会って話すことは恋愛の指南書だと思った
本を購入して読み始めて、最初に感じたのは「これは恋愛の指南書」でした。
そんなことを思っていたら、今野さんが同じようなことをツイートなさっているではないですか。
私が思ったことは間違ってない!!
今野さんからのありがたいリツイートから、読了したらnoteに書こうと心に決めて。
昨日12月3日(日付が変わったので一昨日ですが)大阪の蔦屋で開催されたトークイベントへ参加してまいりました。
せっかく感想を書くならイベントが終わってからにしようと思い、イベント翌日の今夜綴っています。(書いていたら日付を越えました…)
どこから書きだそうかと悩みつつ、ちょっとだけ私のだめんずうぉーかー歴を例えとして敢えて晒します。
読みながら、会って話すことの内容と繋がれば幸いです。
【だめんずは人の話を聞かないし、聞けない】
「2時間電話で話しをしていても自分のことしか話さない」
しかもこちらの意見を言おうもんなら「人が話をしているのに」とキレ始める。
もうすでに頭おかしいですよね。
2時間の電話が毎日ですよ。全く会話になっていないですよね。
電話でこれなら、もちろん会ってもこれ。
エンドレスで一人語りを開始。
年末年始の長編ドラマを通り越して、大河ドラマを1日で見るレベルの話を繰り広げます。
つまり画像のこれです。
相手は話を聞いてくれる人が居ればいいんだ、だから私である必要はない。
でもだめんずうぉーかーな私は頑張って傾聴と共感を繰り返します。
繰り返すとしんどいんです。
それはもう、とても疲弊します。
相手の支離滅裂な話を頑張って理解しようとしてるわけですから、当たり前に疲れます。
「傾聴と共感」数多ある会話術の本に書いてあることしたら、とても疲れるんですけど何でですかね?
こんなお付き合いしていると、まともな人(普通ともいう)が近くに現れて美味しいご飯とか、映画とか一緒に楽しむことのできる何かについてお話をすることの素晴らしさを知ることになったのです。
比べる相手が居たので、今となっては「気が付かせてくれてありがとう」と思いもします。(いや思っていないかもしれない)
【自分のことを知って欲しい欲求】
お付き合いを始めると「相手に私のことを全て知って欲しい」という欲求が出てくることもあるとかないとか。
別にそげん知らんでもよかっちゃないと?(久留米弁ですが訳すると、別にそんなに知らなくてもよいのではないの?)と思うんですよ。
私は同じ時間を共有しながら、お互いの距離を縮めて行くことを楽しめばいいと思っていて
「この人と一緒にあのお店でご飯食べたいな」とか「一緒にこのイベントに行きたいな」とか。
一緒に過ごして目にするもの食べたものとか、五感で感じるものを共有していけたらそれが楽しい。
その話をする。
そしたらいろんな話が広がっていく。
その広がりに知識がちらほらと垣間見える。
知識をひけらかすのではなくて、ふわっと出てくる。
その時にまた「あ、こんなことも知っているんだ」と思う。
そしてまた好きになる。
そうやって相手を知っていく時間が更に愛おしい。
そんな時間を過ごしていると、共有している沈黙の時間さえも愛おしく感じる。
だから沈黙の時間も怖くないんだと気が付く。
過去のことを話す必要が出てきたら、その時に話せばいい。
必ず話さなければならないことではないし、相手は今のあなたを好きだと思う。
同じ時を刻んで、未来を紡いでいけばそれでいいと思う。
過去は時折出てくるスパイスでいいんじゃないかなって。
だって、その時のあなたを相手は知らない。だからヤキモチを妬くこともあるとかないとか。
ほら、槇原敬之の歌にもありませんでしたか?
せっかく好きな人と過ごしているのに、自分の機嫌が悪いとか楽しくないっておかしいの。
都合よく使われているだけなんだと思う。
相手の都合で必要とされているだけで、それは好きではない。
好きな人と過ごす時間は大切に大事に過ごしたい。
それなのに過去の私を振り返ると、なぜこんなに悲しくなるのかと思うことばかり。
心の声はちゃんと聞こえているのに、聞こえない振りをしていた。
自分の気持ちを大事にできていなかったんだとも気が付いて。
【人を試す行為をしてはいけない】
これは友人である安奈ちゃんの名言。
安奈ちゃんは私の行き付けのSMバーのママ。しかも年下。
これは恋愛しているときに多いヤツですよ。
「もう別れる!!!
…なんで止めないのよ、なんで追いかけて来ないのよ?」
そんな感じの。
昨日のトークイベントでの質問「相手の裏をかく、相手の裏をかけない」これに通じるなと思ったのです。
政治とか戦略とかには必要かもしれないけれど、恋愛や普段の人間関係には不要だと思うんです。
試すような人との付き合いなら、私は付き合わなくていい。
そんな人からは距離を離せばいい。
自分がしんどい人とは距離を置いてしまおう。
私は裏をかけないし、かくつもりもない。
だけど自分の感情をうまく相手に伝えることができなかったから、相手を試す行為と気が付かずにやってしまったことがあります。
それを指摘されて、初めてそれが人を試す行為だと気が付いた。
なぜそんなことをするのか、それは素直に自分の気持ちをどうやって伝えたらいいか分からなかったし、思っているままを伝えることが恥ずかしいと思っていたから。
それは恥ずかしいことではなくて、むしろその方が分かり合えると知った。
相手との距離は一気に瞬間的に縮まることはない気がする。
会って話すことを繰り返すことで初めて縮まって繋がる。
もちろん何かのきっかけで突然距離が縮まることもある。
でもそれはきっと稀だし、下地があってのことかなと。
最近私は過去の自分と話しをしている。
あの時何が辛かったのか、悲しかったのか。
棚卸をして整理をしている感じ。
それができるようになったのも、実は相方さんのお陰だったりします。
人を試す行為を気付かせてくれたのも彼。
今の私が私で居られるのは彼のお陰です。
彼とお付き合いする前の私と今の私は随分変わったと自分で思います。
特に女性はお付き合いする男性の影響を受けやすい。
久しぶりに会った人が素敵になっていたら、それはパートナーの影響が大きい気がします。
その反対だったら、マイナスの影響を受けている可能性が大。
それを懸念して周りがアドバイスをしても届かないことがほとんど。
本人も気が付いているけど、気が付かない振りをしていることもある。
決めるのは本人だから仕方ない。
だけど、やっぱり幸せになって欲しいと思うから、そんな時はこの本を渡そうと思う。
間違いなくこの本は恋愛の指南書だと思うから。
後半を読めば読むほど、涙が止まらないのは心に刺さって染み込んで行くから。
だからぜひ読んで欲しいと思う。
きっと何かの言葉があなたの心に刺さると思う。
その言葉はきっとあなたを幸せな恋愛に導いてくれると思うから。
とりとめもなく綴りました。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
恋愛だけではなく人と出会うことは、恋することに近い気がします。
近い未来、まだお会いしていない皆さんと会ってお話しできる日が来ますよう、切に願ってやみません。
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