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終わるまで終わらないよ

 
 こんにちは。夏休みが終わり、久しぶりに大学に行きました。お疲れ様です。
 挨拶が大事なのは重々理解しているつもりではあるものの、昔から朝学校に着いて友達におはようと声をかけるのが苦手だったことを今文字を打ちながら思い出した。挨拶って小規模なコール・アンド・レスポンスであって、もし相手からの返事が無かったらと思うと会場は冷え冷えです、お前らもっと声出してけ!
 そんな時に便利なのが「おつかれさま」です。これ便利すぎる。相手からの返事が無くても会話の流れとして違和感なく成立するし、なんか大人みたいで響きがかっこいい。
 というか、「おはよう」は”おはよう”/”おはようございます”である程度言い回しを選べるものの、「こんにちは」「こんばんは」は拡張性が無いし表現が固すぎる。君たちもう明日から来なくていいよ、朝はおはようさん、昼から夜まではお疲れ様さん、寝る前はおやすみさんでシフト組み直すんでよろしくお願いします。

 閑話休題、夏の暑さに頭がやられて変な文章になってきた。九月も終わるって言うのに暑すぎる。暑さ寒さも彼岸までっていう話は一体どうなっているんですか。
 夏の良さって明確に終わりを感じるその刹那性みたいなところにあるはずなのに、これじゃあアニオリのギャグ回と日常回で引き延ばしまくった駄作と同じで台無しです。

 大学から帰宅するバスに揺られながら、窓を見たらでっかいビルが取り壊された跡があった。夏休みに入る前にちょっとずつ壊されていく様を観察して楽しんでいたので休み明けに急に無残にボロボロになったアイツを見るのは胸が痛かった。これが夏か。