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最近の記事

終わるまで終わらないよ

   こんにちは。夏休みが終わり、久しぶりに大学に行きました。お疲れ様です。  挨拶が大事なのは重々理解しているつもりではあるものの、昔から朝学校に着いて友達におはようと声をかけるのが苦手だったことを今文字を打ちながら思い出した。挨拶って小規模なコール・アンド・レスポンスであって、もし相手からの返事が無かったらと思うと会場は冷え冷えです、お前らもっと声出してけ!  そんな時に便利なのが「おつかれさま」です。これ便利すぎる。相手からの返事が無くても会話の流れとして違和感なく成立

    • 空も飛べるはず

      ルックバックの映画を見てきました。 元々好きな漫画で、映画化が決まった時は絶対に行くぞ、、、!という気持ちだったものの、予定が合わず上映開始から1ヵ月ほど経過してようやく劇場に。58分と映画にしては短いと言って差し支えない上映時間に加え、子供割や学割、果ては障害者割も適用されず一律1,700円という中々攻めた金額設定に驚きつつも、「カゲロウデイズの映画は20分だったしな、、、」と謎の納得をした。  入場特典のネーム版の漫画冊子は予想はしていたものの配布終了しており、しょんぼ

      • ズレた世界で今日もおはよう

        「おはようの方はおはようございます、こんにちはの方はこんにちは、こんばんはの方はこんばんは、略しておはこんばんちは!、ということで本日もib実況プレイPart4の方をやっていこうと思います!。」  ニコニコやYouTubeで一世を風靡したゲーム実況で、ある種の定型文と化していた動画冒頭の「おはこんばんちは」あいさつ。当時小学生の小坊主だった頃の自分は何の違和感も感じず、レイチェル・ガードナーとアイザック・フォスターの応酬や、クローゼットに隠れたタケシの安否や、ギャリーやメア

        • オルタラヴflow into

           好きな音楽を訊ねた時に「邦ロック」「Jpop」って答えるの、禁止カードにしてくれ。  邦ロック。言い換えると日本のロックを指すが、いくら何でも当たり判定がデカすぎる。好きな人のタイプを「優しい人」って答えるくらい中身が無い。Jpopに至っては、そもそも音楽ジャンルですら無いと思う。あれは曲の売り上げとか世間の流行り廃りで変動するヒットチャートを纏めたものがJpopと定義付けられているだけであって、極論、HIPHOPも演歌もJpopに足り得る。  ここまで若干強い言葉を使っ

        終わるまで終わらないよ

          明けの明星

          あけましておめでとうございます。なんだかんだ去年から一年継続したので、今年も月一位のペースでnoteを書けたらなと思っています。  1/2、深夜に急遽カラオケに行くことが決まった。最寄りの駅まで向かう最中、「正月」という双六で言えば「一回休み」マスによって自分以外の生き物の気配が全く無く、商店街はさながらゾンビ映画のようにシャッターですべて締め切られていた。それは、普段はしつこい位勧誘してくるケバブ屋も前から気になっていたシュークリーム屋も例外では無く、明かりが無い暗闇の中

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          袖を濡らす窓に手を触れて

          「好きな食べ物は何ですか?」だとか「好きな色は何ですか?」だとか、使い古された話題の内の一つとして「好きな季節は何ですか?」という質問がある。清少納言は枕草子で「春はあけぼの・夏は夜・秋は夕暮れ・冬はつとめて」と綴っていたらしいが、個人的には圧倒的に冬の一強と言わざるを得ない。フィクションを含めて考えれば夏も候補に挙がってくるが、最近の現実の夏はいくらなんでも暑すぎる。何が夏は夜だ。夜も全然寝苦しすぎる。  小さい頃、ありあまる冬の寒さをモンスターズ・インクの悲鳴タンクよろ

          袖を濡らす窓に手を触れて

          頭の中では完璧だった

           「百聞は一見に如かず」とはよく言ったもので、わざわざ説明も不要なくらいには有名な言葉でしょう。口下手な頑固師匠が弟子に「習うより慣れろ」と諭したり、熱血刑事が「現場100回!」と息巻くのも、どちらも使われる場面は違えど、本質的な文意は「百聞は一見に如かず」と同じと言って差し支えない。  本質的な文意、それは体験至上主義と言ってもいいですね。幸か不幸か、僕たちは五感を有して、ざらついた地に足をつけている。どうやら教科書で読んだり、ラジオで聞いたりする行為よりも、見たくもない

          頭の中では完璧だった

          食欲の秋、謎解きの秋

           近頃、SNSや周囲で「リアル脱出ゲーム」やら「マーダーミステリー」やらの単語を見聞きすることが増えました。謎──── 言い換えれば、「未知」に対しての好奇心に、人は否応もなく惹かれてるのでしょう。それが企画やゲームによって安全が担保された謎であれば尚更です。でも、フリーメイソンや5Gやらを妄信し、頭にアルミホイルを巻いてありもしない国家の陰謀の謎を解くよりよっぽど健康的でいいと思います。  生憎、まだ「リアル脱出ゲーム」も「マーダーミステリー」もやったことは無いですが、ガ

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          幸せのジレンマ、など

           ここ最近、夏季休暇ということもあり生活が穏やかだった。病める時と健やかなる時とで言うと健やかなる日々であった。富める時と貧しき時とで例えると富める時……ではないかも。バイトしてないし。ともかく、決まった時間に起きて満員電車に揺られたり、0時までのレポートに頭を悩ませたり、したくもない笑顔で接客したりという生活の障害が、モラトリアム夏休みの無敵スター状態のおかげで一切なかった。遊びの予定なんてある日には、あの軽快な8bitのチップチューンが頭の中で流れていたと思う。  この

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          就活生はお砂糖とスパイスと潤滑油で出来ている

           「貴方をモノに例えると何ですか?」まだ就職面接を一度も経験していない就活エアプが真っ先に想像する質問がコレだった。実際には、こんなマザーグースもびっくりの使い古された質問をされることは無いのだろうけれど、意味の無いことをあれこれ思案するのは、世の中を諦観した顔をして、その実ただの世間知らずで時間だけを持て余した大学生と高尚な哲学者にだけ許される特権なので、敢えて真面目に考えてみることにする。  「貴方をモノに例えると何ですか?」に対する回答として、最もポピュラーなのが「潤

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          BOOK・OFFなのに本があった

           久しぶりに活字を読みたくなったため、最寄りから一駅にある本屋にでも行こうと考えた。そう計画したはいいものの、そこは最近辞めたバイト先でもあり、若干の気まずさと後ろめたさを感じ、徒歩五分のブックオフに数年ぶりに足を運ぶことにした。ブックオフと馬鹿正直に表現するより、古本屋とぼかした方がカッコよかったかもしれない。もう遅いか。   幼少期から本を読むことは好きで、小学二年生の頃には、図書室で借りた無駄にデカい装丁が施されている「ハリーポッターと秘密の部屋」を、法学部が六法全書

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          I,ROBOT

           少し前「お前はロボットみたいだ」(意訳)と、雑談の折に友人から言われた。  そうは言われても、涙はオイルじゃないし、叩いてもネジは落ちてこないし、ドラ焼きもそこまで好きではない。いや、きっとそういう事じゃないのだろう。感情の起伏が少ないとか、自我が薄いとかそういう皮肉であって、いわゆるクラスでちょっと変わっている女の子に「不思議ちゃん」と名付けるのに近いニュアンスだろう。  そう考えると、強ち友人の評することも間違っていないのかもしれない。人前で泣いたり、腹を抱えて笑っ

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          備・忘録

           夢を見ている。サッカー選手になりたいだとか、ケーキ屋さんになりたいだとか、宝くじで大金が当たってほしいだとか。そんなありきたりな夢を見ている。今、目を閉じて瞼の内側の宇宙にパジャマで放り出されたところで、幸福な夢なんて見れる訳も無く、ただ悪でも逆でも正でもいいから、夢を見る事を夢みている。  そんな事を四畳半の白い天井を見ながら夢想していると、カーテンの隙間から光と言うには少し根拠に欠ける貧血そうな水色が部屋を満たす。  やや遠くにバイクのエンジンと新聞を投函する配達員

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          健全なる精神は健全なる感性に宿れよ

           美術館が嫌いです。ちなみに行った事はないので、純度100%偏見の食わず嫌いならぬ行かず嫌いです。美術館巡りとか好きな人、ごめんね。     建前としての嫌いな点を挙げるとすれば、「楽しむのに絵画知識が必要そうな事」や、「意識が高い人が多そうで敷居が高い」、など今流行りのAIでも簡単に思い付きそうな言い訳が出力できます。ですが、僕が美術館もとい美術を嫌う本音は、偏見では済まないくらい理不尽で個人的な理由です。  数年前、暇を持て余していたネトストの僕はインスタで小学校の元

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          モールスより軽快に話そう

           接客バイトをしていると、職場の同僚の間だけで伝わる隠語のようなものを使う時がしばしばあります。『8番=トイレ休憩』や『11番=不審者』などなど。これは一般に客に不快な思いをさせないようにするための配慮とされているらしいですが、マインドがガキな私はスパイ映画の暗号みたいで使う度に正直ワクワクしてしまいます。  私の好きな隠語(共通言語)は、言い換えれば内輪ネタと言ってもいいかも知れません。マイナーなネットスラングや、友人間でのエピソードが起源のお決まりの問答や造語などなど。

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          ラブレター、または怪文書。

           第一回が2019の3月に、第二回が2023の2月2日に配信された、コウボーイ企画。https://www.youtube.com/live/3YYfO6EuQl8?feature=share  その時に応募したお便りを、記録として公開しておこうと思う。オタクが言ういわゆる"お焚き上げ"というヤツです。とは言ったものの、別に採用されなかった事に怒っている訳でも悲しんでいる訳でもないので、100%自己満足の記録用です。以下原文↓ 【3年前、卯月コウを見始めて間もない頃の俺

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