【豪州留学記】パレスチナ問題と日本人意識の芽生え
皆さん、こんにちは!
メルボルンに留学中のイブキです!
Melbourne Japanese Festival (5/19, 2024)
突然なのですが、宣伝。
今月19日にBox Hill Town HallにてJapanese Festivalが開催されます。私は今年が参加するのが初めてですが、例年、屋台や音楽演奏など日本のお祭りに勝るにも劣らない賑わいを見せるようなのでメルボルン近郊にお住まいで、予定が合う方はぜひお越しください!
私も当日はMJCC(Melbourne Japanese Christian Church)のブースで焼きそば作りか配布している予定です。
当日もし見かけた場合は是非お声がけください!
先日Japanese Festivalのリハーサルも兼ねて、Canterburyの教会に挨拶に行ってきたのですが、メルボルンにいる日本人コミュニティって意外と小さいなと感じました。
シティに住んでいるからか、オーストラリアではよく日本人の方を見かける印象があったのですが、意外とそうでもないみたい。
2016年に公表されたオーストラリア内務省(Home Affairs)のデータによると、オーストラリア全体で日本生まれの方の人口は42,421人。そのうち20%(約8,000人ほど)がメルボルンのあるVIC州に住んでいます。
対してアメリカだと、日本人の数は現在約150万人。何とこれ、沖縄県の人口とほぼ変わらないんですよね(笑)
驚きです。
ちなみに、Canterburyの教会であったオーストラリア滞在歴の長い大先輩方の話を聞く限りだと、私のように「Student Visa」で留学した人と言うのは少なく、結構「結婚」や「ワーキングホリデイ」で来ていた方が大半でした。
パレスチナの抗議デモ
このように、何だかんだか最近、自分が「日本人であること」を意識させられるというか、その恩恵を受けることが多くあります。(それこそ、先日観賞した溝口健二の『雨月物語』は、とても良かったです!)
語弊を恐れずに言うとすればこれは、祖国愛の強まりと言うことも出来ると思うのですが、同じように国の成り立ちに関して問題が生じている地域があります。
それがガザ地区。
ニュースで連日報じられていますが、多くのアメリカの大学で現在、イスラエルのパレスチナ攻撃に関して抗議デモが行われていることは周知の事実かと思います。大学にテントを張って、連日連夜に渡り抗議活動を行うことによりパレスチナへのサポートと連帯を強めていこうという動きです。
つい先日にはUCLAで親イスラエル派と親パレスチナ派で衝突があったことは記憶に新しいと思います。
実はこうした抗議デモはアメリカだけでなく各国でも起こっています。
こちらはカナダにあるトロント大学の例:
同じくカナダのUBC(ブリティッシュコロンビア大学):
イギリスのUCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン):
そして、オーストラリアのメルボルン大学でも、先週から大規模な抗議デモが始まりました。こちらはテントが設置されて3日目か4日目あたりの様子。この時はまだ、人もまばらですが…
それがこうなって(7日目あたり)…
こうなって…(10日目とか)
建物の中とかはもう、こんな感じです。
こりゃまた、すごいことになったな。。
とつくづく感じているのですが、何かと人事に出来ないことも事実。
この間も、シンガポール育ちでアメリカ・メイン州の大学から交換留学できている友人からインスタグラムで、「今テント張っててこれからパレスチナ難民のドキュメンタリー映画見るよ、来る?」と連絡がありました。
その夜、そのまま引きずり込まれて帰れなくなりそうだったので行きませんでしたが、このように身の回りでもパレスチナ抗議デモへの参加者がいることをひしひしと感じております。
ちなみに、オーストラリアはというとForeign Affairs(外務省)の公表によれば双方に肯定的な姿勢を取っているらしく、外務大臣のPenny Wong氏はこのように発言しています。
んー。。何だかどっちつかずというか、結局オーストラリアとして何がやりたいのかよく分からんですよね。
ちなみに、オーストラリア人の大半(49%)もの人が、オーストラリアはガザ地区の問題に関してイスラエルとパレスチナ、どちらか片方の肩を持つべきではないと考えているという結果も出ています。
まあ、結局日本もどっちつかずというのは同じというか、今回の問題に関してはあまり当事者意識も湧きづらい面があるところも正直あるのかなと思っています。
ただ、私もNHKの記事を読んで初めて知ったのですがイスラエルやガザの問題は、他の時事問題の火種になってもおかしくありません。これは1991年に起きた湾岸戦争や、20年前の911アメリカ同時多発テロなどで証明されていることです。
このようなことからも、私たちも世界市民の一員として何が出来るのか考え、自らが問題を知り考える第一人者となることが大事なのではないでしょうか。
また日本人としての視点から考えるならば、鴨志田デスクが記事で話している通り、地理的に距離が離れた国としてどのようにイスラエルとパレスチナの間に立てるだろう…?と考えるのも大事だと思います。
日本人コミュニティに、ガザ問題に、大学。。オーストラリアに留学に来ていたからこそ、日本にいたときよりもさらに国際問題については考えさせられるなあと感じています。
皆さんも、今回の問題に関して、身の回りで起きていることで思ったことがあればコメントなりで教えてください。
一緒にこのことについて考えていきましょう!
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
最後に、過去2週間メルボルンで撮ったお気に入りの写真を少し共有してお別れです。
では、また!
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