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スピッツでギターを始めるということ

概要

 スピッツ(とその他諸々)に憧れてギターを始めて一年経ったので、一周年記念にギターを始めた感想とか、スピッツの曲のギターの難易度はどうとか語りたいと思います。スピッツとギターが好きな人、もしくはそのどちらかでも好きな人は、見てくれると嬉しいです。
 私は音楽的才能はほぼ0と言っても過言ではなく、音楽知識の間違い等あるかもしれないので、何かお気づきの点があれば、容赦なく有識者マウントを振りかざしてください。よろしゅう。

ギターの感想

 一言で言えば、とても楽しい。とにかく楽しい。なんだこの楽器、すごいぞ、音が鳴る。一年間ほぼ毎日弾いてます。
 ギターの仕組みって結局、左で抑えて右で弾く。これに尽きるので、最初の一歩だけで言えば相当簡単だと思います。プロの域に至るのは至難の道ですが、真似事だけなら音痴でもできますし、楽しいです。
 あと私はエレキなのですが、エレキは生音が小さいので、アンプにイヤホンをつないでやっている限りは周りの迷惑になりづらいですし、音も弄れてそれだけで楽しいです。バリバリに歪ませたり、程よい歪を探したり、コーラスをかけてアルペジオを楽しんだり、様々な遊びができます。
 ギターの音色はアンプでも弄れるのですが、他にエフェクターというものがあります。ギタリストの足元にある小さな長方形の箱のようなものなのですが、これが非常に集めたくなります。沼です。私は初心者故、あまり手を出しても仕方ないと思いつつ、歪エフェクターを一個、後はアンプでやりくりしていますが、デジマートを覗く日々です。

ギターを始めての変化

 一番の変化は音楽の聴き方だと思います。もちろんギターを始める前もギターの音は好きでギターソロ集とか聴いていたんですが、音楽を聴く耳が一つ増えた感じですね。ギターを中心に聴くようになったというよりかは、ギターを中心にも聴けるようになったと言う感じで、聞き飽きていた曲に新たな印象を持ったり、好きになったり、それがとても楽しいです。また他の楽器、ベースやドラムなどにも注意しながら聴くようになって、前よりも音楽を楽しめている気がします。
 他にもライブの時なんかも、どんなギター使ってるかとか気にするようになって、それが楽しみの一つです。スピッツに関しては、三輪さんは大体レスポールなのですが、最近ジャズマスターが増えてきていて、他にもライブ中一曲はテレキャスターを使うようになってきている(猫ちぐらの『初恋クレイジー』、NEW MIKKEの『稲穂』)など、様々な発見があります。
 後は、ギターの名手なんかも聴くようになってきます。ビートルズはもともと聴いていたのですが、他にもpink floydのギルモアや、三大ギタリストエリッククラプトンなどは大好きになり、クラプトンは来日公演にも行きました。最高でした、クラプトン。音楽の幅が増えたのも大変喜ばしいことであります。

スピッツでギターを始めると言うこと

 本題です。スピッツでギターを始めた私から言うと、スピッツからギターを始めて非常に良かったと思います。なので、スピッツが好きで、ギターに興味がある人は、是非やるべきだと思います。理由はいくつかあります。

 一つ!役割分担がしっかりしていて、分かりやすい。
 
スピッツは、ツインギター体制で、大体の曲で、三輪さんがリード、草野さんがバッキング(リズム)という風に分かれています。一応ざっくりと説明すると、リードはイントロとかギターソロとか、メロディアスなギターで、バッキングはコードを弾くもので、弾き語りとかもこれにあたるんじゃないかな、たぶん。もちろん例外もあって、『8823』とか『みそか』とか『不思議』などでは草野さんがリードやギターソロを担当することもありますが、大体分担されています。なのでどちらをやりたいかというあなたの希望に合わせて、ギターを練習することができます。あまり他のバンドのこと言うべきではないかもしれないですけど、ミスチルなんかは、桜井さんがギターを弾かないことも多々あって、田原さんのコピーしようとすると、結構複雑で難しい(主観)です。
 一つの曲で、三輪さんパートはもうアルペジオしか弾きません!みたいな曲もあり、変なコードとか覚えなくても弾けるので楽しいです。後、スピッツの曲はコード進行がわりと簡単なので、バッキングも弾きやすいと思います。ただ、草野さんのストロークはバリ巧いので、あれしながら歌うのは相当難しいです。

 二つ!曲の難易度が色々あって、初心者でもとっつきやすい。
 
スピッツの曲のギターが簡単とは一概に言えませんが、簡単な曲もあります。例えば、『三日月ロックその3』なんかは結構コピーしやすいですが、『8823』は相当むずいです。
 どう簡単かと言うと、三輪さんはアルペジオでもソロでも、単音弾きが多くて、あまりミュートとか意識しなくても弾けることには弾けるんです。だから指一本でもやろうと思えばやれるフレーズが多いです。
 なのでギターの上達に合わせて弾ける曲もどんどん増えて行ったり、またある曲が弾けるようになったら上達を感じることが出来たり、まあ楽しいです。
 ただ、あくまでもとりあえず弾けるというだけで、三輪さんのように弾けると言うわけではありません。上手に弾けるようになるためには、相当な努力が必要でしょう。ただ私は基本的に自分が楽しければokという感性で生きているので、とりあえず弾けるだけで幸せです。

 三つ!なぜかネット上にTab譜が多い。
 
ここまで読んできて、こんな文句を持つ人もいたのではないでしょうか。「そもそも楽譜読めねえよ」、「耳コピなんてできねえよ」。安心してください。私も読めません。
 しかし、ギターには「Tab譜」という初心者感涙のアイテムがあります。簡単に言えば、楽譜の音階をギターの指盤上に移したもの、という感じでしょうか。まあ10分ぐらいで読み方が分かるようになれるもので、それうぃ使えばギターで抑えればいい場所が分かります。
 このTab譜が、スピッツのものだとyoutubeになぜかやたらあります。3チャンネルぐらいスピッツのTab譜を定期的にあげてくれるチャンネルがあって、今もなお増え続けています。なのでバンドスコアとか買わなくても、無料で見れるものがネットに溢れています。怖ろしい時代。
 ただこのTab譜、企業が作っているわけでもないので、間違いがあったり、本人の弾き方とは違ったり、本職の方からは「Tab譜なんて見てる限りは上達しねえ!」とか言われたりしますが、楽しいので良しとしましょう。
 ちなみに弾き語りとかをしたい場合は「U-フレット」というサイトをみれば大体わかります。Fコードとかいう壁があるとかなんとか言いますが、最初から押さえられる人なんていません。押さえられるようになるまでやれば、押さえれるようになります。

実際にギターを始めるとすれば

 ここまで読んで、ギターを始める気になったそこのあなた!気になるのはやはり、お金ではないでしょうか。
 アコギができる一軒家の方、もしくは公園とかで練習するぜ!という人は、一万円ぐらいの中古のアコギと、カポとピックとスタンドを買えば何とかなるでしょう。チューナーは最初は無料アプリで十分です。なので一万語千円も行かない感じですかね。すぐできるよ!
 エレキに関しては、まあ一万~三万ぐらいで一通りそろう初心者セットがあるので、それでもいいとは思いますが、個人的には一~三万ぐらいの中古ギターと、一万ぐらいの中古アンプ、特にアンプは色んな機能がついているものを買ったほうがよいでしょう。色んな音を出せると言うのがモチベーションに直結すると思います。エフェクターは高いのでとりあえずやめましょう。後々で十分です。
 結論的には、始めようと思えば最低一万ぐらいから始められます。最初は音の違いなんて分かりません、私も今もあんまり分かりません。私が思うに大事なのはやる気が続くかどうかなので、大切なのはギターの見た目ですね。見た目で選んで下さい。好きなギタリストのギターに似てるものでもいいし、好きな色でもいいし、自分が一番かっこいいと思うものを買いましょう。上達したころに飽きるので、いいギターに買い替えればいいです。

スピッツのおすすめ練習曲

ここで、スピッツの曲の中で、初心者にお勧めの曲を適当に挙げたいと思います。

①冷たい頬
 のイントロです。Cコードという基本的なコードを基調としたアルペジオのフレーズです。簡単ですが美しいので、Cコードと、アルペジオの練習になって弾けると楽しいです。それ以降はわりとむずいのでお勧めしません。最初の内は。

②漣
 のイントロです。カポを使いますので、買いましょう。これも繰り返しで美しいフレーズなので、永遠に弾けます。漣に関してはサビのフレーズもまあ簡単なので、余裕があればやりましょう。

③正夢
 のイントロです。結構簡単です。サビでも使われているので二度おいしいのもありがたいです。正夢は全体的も弾きやすいので、是非チャレンジしてみましょう。

③パワーコードを使う曲
 のイントロです。パワーコードというのは、詳しくはyoutbeの解説などを見てほしいですけど、割と簡単に押さえられるコードで、いろんな場所に移動させることで、様々なガツン!となった音が出せます。これしか使わずに弾けるイントロの曲がいくつかあります。
 今思い出した限りだと、『トンガリ'95』『グラスホッパー』『甘ったれクリーチャー』『みそか』『見っけ』あたりでしょうか。『エスカルゴ』は一番最初だけFコードで、後はパワーコード中心ですね。ロックっぽい曲であることが分かります。『愛のしるし』とかもそうなんですけど、カッティングが入るので少し難易度的には上かなーって感じです。

④三日月ロックその③
 スピッツの全曲の中でも、かっこ良い割には弾きやすい曲の部類に入ると思います。なので、最初からは無理でも徐々に弾けるようになるために頑張りましょう。

まとめ

 ギターはとても楽しいです。迷ってるんだったら、ぜひやりましょう。私も音楽の成績はずっと「3」のような人生でしたが、それでも弾けて感動しています。なんならバンドさえ組んでいませんが、一人でも十分楽しいです。そりゃセッションしたくないと言えば嘘になりますけどね!
 今回のおすすめ曲の、「スピッツの曲以外編」、「脱初心者編」なども希望があればやりたいと思います。後、質問等あればどしどしどうぞ。音楽の雑談も歓迎します。それでは。


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