.O:この語り口は……???

一同:笑

生乾き:なんだその日本語は

しろくま:うわぁ~~~~! いいメンバー!!

M.C.O:すごい、とても良い着地点になった

ベンプ:そんでこのメンバーに歌ってもらいたい壮大且つキャッチーな楽曲は……


Kalafina「君の銀の庭」

しろくま:!?!?!?!??!?!? いいんですか!? このメンバーで!?

ベンプ:難しいテーマではあったけど、恐竜の展示という芯に添える楽曲を持ってこれたとは思う。聞いてみてくれ

生乾き:ほ~う……すげぇ、めちゃくちゃ無理難題を投げたと思ってたけどこの納得感

しろくま:この楽曲は元作品の映画からして……それをシャニでやるって言うことは……ああ、もうダメだ……すみません、ちょっとミュートになります

一同:笑

ちくぜん:初めて聞いたんですがめちゃくちゃに良い曲ですね……

ベンプ:まどマギの世界観に沿って、幻想的な雰囲気を受け継ぎつつもゆったりとした曲調で『時代』を感じられる曲だと思うんですよね。

生乾き:どこかノスタルジーな感じですごい合ってます……!!

ベンプ:この3人で楽曲を歌うとなると、すこし大人っぽい楽曲にしたいなと思ったので方向性もそちらに振り切ってみました。

生乾き:にちかと愛依、夏葉のメンバー選出もすごくいいな。童心をよく理解しているけれど、どこか大人びたものに憧れも抱いているというか……

もひろ:シャニマス世界のファンがこのメンバーをどう考えるのかも面白そうですよね、向こうの世界ではアイドルとしての愛依からこのオファーはちょっと意外かも

中ボス:さなぴーもどう感じるのか見物ですね笑

しろくま:見たよ、愛依とアパトサウルス

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取材は足で稼ぐの精神でオファーのための実地調査を行ってきた力作! 自分の目で見てきた甲斐あってか、参加者全員が賛同する共通のメッセージテーマをアイドルの中に見出したようです。ロマンという言葉は、憧れを内包しつつ、どこか親しみやすい懐かしさも兼ね備えているようです。
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☆中ボスの発表・プラモのホビーアニメのPR(しろくまからのオファー)

中ボス:私がもらったオファーは大手玩具メーカーからのホビーアニメのオファーということで……プラモデルが題材にはなるんですが、あまり私は詳しくないところだったので少し苦労しました。

中ボス:とはいえ、オファーにおいて”ものづくりの楽しさを共有できるアイドル”というのが明確な指針となったのでそこから考えさせてもらいました!

ちくぜん:お~、なるほど!

中ボス:まずは選出してきたアイドルから。一人目は、園田智代子

中ボス:彼女は映像作品の主人公としての適性が非常に高いですし、シャニマス公式の場でも実際にプラモデルを作る配信をしているためこの企画においては超王道的な選出なんですよね

生乾き:やってた! ASMR配信のやつね!

シャニマスきっての怪配信(なんで一時間半以上やってんだよ)

サムライ:「ものづくりの楽しさ」には現状一番近いかもしれないですね!

しろくま:初心者でも楽しめるプラモデルという面ではこれ以上ないかもしれないです……!

中ボス:そして二人目は千雪さん! 

中ボス:千雪さんはプラモデルは実際作ったことがなくとも、ものづくりにおいては283プロのアイドルでも適性が非常に高いですし、アレンジなんかも好き。

酢酸:そうですね、機体にアレンジを加えている姿では一番イメージしやすいかも

生乾き:千雪さんはきっと知らない遊びでも無邪気に突っ込んでいってくれるだろうという信頼もありますよね

中ボス:そして最後のメンバーは郁田はるき! 

中ボス:彼女はデザイン的なものが好きなので、プラモデルにおいても自分の個性を出していけるし、アニメにおいても主人公の友人役として活躍できる。

しろくま:はるきはサブキャラとしても優秀だし、本人も魅力的

生乾き:スピンオフ作品で主人公とか張ってるタイプのキャラ

もひろ:芸術系の適性の高さはこのオファーでも活きてきますね……!

中ボス:この三名でオファーのホビーアニメは作成していきたいと思っています……

全員原作はしっかりと履修してくるだろうという”信頼”

中ボス:劇場版アニメについても、設定やストーリーを考えてきました。お話としてはテレビ版とは同時代であるものの、全く別の視点で描かれる外伝作品。

しろくま:おぉ~、思い切って舵を切りましたね

中ボス:アレンジの話が作品の世界観にも生きてきて、主たるテーマとして「テセウスの船」を考えています

酢酸:あぁ~、あの思考実験の

中ボス:そうです。何度も修理を繰り返し、パーツを入れ変えていき、元のパーツが無くなってもそれは同じものといえるのか……プラモデルを使って戦うこの世界観でも生きるメッセージテーマになるんではないでしょうか?

生乾き:ほとんど別の機体になっても、思い入れや注いだ時間は変わらない……

もひろ:熱い作品テーマは本当にちょこ先輩に合いますね……!

ベンプ:園田智代子、熱いんだよな……

ちくぜん:すごい……設定もかなり練られてますね! めちゃくちゃ説得力があります……!

中ボス:そしてプロモーション、プラモデルのアニメということで、もちろんキットから作成することも重要なんですが、醍醐味となるのはその後に自分自身の手でアレンジをすることなのかなと考えました。例として挙げましたが、プロモーションにおいてもアイドル自身にアレンジをしてもらい、それぞれの個性を出していけるのではないでしょうか。

しろくま:パーツごとにアイドルの個性が出てくるのがいい~!

ちくぜん:これまた解像度が高いですね……アイドルのシンボル的なものは取り入れると映えそう

中ボス:そして最後は楽曲。一応このオファーの元となったであろう作品もちょっとは調べて、楽曲についても一度「ニブンノイチ」(BACK-ON)を候補に挙げはしたんですけど外しました。この3人で歌ってもらうならもっとこういう疾走感とか清涼感があった方がいいのかな……と思い、最終的に歌ってもらう楽曲はこちらにしました!


fhána「little secret magic」


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ホビーアニメの作品設定や展開まで練り込んできた力作PR。ものづくりの楽しさや広がる世界といったメッセージ性はしっかりと尊重しつつ、馴染みやすいアイドルをチョイスできたようです。自分の手でアレンジを加えて、自分だけオリジナルを作り出していく過程はアイドルとして花開くまでの道程にもよく似ているようにも思えます。
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☆ちくぜんの発表・着物レンタル店のコラボ企画PR(M.C.Oからのオファー)

ちくぜん:今回オファーを受けたのは着物屋さんからということでちょっと色々試行錯誤をしてみたんですが……

ちくぜん:私は今回簡単なCMを作ったのでまずそちらを見ていただこうかなと

中ボス:CMを作ってきた????

しろくま:????

もひろ:どういうことですか???

中ボス:ガチなんだけど!?!?!?

ベンプ:どうした?????

サムライ:やりやがったな

ちくぜん:というわけで私がこのオファーのために選んだアイドルは八宮めぐる、小宮果穂、七草にちかの3名を選出。楽曲も少しマイナー寄りではあるんですけど、私が個人的にもよく聞いているものを持ってきました。

「金平糖レトロチカ」中恵光城

ちくぜん:大正浪漫のエッセンスは残しつつ、着物が古いものだとかいった固定概念を吹き飛ばしてくれるようなものになっていると思います。このオファーにはとてもぴったりなものにはないでしょうか?

ちくぜん:個人的に二番のフレーズである「ハイカラはいつまでハイカラ?」がすごいこのテーマに合うと思ったんですよね。着物という文化が時代に取り残されずに世代を超えて愛される存在になろうとする……「ここだけは時を戻して」というオファーテーマに沿ったものになったかなと思います

ちくぜん:アイドルと着物屋さんとのコラボということで、デザインにはアイドルも協力し、特設コーナーにて着物の展示やレンタルも行います。各アイドルごとに直筆メッセージも寄せてもらってイベントを盛り上げてもらえればと思っています。

ちくぜん:大正浪漫をテーマとして扱う際に、真っ先に思い付いた作品が「はいからさんが通る」でした。この作品を頼りにアイドルを選んだ部分が大きくて、めぐるちゃんもその作品の主要人物も髪色が金髪なんですよね。和と洋の組み合わせである大正浪漫という部分からも、ピッタリだと思いました。

ちくぜん:そしてオファーの際にも重要だと言われた男装枠もめぐるちゃんにしています。サポートカードの【魔法の階段を上って……】で男装している姿を見せていて。その姿に「はいからさんが通る」の伊集院が重なって袴にジャケットという組み合わせに至りました。

しろくま:はいはいはいはい……

ちくぜん:果穂ちゃんは小学生という部分で、オファーの元々の狙いである『幅広い世代に』アプローチするための選出が主です。新しい世界に触れる、今までに着たことのない衣装に身を包んだら喜んでくれそうだなと思いました。

ちくぜん:にちかちゃんに関しては私ちくぜんの趣味趣向がゴリゴリに向けられているんですが、「ヴぇりべりいかシたサマー」のイラストが個人的にすごい好きで、その姿が「はいからさんが通る」のシーンとも重なって合うな……と思ったのが始まりです。

ちくぜん:大正当時の時代考証なんかも少し見てみたりしたんですが、よく大正浪漫として取り上げられる袴にブーツみたいな恰好は女学生が多くて、さらに上の世代はもっとドレスのような恰好をしていたらしいんですね。「ふらiとぅTHE」のイラストでは少しレトロな印象のドレスを着ていて、その点においてもにちかちゃんはテーマにすごく合うな~となって決定しました。

ちくぜん:それぞれのアイドルが寄せたコメントなんかも考えてはみました。創作などあまりしたことがないので、見られるものになっているのかは怪しいですが……

生乾き:いやいやいや! アイドルのメッセージとしての質感すごく出てますよ!

しろくま:わぁ……フォントにもこだわってる……!

ちくぜん:イラストなど出来ないのでどうしても雑コラにはなってしまって申し訳ないです

酢酸:いやいや、イメージがわかりやすいです……!

ベンプ:めぐるの男装よすぎワロタァァァッッッ!!!!!!!

一同:笑

ベンプ:本当にどうした???? 発表する前にハードル下げるとか言ってなかったか???? めちゃめちゃ手凝ってるが????

M.C.O:あの、ちくぜんさん。もう本当に俺CM始まった時ぐらいからガチ泣きしちゃってたんですけど……本当にありがとうございました。実は私が元々考えてきていた仮の回答があるんですが……

一同:!?

生乾き:すげぇ!! これ偶然なんだ!?

M.C.O:フランス料理頼んだら望んだとおりにフランス料理が出てくれたよ……私も「はいからさんが通る」がすごい好きだったので、発表込みですごいドストライクで……もう、これはすっごいよ……

ちくぜん:いやぁ、ありがたいです。用意してきた甲斐がありました

M.C.O:めぐるが男装で出た瞬間もう終わりました。最高。ありがとう

しろくま:すごい体験だ……自分以外の人が考えてきてくれたからこその喜びですね

M.C.O:あのちくぜんさん住所教えてもらっていいですかね。肉とか一泊2日の旅行券とかなんか送るんで

一同:笑

M.C.O:提案者泣かせるとか偉業ですよ、もう手元のタオルはびしゃびしゃ

中ボス:もう太陽キッスできないねぇ……

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コンセプトに真正面から真摯に向き合い続けたことで、オファー元に万感の想いを抱かせた渾身のアイデア。自分にできる表現のプールを最大限に活かしたことで、正統派アイデアとしての極致に到達することができたようです。誰しもが文句なし、これこそが最適解。
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☆M.C.Oの発表・283プロ内対決型オーディション企画PR(酢酸からのオファー)

M.C.O:ごめんなさい、私は絵もないしnoteもないし、さしてお見せするようなものもないんですけど……

M.C.O:概念写真ならあるので、お見せします

生乾き:出たよ……!!

サムライ:何もないとは

生乾き:あ~~~~~~~~~~~、あ、あ、あ~~~~~~~

もひろ:これだけで揺さぶられますね……

M.C.O:いただいてたオファーが283プロのアイドルの中で一番を決めようというオーディション。勝ち抜いた3人のアイドルでユニットを結成するというテーマだったんですけど……これを引いた時から楽曲は私の中で答えはもう決まってましたね

ベンプ:難しそうなテーマだとは思ってたが、曲はすんなり決まったのか

M.C.O:こちらです。


「Ms. VICTORIA」トウカイテイオー (CV. Machico) · オグリキャップ (CV. 高柳知葉) · ウオッカ (CV. 大橋彩香) · タイキシャトル (CV. 大坪由佳) · エルコンドルパサー (CV. 髙橋ミナミ)

M.C.O:この楽曲はかねがねカバー談議とかでも出したいと思っていて、太陽/月の三峰結華やThe Straylightの黛冬優子とかでも考えてはきたんですが今このテーマにぶつけるのが一番良さそうだと思って持ってきました

しろくま:かっこいい……

M.C.O:この曲聞くためにウマ娘のライブに行くぐらいには大好きな曲なんですよね

生乾き:勝利をテーマにした楽曲ってシャニマスにはないですし、少し新鮮な感じだ……

M.C.O:この曲を、熾烈で過酷なオーディションを勝ち抜いた三人には歌ってもらおうと思ってスタートしたんですが……

M.C.O:28人がぶつかり合うということでそれぞれ勝敗を決さなくちゃいけないわけなんですが、きっとみんなこう思うはずなんですよ

「選べないよ!3人のアイドルなんて」

生乾き:オタクのAnother Rampageだ

サムライ:そうなんですよね……三人だけに絞るのとか、苦行ですよ……!

M.C.O:それにたぶんみんな共通の思想として根底にはこの名シーンがあって

もひろ:あぁ~~~、やっぱりシャニマスにおいて至言

生乾き:どうしてもシャニマスをやっていると全員に均等に愛を注ぎたくなってしまうんですよね……

M.C.O:私もそれぞれで勝敗を考えるとなると流石に苦しいものがありましたね。そこで今回は古のツールを作って考えましたよ

一同:笑

生乾き:キャラソートとかいう言葉がなんかもう既に懐かしい……

M.C.O:私がやってた頃は地霊殿ぐらいまでだったんですけどね、随分と増えましたね……

M.C.O:これで一対一でどんどんと勝敗を考えて行って、最終的に残ったのがこちらの3名です



一同:!!!!!!!!!

中ボス:強ぇ~~~~~~~!!!!

しろくま:これは強者だ……

〇選出アイドル解説
こがたん…言わずと知れた283プロ最強メンタル兵器。「アンティーカで宇宙一なら、うちは銀河一ばい!」←言いそう、言った。
アンティーカの元のファン層も強そうだし、身内バトルになっても姿勢は貫きそうで強い強い。三峰から激重感情を向けられてほしい。
「天賦の才 あるとすれば 決して諦めないハートかも知れない」→こがたんすぎる!!!!!!!

あけたみ…言わずと知れた283プロ最強フィジカル兵器。相手がにちかちゃんでも欠片も手加減をしないだろう。斑鳩ルカは終わりっ!

冬優子…「俺は冬優子に勝ってほしいよ。あさひも、愛依も蹴散らして、頂点に立つ冬優子が見たいよ。」←シャニPが言った。283プロ最強の自己プロデュース兵器。

M.C.O:アイドルとして一本の芯が通っていて、ずっとその姿勢は揺るがない。アイドルとしての頂点を決するのならこがたんを置いて他にいないと思ったので一番に決まりましたね

M.C.O:美琴は言わずと知れたフィジカル兵器。283の中でもアイドルとして積み上げて来たものもあるし、彼女自身の熱が誰よりも強い!

生乾き:それに美琴にはアイドルとして頂点に立ってほしい気持ちがすごい個人的にも強いわ……なんか嬉しい

中ボス:「斑鳩ルカは終わりっ!」wwww

もひろ:ルカは美琴とは全力では戦えないでしょうね……どうしても拭い去れないものがある

M.C.O:そうなんですよね、美琴はその点戦える。

M.C.O:冬優子もまた言わずもがな。アイドルとしての強さ、人間としての強さはオタクはみんな知っている

生乾き:冬優子のコミュ見る度毎度新鮮に驚くもんな……冬優子、あまりにも芯が固く強く、そしてしなやか

M.C.O:個人的にはもっとアイドルの可能性を発掘するような新しいユニットを生み出しても見たかったんだけど、越境ユニットでは公式のチームピーちゃんが最大手過ぎる。あれを超えるユニットを生み出すことはできなかった……

もひろ:あぁ……まさにマリアージュの組み合わせですよね……

M.C.O:シナリオとかを生み出すことはできなかったんですけど、今回オファーに対して楽曲を考えたり、楽曲を歌う場面とかを考えていたら……これ自分で全体衣装とかも考えてみたら面白いんじゃね?ってなって衣装のイメージとか、サポートカードのコミュ名とかいろいろ考えてみました

こまけぇ

生乾き:確かに作品は書いてないけどさぁ!! 骨格はもうほとんど全部できてるんじゃねえか!!

ベンプ:全体衣装スタァライトやんけ!!!!!!!!!

中ボス:ここまで来てシナリオないのか……読みたい……

M.C.O:衣装ポエム考えるの凄い楽しかったんですよね、良ければ見てみてください。自分の好きなコンテンツの小ネタを入れたりなんかもしてます

智代子:グローリア。パンもケーキも食べてきた

生乾き:智代子がすげえいつもの智代子! 衣装ポエムの智代子は外さないなぁ~

冬優子:グローリア。世界を変える準備はできた?

中ボス:冬優子のやつもいいなぁ~、これってマイコレですか?

M.C.O:マイコレの要素もありますが……某仮面ライダーの楽曲のネタから持ってきてます。結構合ってません?

小糸:グローリア。飛んで、ここまで飛んできた

ベンプ:衣装ポエムいいな~、小糸の好き。ちゃんとこれまでのポエムのシリーズを受け継いでる内容になってるわ

中ボス:小糸は今回の6周年衣装でやっと飛び立てたんですよね!

M.C.O:そうなんですよね、一部アイドルは公式の衣装でも一貫したテーマでポエムが作られてるんですよね

しろくま:凛世いいなぁ……

酢酸:私は霧子のやつが好きですね。「きみをたたえるうた」……

中ボス:好きな衣装ポエム発表ドラゴンがいっぱい出てくる

一同:笑

生乾き:おもしれぇ~……マジで全身でシャニマス楽しんでるひとじゃないと出せないアイデアだった

M.C.O:シャニマス全身でやりすぎてて6th横浜の公式発表とかで案がかき乱されるんじゃないかとびくびくしてました。喜んでもらえてよかったです

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アイドルの中での頂点を決めるという難易度の高い注文ではありましたが、導き出した結論に参加者たちは納得の一言。険しい戦いを思い描くに当たって、コミュのタイトルや設定、共通衣装やそのポエムなど想像を膨らませたことで熱を肌で感じられるほどの質量を表現しました。シャニマスというコンテンツを追い続けてきたが故に、参加者もその表現が磨かれてきたように感じます。
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☆もひろの発表・世界水泳中継PR(サムライニトウリュウからのオファー)

もひろ:私は世界水泳の応援パーソナリティとしてのオファーということで、テーマに合わせて三人のアイドルを考えてきました。

もひろ:選出メンバーはこの三人!

もひろ:アイドルを選ぶうえでまず樹里がスポーツもののオファーとしては鉄板で外せませんでした。他にもスポーツ系のアイドルは夏葉やあさひ、めぐるもマッチはするんですが……水泳という舞台で多くの人たちに見てもらうジャンルになると癖もなく、フラットに広範な人々に親しんでもらいやすいアイドルで樹里にしました。

ちくぜん:なるほど、納得感あります!

もひろ:樹里本人の気質もあって多くの人に親しみを感じてもらいやすいと思うんですよね~

酢酸:コミュの中でも樹里は事務所外の一般人とも多く絡んでるイメージがあるかも……

生乾き:天然人たらしだもんな、樹里って。この手の企画ならもってこいだ

もひろ:その次にPRに伴ってバラエティ番組の出演などもあるとのことだったので適正ある子を考えたんですが……にちか以外にも智代子、甜花あと恋鐘も候補には上がりましたね。親しみやすさだと智代子とにちかが頭抜けてるかな?と思って、よりスポーツ適性がありそうというのでにちかにしました

酢酸:あー、確かにそうかも

もひろ:で、灯織はイルミネの中でもバラエティの番組出演が多いのもそうなんですが、3人のまとまりを見た際に聡明な印象の子がいたほうが画面が締まる感じがあって、話も回りやすくなるかなと思ってアンバサダーとしての仕事をまとめ上げてくれる存在としてピックアップしました。仕事としては潤滑油のような存在になってくれるかなと思います。

イベントコミュ「はこぶものたち」内で公開された「風野灯織のVAR!」の様子

ベンプ:はこぶものたちでも実際中継役をやってたり、実績もあるしな

もひろ:そして……この三人で披露する楽曲についてですが……



もひろ:スキマスイッチさんの「ガラナ」を選ばせてもらいました

生乾き:うわぁ~、懐かしい~~~~

しろくま:これだ……! 世代の人は効いたこと絶対あるやつ……

もひろ:にちかと樹里がいるとラップ曲をやりたくなってしまうんですが、今回は民放ということで必死に抑えました笑

なにっ

もひろ:この曲はあだち充の水泳漫画「ラフ(ROUGH)」のドラマ版のテーマ曲なんですよね。それもあってすごくいいと思ったんですよね

サムライ:歌詞がすごい熱くていいなぁ……アイドルに真っ向からぶつけられると嬉しい……

もひろ:オファーの際に、競泳水着のアイドルが見たいとの話がありましたけど……私はこういう仕事であんまり露出が多いのもなと思ったので……

M.C.O:まあね?

もひろ:体操服ならいいんじゃないかと思いました。ブルーアーカイブに出てくる感じのジャージ衣装ならテーマにも沿っているしいいんじゃないでしょうか?

サムライ:あぁ~、いいですいいです! これもすごいいい!

しろくま:これだこれだ!!!! 紺ジャージ!!!!

もひろ:プールサイドではサンダルに履き替えれば対応可能ですし、バラエティに出る際でも違和感なく行けると思います

もひろ:活動としては地上波のバラエティ出演や来場者へのインタビュー、それに会場で特別ミニライブの開催もしてもらいます。セトリにはシャニマスの中でも適性のありそうなものをいくつか選んで今回の楽曲と一緒に披露。

もひろ:企画と同時に特別なアルバムなんかが出たら嬉しいなぁと思っています。これまでの世界水泳でテーマになった楽曲をアイドルたちにカバーしてもらったら合いそうなものを選びました。

サムライ:わぁ、すごい……! 世界水泳についてもよく研究してきてくださった……!!

もひろ:それにイベコミュなんかもちょっとだけ考えてみました。この3人でのお話をやるなら樹里がキーになるのかなと思います。アイドルに自分から志願してなったわけではないので、にちかと灯織のアイドルとしての姿勢を間近で見ることで学んでいって、最後には自分自身の出来ることを周りの人と導き出すというストーリーです

もひろ:樹里と関係が深い存在として、商店街の会長さんがいたじゃないですか。あの人が夏葉ファンのお孫さんと一緒に会場にきてくれて、樹里が「夏葉は今日はいないけど、それ以上に楽しませて見せる」と宣言する……みたいなシーンが見たいです

ちくぜん:泣く奴じゃん! それは……おえんよ……

中ボス:ちょっとこれ……選手を「いってらっしゃい」で見送るにちかを幻視しまったんですが!?

サムライ:あぁ~~~~~~~いい

しろくま:ちょっと男子ぃ~、泣いちゃったじゃん

ベンプ:LPの最後のセリフね?

この一言に色んな感情があることを、あなたは知るべきだ

M.C.O:にちかのLPすごい大好きだからマジで嬉しい……

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スポーツの魅力をアピールする上で、実際の番組出演の様子まで思慮を巡らせてきた熱量を感じる一幕。仕事の中でアイドルがどんな風に成長するのかを想像するのもまた、プロデューサー仕草という他ありません。
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☆しろくまの発表・アイドルゲームを題材にしたドラマ企画PR(もひろからのオファー)

しろくま:私の発表に行きたいんですが……正直結構悩んで。いただいていたオファーの内容がこちらですね

生乾き:出た!! これ、難しそうだったんだよな……

サムライ:明確な元ネタがあると却って、ね

しろくま:「ひゃくまんの輝きのアイドルドラマ」とのことで前世の記憶を頼りにしつつ考えさせていただきました

中ボス:「アイラブザスター ミリオンマイル!」www めちゃめちゃタイトルもじってるな……www

生乾き:どこかで聞いたような気もするが……なんか違うし、多分勘違いなんだろうな……

しろくま:メンバーも自由に考えてよいとのことだったので、今回はこちらの3名にさせてもらいました。

中ボス:これもうチキンだろ

※チャンピオン・コミックスから発売中のヤンキー漫画。特にアイマスと関係はないのだが、コマの中にいくつもアイマスネタが仕込まれていることで有名

しろくま:最高の誉め言葉だ……

しろくま:オファーの話を貰った時、ミリアニの通りのお話にしようかとも思ったんですが、監督からのコメントの中にメインの3人はゲームのメインの通りでなくてもいいとのことだったのでそう言われたら「やってやろうじゃねえかこの野郎!」とばかりに他の可能性を探したくなりましたね

しろくま:私も色んなきっかけがあって、ミリシタを実際プレイした際には推しが田中琴葉に決まったんですよね。彼女の視点から描く物語も追いたいな、と思って調べていた内に「Blooming Clover」という作品に出会いまして。作中では琴葉と恵美、エレナの3人で「トライスタービジョン」というユニットとして描かれている場面がしばしばあって、これだ!と案の構想も決まりました

しろくま:そのストーリーをベースとして物語を考えて、シャニマスのアイドルでマッチするのは誰か?という視点で考えていきました

しろくま:ここら辺の話も実際元となった「Blooming Clover」に登場する話なんですよね。オリオン座の三連星が『遭難事件解決のカギ』の一つになることが、しろくま案のオリジナル要素(というより、原作からの変更点)。この物語においてはステラの輝きが鍵となります。

しろくま:恵美はすごいアイドルとして優秀なので他のユニットとの掛け持ちをすることになるんですが、その途中で役に入り切れなくなってしまうというスランプになっちゃうんですよね。そんな中どうしてそばにいる仲間を頼ってくれないのかという衝突も起きますが、対話の中で活路を見出して前へと進みだすことができた……というエピソードを採用しています

しろくま:物語の最後はやっぱりライブシーンということで、これはどちらかというとミリアニに寄せた感じになりますね。パフォーマンスを控えて体が固まってしまうけど、互いに手を取り合ってそれぞれの震えを共有することで一人じゃないことを認識。圧巻のパフォーマンスを終えたばかりでも、また足が震えている恵美と一緒に笑い合い、緊張も解けた中最後の舞台に立つというのが物語の流れです。

ちくぜん:すごくいい……!!

しろくま:配役についてですが、琴葉役を甘奈にしたのは髪色や年齢のこともあるんですが、精神面や在り方でもつながる部分があるのかなと思っています。完全に琴葉の気持ちを理解することはできなくても、それに寄り添おうと努力して、等身大の自分で演じることが甘奈ならできるんじゃないかなと思って選びました。

M.C.O:曇りガラスの銀曜日の話しました?今

しろくま:続いて恵美役は正直悩んだんですが、三峰にしました。気配り上手であること、配慮の鬼であるということ……プロ意識には凄まじいところがあるよなという点。そして彼女は絶対に筋金入りの原作ファンだろうなという笑

中ボス:あ~~~www

もひろ:それはそうかも……

しろくま:一緒に演じることになる二人を導いてくれるだろうという思いもあって三峰を起用しました! それに彼女もまたボーカルの化け物なので……

ちくぜん:確かに、この前のライブもすごかった……

しろくま:最後のエレナ役も滅茶苦茶悩んだんです。ハーフだからって理由で選ぶのは最初安易だよなと思ってたんですけど、最終的にはそれしかないよなという結論に回帰しました。これまでのコミュや歩みを考えていると、エレナの心境を一番理解できるのはめぐるなのかなと思ったので……

ベンプ:あ~……

しろくま:そして楽曲は前世の記憶……いや、もうこういうのはいいですね。ミリオンライブ!の「夢にかけるRainbow」にしました!

ベンプ:よくよく知ってる曲だよ……

しろくま:ミリアニから受け継いで「Rat A Tat!」でもよかったんですけど、よりエンディング感を感じられてかつ虹のテーマが283のアイドル向きだったのでこちらの楽曲にしました。

ベンプ:やばいUO折ろうかな

ちくぜん:やっぱそれぐらい上がっちゃうものなんですね笑

ベンプ:コールも体にしみ込んでるから正直ウズウズすんだよな

ちくぜん:ミリオンの話、全然知らなかったんですけどすごくよかったな……興味持ちました

中ボス:ミリアニは見たほうがいいですよ……

もひろ:女将まで!?

M.C.O:すごくいいな、シャニとミリのいいところをどちらも上手いこと抽出したアイデアですよね。よすぎる原作が存在するので、どうしてもアイデアの面で『車輪の再開発』みたいになってしまう場面はあったかと思うんですが、それでもめちゃくちゃにいい車輪を作ってくれたので、もう本当に言うことないです

しろくま:ああ、ありがとうございます!

ベンプ:いいねぇ……他マスのよさをこの企画で振り替えられると思わなかった。他マスも好きな曲たくさんあるから嬉しいわ

もひろ:オファーの時も多分「ひゃくまんの輝き」は入れなくてもアイドルドラマのオファーとしてできたと思うんですけど、つい欲が出てしまって笑 それでこんなにいいものを出してもらえたので最終入れてよかったです!

しろくま:最後なんですが、この手の企画には前々から参加してみたいと思っていたので今回参加できて良かったです。そんな感謝の気持ちを込めてこのリンクだけ送らせてください


M.C.O:お後がよろしいようで

ベンプ:ありがサンキュー!

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他ブランドのこともしっかりと理解しているからこそできた、味わいのある回答。参加者たちの多くからも感嘆の息が漏れ出しました。
自分のよく知るアイドルを、また自分のよく知るアイドルが演じる。その感覚はこれまでにない、新しいものがあります。本来別々の場所にある二つの世界が入り混じった瞬間に、思わず頬を綻ばせてしまいました。
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☆サムライニトウリュウの発表・アメフトのハーフタイムショーの出演企画PR(ベンプからのオファー)

サムライ:自分が受けたのはアメリカンフットボールチームからハーフタイムショーと応援のオファーでした! 結構かっちりとオファーの枠組みを作っていただいてた中で自分は……

サムライ:「最近、優勝から遠ざかっている」だとか「新しい風」だとかを見ているうちに、気づいたらシャニマスのアイドル側ではなくオファー側の方にだいぶ思いを寄せてしまって。そちらでミニドラマを作ってしまったんですね

もひろ:「かいぶつのうた」???

イベントの企画側の姿も丁寧に描写されたうえで、
「このせかいに、かいぶつはいない」のメッセージが効いてくる傑作イベント

サムライ:ちょっと趣旨を外れるかもしれんのですが、そちらで発表させてもらいます

かつてそのチームは【ガルーダ】と呼ばれていた。
勇猛なパワー、迅雷のようなスピード、裂帛の気合いから、空を駆る空想上の怪鳥ガルーダを思わせることからそう呼ばれていた。
しかし、リーグで連覇を果たしたのはもう10年も前。現在ではかつての評判は鳴りを潜めて、それどころか【地に落ちた駝鳥】と揶揄されるほどであった。選手兼コーチを務めているのは、今やロートル呼ばわりされているキャプテンである。既に17年選手であり引退も近いが、行進の育成とチームのために活動を続けている。

だが、彼は今でもチームの優勝を諦めてはいなかった。チームメイト達はそんなキャプテンを慕ってはいたものの、決定的に違っていたのは彼らには優勝というビジョンが見えなかった事である。キャプテンのしごきに負けることなくついて行くチームメイトは、実力的には申し分無い。
それにも関わらず成績が奮わないのは、勝ちへのモチベーション、ハングリーさが欠如していたためであった。

キャプテン「このチームならば優勝を狙える。そう思っているのはキャプテンの俺だけなのか・・・」
娘「そんなことないよ!お父さん!お父さんが頑張ってるのは私が1番知ってるんだから!」

独りごちたキャプテンを励ましたのは、15歳の一人娘だ。

娘「お父さんが作ったこのチームなら絶対に勝てる!」
キャプテン「そう言ってくれてありがとうな。でも、選手を育てることは出来ても、皆の意識を変えることは難しい。これが俺の限界なのかもしれないな・・・」
娘「それなんだけど、お父さん。わたしに考えがあるの!これを見て!」

そう言ってつけたテレビには、キラキラと輝く照明と歌って踊る女性が映っていた。

キャプテン「なんだ・・・サッカーのハーフタイムショー?283プロダクション・・・?」
娘「お父さんのこのチームに、怪鳥と呼ばれていたこのチームに、文字通り【ツバサ】を与えてくれる。」
テレビ《目指すならトップだけよ!》
娘「番狂わせを起こすの!これは、そのためのオファー!!」

(沸く一同)

中ボス:うぉ~~~、めっちゃいい……!

M.C.O:導入がカンペキだ

ちくぜん:ここだけでももう十分泣けるよ

サムライ:というところでオファーアイドルの紹介に移らせていただきます。

・八宮めぐる
オファーコメント:チアリーディング×アメリカンフットボール。この内容で八宮さんにオファーをかけるのは当然です!むしろオファーしなきゃ嘘になります! 
SNSでは
『めぐるちゃんの応援とか勝ち確』
『まじでアメリカからのオファーでも違和感ないw』
『需要と供給のマリアージュや〜!』などの声が挙がっていました

サムライ:考え始めた段階でめぐるは絶対に必要かなとなりました。「めぐる=チアリーディング」でシナプスがすぐに繋がっちゃってたので。

中ボス:シャニマスあるあるのモブからの声も上がっている笑

ちくぜん:なんだか見覚えがあるやつ……w これもシャニマスあるあるですね

サムライ:カードをいろいろ振り返ってみましたが、思ったほどめぐるのチアリーディングはなかったです。多分いつかの四コマのイメージが強かったのかな……

もひろ:マイコレめぐるの「HAREBARE!」衣装はそのテイスト寄りかもしれないですね

サムライ:そうかも、チアリーディングはめぐる一人でもやれちゃうんじゃないかってぐらいですが!

斑鳩ルカ
オファーコメント:斑鳩ルカさんの圧倒的な歌唱力ととパフォーマンスで、チームに勢いとハングリーさをもたらして欲しいです! ルカさんにこのチームを救って欲しい!
SNSでは
『斑鳩ルカはちょっと意外』
『ハーフタイムだけ見に行くまである』
『この投稿は削除されました』などの声が挙がっていました

サムライ:二人目は斑鳩ルカ。競技の世界だとぶつかり合いであったり、強い意志が求められる場面があるのかと考えまして、ルカの攻撃的な部分が良い刺激になるんじゃないかと思いました。

中ボス:投稿消されてる……w

ベンプ:また解像度高いモブおるな

生乾き:ルカのファンの情緒がかき乱される……

しろくま:多分長文乱文あったんだろうな……

サムライ:ルカのファン層的にもスポーツ観戦にこれまで馴染みのなかった層を呼び込めるんじゃないかという狙いもありますね。意外性も込みです

M.C.O:283プロに移籍したことでファン層もルカ自身変わってきている部分もあるでしょうしね、面白い挑戦だと思います

サムライ:ちょっとチクッと刺すような選出意図でもあるんですよね。何気なくオファーコメントに寄せた「ルカさんにこのチームを救ってほしい!」はルカの叫びである「私のことは誰が救ってくれんだよ」にかかってきます

むひろ:あぁ……

・有栖川夏葉
オファーコメント:元気印の放クラちゃん!の中でも最年長の有栖川さんに、応援団長になっていただきたくオファーしました。自他ともに認めるトップを目指す、その背中にチームを乗せて優勝へと導いていただきたいです!
SNSでは
『目指すなら優勝のみだよな!!』
『これは燃える』
『気づいたら選手とトレーニングしてそう』などの声が挙がっていました

サムライ:もう最後はね、お分かりのことだとは思いますがね。有栖川夏葉です!

M.C.O:やった~

サムライ:このオファーを見た時に、夏葉なら彼女の持つ一番熱い部分を十分に発揮してくれるんじゃないかと思いました。夏葉を筆頭にして、三人には応援をしてもらいたいです!

ちくぜん:本当にここまでの並びが見事だった……

サムライ:そして最後はこのメンバーにて披露してもらう楽曲なんですが、それがこちら!


「起死回生STORY」THE ORAL CIGARETTES

酢酸:わっ、かっこいい!

しろくま:もう優勝です、これは勝てる、勝てるぞ……!

中ボス:ルカが歌いそうな感じめっちゃありますよこれ

しろくま:その脇を夏葉とめぐるが固めて……めっちゃよくないですか!?

ベンプ:いい、めっちゃいいじゃん!

サムライ:前に別の座談会でも出したことがあるんですけど、THE ORAL CIGARETTESと斑鳩ルカの相性がめちゃめちゃにいいんですよね……歌詞がいちいち合う

M.C.O:ちょっと歌詞が絆光記っぽくていいな……ルカとめぐるの二人がこの曲を歌うって言うのが刺さります

ちくぜん:今日読んだばかりだからすごい分かります……いいコミュだったから……

ベンプ:ありがとう!!!!!!! 俺のオファーだからな、これ!!!!

サムライ:このオファーの条件に入場時やチャンスタイムにも流すという条件設定があったので、それに合わせたものになってます。これは沸くでしょう!

ちくぜん:確かにこういった曲はすごくいいですね。スポーツ感あるし、ドラマ性がある……!

ベンプ:チャンスタイムとかもそうだけど、この曲をバックにしたアメフトのPVが目に浮かぶようだったわ。マジでかっけえ

サムライ:ハーフタイムショーは結構ロックとかR&Bとかも多そうだったので、アイドルテイストが強い者はお呼びじゃないのかな?と思ってロックで攻めさせてもらいました

ベンプ:ちょっとオファー側の話させてもらってもいい? このオファーには元ネタがあって、パナソニックインパルスっていうチームがあるんだけど、僕が応援している社会人チームなんですけど……ずっと優勝できていなくて。

もひろ:……! そうなんですね……!?

ベンプ:しかも毎年二位で終わる! ずっと逃し続けていて……パナソニックインパルスは9年優勝できずにいるんですよね

サムライ:ちゃんとしたバックボーンがあったんですね……

ベンプ:優勝したのは高田鉄男っていうQBが導いた年だけ。富士通フロンティアズ、オービックシーガルズと三つ巴で争っているけれど、優勝は取れずにいるんですよね。

しろくま:すごい、本当にオファーのそのまんまだ

ベンプ:パナソニックインパルスはチームにリアリーディングがいるのが面白いところなんですよね。関西のチームだし、クリニックとか実際の選手が教えてくれることもあって俺も現役時代行ったことがあるぐらいに親しみ深くて応援してる

ちくぜん:そうか、パナソニックって大阪が本社か……

ベンプ:そんなわけで思い入れも強いチームを投影してて、自分の大好きなアイドルたちが選手を応援してくれると思うと……改めて嬉しいね

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選手を応援する上でもアプローチの種類は様々であると教えてくれました。斑鳩ルカという存在が一点混じるだけで、フィールドは互いをぶつけ合う戦場に様変わり。観客たちの歓声も、闘争を求める雄叫びに変わったようにさえ感じられます。
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☆酢酸の発表・西部劇映画出演PR(ちくぜんからのオファー)

酢酸:もらっていたオファーが西部劇のオファーということで……まずもらった時の感想から言えば、とても難しくて笑 もともと西部劇に詳しくないこともあって……

ちくぜん:いやぁ、そうですよね。そこですよね、申し訳ない

酢酸:いやいや、分からないなりに色々考えてみました。まずもらった設定から見つめてみようということで、主人公の設定の「放浪の旅人」という部分に着目したんですよ。

酢酸:シャニマスで旅人といえば、ルカなんじゃないかと

しろくま:あぁ~!

今でこそ283プロに在籍するルカだが、
かつては別の事務所で美琴とユニットを組んでいた

酢酸:ルカは美琴とユニットを組んでいた時代もあって、そこからソロとしての活動もあり、今では283プロに加入してコメティックというユニットを結成している。この歩み自体はルカが選んだものではなく、当てのない旅をしているようなもの……というところでピッタリだなと感じて、そこからスタートしました

ちくぜん:いい……すごい分かります

酢酸:そして僕が選んだのはこの三人ですね

酢酸:見てもらって配役も分かるとは思うんですが、「放浪の旅人」がルカ、「正義感の強い新米保安官」が灯織、「酒場の娘」が恋鐘になってます

ベンプ:王道で良い!!

激熱キャスティングに黄色い悲鳴が飛ぶ外野

もひろ:ど真ん中ストレートですごい球が飛んできましたね!

サムライ:それそれ~! 衣装もこれちゃんと意識してるな……!

酢酸:灯織はCatch the shiny tailでも警察官をやってましたし、本人にもいい意味での融通の利かなさみたいなものがあって好きなんですよね。あと単純にルカひおがめっちゃ好きっていう……いいよね

生乾き:www シャニのオタクはもれなくみんな好きだから

酢酸:月岡恋鐘ちゃんについて、「酒場の娘」の配役自体はにちかや愛依とかも候補には上がってたんですがやっぱり月岡食堂の愛されガールは抜けて似合いましたね。

酢酸:ルカと灯織と並べてみた際にも、過去にシナリオ上でアイドルに強い思い入れが描かれてきた子という面でも共通していて、収まりが良かったんですよね

酢酸:そして、そこから派生して……映画のテーマも少し考えてみまして。西部劇というと少し古めかしい感じがありますよね。なんでも、戦後1940~60年代で隆盛を誇ったジャンルで、アメリカの開拓精神を投影したような部分で人気になったそうなんです。

酢酸:現代ではそれほど持て囃されることもなくなってしまっているが、確かに輝かしい時代は過去に合った。それってつまり──

酢酸:トリビュートギグなんじゃないかって

もひろ:おぉ~~~……!

ちくぜん:なるほど!!

酢酸:トリビュートという言葉自体、過去に対する尊敬をもってリメイクするとかの意味合いが強いんですよね。この西部劇においてもそのテーマを活かすことが出来たら面白いんじゃないかと思いました。

酢酸:『セヴン#ス』で実際にギグを演じていたのはルカで、イベント自体も成功を収めているのでそこからのオファーに繋がったという裏の設定もそこで獲得することが出来ました。

生乾き:なるほど、つながった……

酢酸:それもあって恋鐘の枠がにちかだと流石に文脈過ぎるな、と笑 多分にちかが役に決まってたらルカがこの役は蹴っちゃいそうですしね

もひろ:www

酢酸:日本国内では黒澤明監督の「荒野の用心棒」っていう作品が西部劇では有名なんですけど、これってリスペクトありきとはいえ、「用心棒」っていう作品を著作権ガン無視でパクった作品らしいんですよね

ちくぜん:うんうん、そうなんですよ!

酢酸:それをこのオファーで更にパクり返してやったら面白いんじゃないかなと笑 なので映画タイトルは「荒野の用心棒 トリビュート」です笑

酢酸:そして楽曲は僕の好きなバンド、ELLEGARDENの「Missing」という曲を持ってきました

しろくま:いい雰囲気の曲の始まり……確かに合う!

酢酸:西部劇のテーマとなった曲の雰囲気とかも調べてみたんですけど、思ったほど派手じゃなくてむしろ郷愁的・ノスタルジーを感じさせる曲調が多いなと思ったんですよね。

ちくぜん:そうですね、民謡的な側面もあったりしますからね

酢酸:決闘が終わった後に背を向けて歩く姿と曲、というのが典型っぽかったので少し落ち着いた感じの方が良いなと思ってこの曲にしました。

ちくぜん:うわぁ~、すごい嬉しい……! この感じですよ……!

酢酸:曲自体「あの頃に」と過去に思いを馳せる歌詞が多く登場したりするので、トリビュートという題材テーマ的にも合うんですよね。映画の物語自体にもマッチするし、ルカ・灯織・恋鐘の三人からしても過去を想うのはマッチするし

ベンプ:いいねぇ……なんか全然関係ないとは思うんだけど、なぜかワイルドスピードを思い出してる。「おい、別れの言葉はなしか?」

ちくぜん:あぁ~、それも分かります

ベンプ:エンディングのバッグで流れる曲としてめちゃくちゃいいわ……

M.C.O:遠ざかっていくルカの背中を映しながらこの曲流れたらエモイな……

しろくま:なんか咀嚼していつまでも味わいたくなっちゃいますね……

ちくぜん:西部劇を知らない方がここまでのものを出してくださるとは……! そうなんですよ、ガンアクションだけじゃなくて、こうして少しジンとくるような場面もあるのが西部劇なんです

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かつて隆盛を誇ったジャンルに再びスポットライトを当てる、その営みにトリビュートギグを準えたのはまさに画期的なアイデアでした。イメージの難しかったテーマが一気に自分たちの間近にまで迫ってきたような感覚で、参加者たちも熱を持って耳を傾けていました。しっかりとした下調べもあって、非常に解像度の高い回答となっています。
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☆生乾きの発表・TCGストレージの新商品開発企画PR(中ボスからのオファー)

生乾き:じゃあ、最後やりますか……ここまで残ってはしまいましたけど、私は割と王道なオファーだったので、特にひねりもないですよ?

中ボス:内容自体は難しい物を渡してしまったなとは思っていたんですが……

生乾き:そうですね……TCGの新しい商品開発ってことで個人的にそこまでなじみ深いテーマでもなかったので戸惑いはしたんですが、自分なりにまっすぐなものが用意できたとは思っています

生乾き:……行きます

生乾き:それでは私、283プロダクション営業部・生乾き三十郎によるプレゼンテーションを開始させていただきます。

M.C.O:おい、なんか始まったぞ

しろくま:えぇ!? なにこれぇ……

中ボス:えっ!? マジか~

※ここから先、当時読み上げていた原稿を併記していますが、基本読み飛ばしでOKです。

まず、私が御社よりいただきましたオファーについて整理させていただきます。
今回トレーディングカードゲーム、通称TCGにおけるカードストレージの共同開発のオファーをいただきました。昨今の社会情勢において、いわゆる「おうちあそび」ジャンルの人気が高まる中で、TCG業界も勢いを増していきました。そこかしこでショップ大会が開かれるほか、コレクション用品としての需要も増し、カードゲームは世代、性別を問わない開けたコンテンツと成長している事実があります。新規顧客の獲得競争において優位に立つための強みが各社に求められているところでしょう。

酢酸:ブシロードのプレゼンでも始まった?

中ボス:実際カードゲーム人口は増えましたね……シャニマスもヴァイスシュヴァルツにユニアリと参戦してきましたし

御社が示された商品開発の方向性は主に三点。TCGに触れてこなかった若者向けに、新規顧客層の開拓。従来のイメージを刷新するようなおしゃれで万人受けするデザインコンセプト。そして、こうした開発事業にアイドル自身が携わることで、商品を売り出す上でのアピールポイントとなること。以上の三点を加味したうえで、検討に検討を重ね、弊社所属のアイドルより三名を選出させていただきました。
本プレゼンは、アイドルたちが考えてきてくれた新商品のアイデアおよび、彼女たちによるPRの方向性の提示が目的となっております。

しろくま:割と最近のカードゲームはCMとかでもライトな印象を押してますよね

ちくぜん:確かに……芸能人がCMに出てるのをたまに見ます

まず、前提としてTCGにおける現状の社会認識を確認しておきます。TCGは長く閉ざされたコミュニティの中で遊ばれてきたコンテンツです。独自の世界観や物語を展開しているTCGも多く、そうしたサブカルチャー文化に馴染みのある人間でなくては新規で始めるのには躊躇ってしまうこともあります。
そして、TCGを深く楽しむとなると、店頭で開かれている大会などに参加する必要がありますが、コアな楽しみ方をする層では独自のつながりが既に醸成されており、新規参戦する方は疎外感のようなものを感じてしまう場面もあります。
そして、これが最も重要かもしれないですが、電子ではなくアナログな紙媒体で楽しむと鳴った際、カードを保護するためのスリーブをはじめとして各種サプライの購入を求められるケースも多いです。どこまで突き詰めればいいのかの展望を抱けず、飛び込んでいくことに抵抗感を示される方もいるはずです。

しろくま:なんだか見覚えのある副社長がいる……w

ちくぜん:これ本当に好き

御社もそのことは前提として、私共にもあらかじめ方針を示してくださりました。軸となるのは三要素、おしゃれ、万人受け、実用性です。
今回の商品はカードストレージとのことで、主としてカードの収納や運搬、保護の役割があります。何をとるにしてもまずはこのことが満たされていなくては、前提として不十分です。
続いて、おしゃれであるということ。定義として難しい言葉ではありますが、ここでは自分自身をデザイン・プロデュースすることの延長であると捉え、その時の流行を抑えたり、自分自身の個性を表出させるプロセスであったり、非日常を他者にも感じさせるという発信力として捉えました。
最後の万人受けですが、おしゃれとは少し重なる部分もあり、他者とのコミュニケーションツールとしての機能が大きいです。日常の中で他者と共有できる話題としての役割をエンターテインメントは担っています。

そうした三要素の共通項として、「普段使い」という言葉を挙げられていました。TCGでの役割以外にも日常にカードストレージを取り込むという難題です。現状、カードストレージにそれ以上の付加価値はあまりなく、TCGに親しんでいない人では何に使うのかもピンとこない、というケースも多いでしょう。この壁を超えることが出来れば、世間への浸透をより一層強めることができるでしょう。

では、その普段使いについて考えを深めていきます。サブカルチャーコンテンツではよく普段使いという言葉は持ち出されますが、どういった意味合いなのでしょう?
最も大きな要素としては、日常生活に好きな存在を取り込めるということです。たとえば、スマホの待ち受け画面やファッション。キャラクターそのものではなく、キャラクター自身が使っているデザインと同じものなど直接的でない繫がりなら、違和感なく日常に取り込むことができ、生活の中で満足感を得やすくなります。
もう一歩踏み出すなら、他者とのコミュニケーションツール。先ほども少し触れたところではありますが、会話が弾むにつれ、自分自身の趣味趣向を語ることに楽しさを感じる人は多く、そうした話題のきっかけとして活躍してくれることが期待できます。
総合的に見れば、自分自身をデザインすることにもなります。何を好きだと感じるか、どんなコンテンツに親しみを感じるか。そうしたライク・ラブの発露はパーソナリティの確立に他なりません。
カードストレージもそうした機能を担えるのではないでしょうか。

もちろん、本来の機能を損なってはいけません。大切なカードを収納、保護、運搬する役割を備えたうえで新しい価値の創出も考えます。昨今ではペン立て、小物入れなどの収納品もデザイン化が加速。そうした流れにストレージも乗れるのではないでしょうか。カード以外の他の何かも入れられる、ストレージ自体が空間を彩る存在になる。そんな新しい在り方を模索したいところです。

そして、アイドルが作ることによる付加価値も普段使いに関わってくるところです。普段から使っているものに、親しみを感じやすくなるという面で制作者という存在は導線として手ごろです。アイドルが商品をアピールする際にも、前面に出す働きかけはプロモーションとして行っていきたいです。

これらの観点を総合して考えると、今回弊社アイドルにはカードゲームデザインを日常に取り込む橋渡しとしての役割が求められていると考えます。ティーンエイジの女性層というカードゲームとはこれまであまり交わらなかった領域の存在を、うまく活用すれば別のイメージを創り出すことが出来る。新規顧客獲得のためにブルーオーシャンを開拓する魁としてアイドルには活躍してもらいたいと思います。

さて、ここでいよいよ本題に移りたいと思います。
先日のオファーを受けて、御社に貢献が出来るアイドルは誰か?という議題に真摯に、熟考を重ねて、ついに答えを用意することが出来ましたのでここでご紹介させていただきます。

まず一人目はコメティックより、郁田はるきです。彼女は事務所内所属のアイドルの中でも創作活動に意欲的に取り組んでおり、根っからのクリエイター気質ということが出来るでしょう。弊社所属のプロデューサーとの会話の中でも、言語化の難しい感情や衝動を置き去りにすることなく、丁寧に向き合い、表現を試みるなどチャレンジャーな側面もあります。
そして何より、何かを作ったり表現することが大好き。【桜花拾】というカードでは『永遠』というかたちももたず、答えもないテーマに対し、様々な表現を模索し、受け取り手がどう捉えるか迄思慮を巡らせたアイデアを生み出しました。一つのテーマに対し、多面的に様々なアプローチを考えだしてくれる彼女は、このオファーにおいては打ってつけといえるでしょう。

しろくま:はるき!!!!!!!!!!!

中ボス:自分のオファーでもはるきは採用しましたけど、同意見ですね。デザイン分野において、彼女ほどの適性はいない……

M.C.O:創作分野にていくはる起用は正義

そして二人目は放課後クライマックスガールズより、杜野凛世です。彼女はサブカルチャーに対して疎い側面がありますが、一度触れた者には熱しやすく、愛を語ることも厭わないという側面があります。今回のオファーにおいて、新規顧客層の開拓としてはシンボル的な存在を担えるはずです。普段は少女漫画に熱を注ぐ彼女ですが、【をとめ大学】というカードで自らアニメショップでグッズを買うシーンも描かれているなど、日常にグッズを取り入れる親しみ方にも心得があります。これからTCGをはじめていくライト層にとって、並走者として導いてくれるという信頼の下に選出しました。

もひろ:なるほど、凛世……初心者と同じ立場でTCGに向き合える子ですもんね

サムライ:凛世は何事も熱しやすい側面がありますからね!

最後、三人目はアルストロメリアより、桑山千雪です。まず彼女が雑貨屋での勤務経験があり、ものづくりにノウハウがあるというのは大前提ですが、当オファーにおいて、アイドルが作ったことによる付加価値の創出という文言を見た際に、真っ先に思い付いたのは彼女でした。
GRADシナリオ内にて、彼女はアイドル・桑山千雪の作った巾着とただの桑山千雪の作った巾着と、世間の見出す価値の違いに煩悶したことがあります。そこでどうアイドルとしての自分に向き合うのか、ただの桑山千雪はどう生き続けていく、挑み続けていくことを選んだのかはご自身の目でお確かめいただきたいですが、彼女ならきっと、アイドルである自分が作ったこと以上に愛着を持てる何かを見つけ出してくれると思います。カードストレージを持つ人の心情、これから先新しい世界に飛び込もうとしている興奮と緊張を解して、彼女なりのスタンスを見せてくれると思います。

しろくま:千雪GRAD……! 雑貨屋であることも勿論だけど、共通シナリオの方でもテーマにハマるのか……!!

もひろ:これもまた納得感ありますね……!

ちくぜん:うわ~、いい三人が揃ったなぁ……!!

手書きなうえに誤字ってる

そして、そんな三名と共に共同開発したのがこちらになります。組み換え式キューブデザインのストレージです。あくまでストレージとしての機能は保ったまま、他の小物や文具も入れられるようにし、積み上げることでシェルフのように使うことが可能です。正面にはのぞき窓をつけることで、お気に入りのカードをアピールできるほか、側面はメッシュ格子やキャンバスボードなどを採用して自分自身で装飾が出来るように調整予定です。ストレージを通して自己をアピールする、そんな体験を生み出したいと考えています。開けた収納と並行してカードの保護も行うために、蓋に当たる部分はスライド式天板で考えています。正面に突起をはめ込む穴をあけることで、載せ蓋のような使用感となると思います。
カラーリングはオフホワイト、ライトブルー、パステルイエローで展開予定。アイドルカラーを取り入れることで、親しみを持ってもらえればと思います。

サムライ:そう来るんだ!?

しろくま:おしゃれ~……なるほど、カードストレージ以外の小物入れとも組み合わせられるのか……

酢酸:普通に欲しいかも、いいですねこれ

しろくま:雑貨屋にありそうなアイデア……!

そして、ここからはプロモーションに移りたいと思います。商品をリリースするのと並行して、アイドルには他アーティスト様から提供いただいた楽曲を使ってのPR動画に出演してもらう予定です。

PR動画のテーマは「日常とTCGを同じ地平戦で」。アイドル三人には、学校生活、友人と事務所で語っている時、仕事をしている合間の時間を撮らせてもらい、そんな隙間隙間を彩るカードストレージを映し出します。デザインの一部として生きているストレージシェルフは雰囲気を阻害せず、会話のタネとして活躍。アイドル自身の日常を切り取ったようなハンドカメラ手法でさりげなく商品をアピールします。
キャッチコピーは「常在戦場、なんて言っちゃって」TCGに新しく飛び込む層の気恥ずかしさや期待を感じていただければと思います。

そしていよいよそのPR動画を彩る楽曲についての発表です。

郁田はるき、杜野凛世、桑山千雪の三名には……緑黄色社会様の「ナイスアイディア!」を歌ってもらいます。こちらの楽曲は変わり映えしない日常を自分から働きかけることで変えていく、彩に満ちた世界にしていくというメッセージが主題に盛り込まれています。晴れやかで思わずスキップをしたくなるような明るいテイストの楽曲も、この三人の雰囲気と非常に調和しているものと思います。フレーズの一つ一つにもアイドルの過去のシナリオに重なるものがあったり、アイドルをよく知るファンからすればニヤリとする場面もあるのではないでしょうか?

以上が本オファーにおける私からの提案でした。ご清聴いただき、ありがとうございました。

M.C.O:あぁ~、いい曲なんだよなこれ……

生乾き:前々から桑山千雪と緑黄色社会は相性がいいなと思ってたんですよね。どの曲も歌ってるイメージが想像しやすい

ベンプ:分かる分かる! 合うよな!

酢酸:両者で根底の思想みたいなのが似通ってそうですよね

しろくま:この曲もカードゲームを始める際に、怖くないよって背中を押してくれる感じがあってすごいアイドルに合ってます

ちくぜん:新規層に向けた楽曲としてピッタリですね!

しろくま:カードゲームはリフレッシュのための遊びなんですもんね。はじめはそれぐらい気軽に始めてほしい

M.C.O:コールも入れやすい楽曲で、カバー披露のイメージもしやすいな

ちくぜん:ライブ映えしますよね~!

酢酸:変則ビートの部分もあって、そこははるきっぽくて良い

中ボス:本当にいい意味で裏切られました。オファーの時に言っていた「普段使い」っていうのはオシャレ着と部屋着ぐらいな意味合いのつもりで言ってたので、機能を広げて家具としての普段使いっていうのを見せてくれたのがすごいいい意味での裏切りだったんですよね

生乾き:あ~、そっか! ちょっと読み違えてた……

中ボス:で、思い返してみると実際カードゲームをインテリアの一部にする流れってちょっとあって。カードを飾るためのグッズとかもいっぱい出てきている中で、デッキとして使う機能を維持したままに飾るって言う観点は斬新でめちゃくちゃ嬉しい!!

生乾き:元の方針とは違ったみたいだけど、こうも喜んでくれたらこちらまで嬉しくなるな……!

こんなに有難いことを言ってくれてるのに
当人がカス

中ボス:一番好きなカードはやっぱり飾りたくなっちゃうんですけど、現状は本当に飾るだけになってしまう。持ち運びもできて、遊ぶこともできる……デザインとして本当にいいと思います!!

中ボス:えぇ~……欲しい……なんかちょっと泣けてきた。え、手作りのフリマとかで売りませんか……? 本当に欲しい……

ちくぜん:すごい、この座談会ちょくちょく人の情緒が壊れている

中ボス:いくら払ったらいいんですか

M.C.O:中ボスさん肉送りましょう、肉。いい店知ってるんで

中ボス:えぇ……もうどうすればいいの!? 皆さん考えてくださいよ、ヴァイスシュヴァルツのサインカードを家具として飾れたらそれだけでよくないですか!? さらに自分で持ち運んでプレーもできるんですよ!?

画像は2021年リリースのもの
最新版のブースターパックでも
キャスト・アイドルのサイン入りカードが低確率でランダム封入されている

しろくま:ぬいを持ち運べるバッグみたいなものですよね。好きをアピールできるし、一緒に出掛けられるし。

ちくぜん:あ~、なるほど。確かに言えてる!

もひろ:オタクのみんなが思うことですよね……! 外に持ち運べるグッズはそれだけで価値が高い!!

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わざわざスライドを用意して、深夜にプレゼンテーションを披露して見せた最終番。それなりに準備をしてきた甲斐あって、オファー元には喜んでいただけたようです。楽曲もテーマとの親和性は高く、発表した瞬間に歓声が上がりました。現実世界でもタイアップが多いアーティストは流石の適性を誇るようです。
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これにて全ての発表が終了!

参加者たちは自分が手渡したオファーが、想像以上の完成系となって帰ったことでホクホクなご様子。座談会が終わってからもなお、感想戦がしばらく止まりませんでした。
シャニマスというコンテンツを熱量持って追い続けてきたもの同士、その興奮と感動も同じだけの質量を持つことができたようです。

会を振り返ってみても、ただカバー曲を考えるのとは違った手応えがありました。

プロデューサーという立場をロールプレイする以上は、手を抜いたキャスティングは出来ないし、自分の発表にもこれまでにない重みを感じずにはいられません。アイドルに仕事を託す、というのはそれだけ重たいのだと改めて痛感。その仕事においてアイドルはどんな役割を果たすことができるのか、またアイドルはその仕事を通じてどう成長できるのか。複合的な視点からオファーを観察するのは、それだけでも面白いです。

一つの対人コミュニケーションゲームとしても優秀。オファーを考える時から他の人がこの仕事をどう見るのかの視点はついて回りますし、他の人から受け取るオファーにはアイドルに託したい何かが必ず介在している。それを踏まえた上で編み出す回答は、他者理解と自己表現を擦り合わせていくのに近い営みかもしれません。そうした中で「これだ!」と思えるアイドルを見つけ出した時は、ある種の達成感すら感じます。

何より一番なのは、考え抜いて導き出したアイデアが他の参加者たちに認められた瞬間の喜び! 解釈一致を分かち合った時の胸いっぱいに澄んだ空気を吸い込んだ爽快感は何物も勝りません。一人でただやってほしい仕事を考える、歌って欲しい曲を考えるだけでは得られない充実感が実る2秒がそこにあります。

さて、ここまでお読みいただいた方に問います。

テレビ番組を見ている時に、「このアイドルがもし出ていたらどんな風に活躍するのかな」とか。映画を見た時に、「この役をあのアイドルが演じたらどうなるのだろう」とか。観光地を訪れた際に、「ここならあのアイドルは喜んで見て回りそう」とか。

そんな些細な好奇心を抱いたことは過去にないですか?

それらは全てオファーの種、仕事の灯火です。
好奇心を想像に、1マス駒を進めてみると「自分ならこのアイドルをキャスティングするかもな」になり、2マス進めば「他の人はどんなアイドルを起用するのかな」の契機になります。
もしあなたのそばに、プロデューサーと呼べる人がいるのならぶつけてみてはどうでしょうか。共にアイドルに向き合うもの同士、それぞれの願いを共有してみるのも良いと思います。

きっとそれは、新しいよろこびを見出すきっかけとなってくれるでしょう。

それではここまでお読みくださりありがとうございました。
最後はあの言葉で締めたいと思います。

プロデューサーさん、これからもアイマスですよ~~~~!

アイマス~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


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