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9.ICU脱出!(入院4日目)

寝ポジが決まらず寝不足な朝、生存確認中に両腕全体に痺れがあったが、動かしていたら次第に取れできたので看護師さん達にはナイショにすることにした。ICUからの脱出が遠のいてしまうのは困るからである。このベットではもう寝れないのだ。絶対。

嬉しい知らせだが…
朝メシ、歯磨き、顔を拭くと看護師さんが車椅子を持って現れた。
「今日SCUに移る予定です。先生から車椅子の許可が降りたのでリハビリも兼ねて乗ってみましょう!」

よし!やっと起き上がれるぜ!と意気込んでベットのヘリに座ろうと思ったらうまく起き上がれない。ん?まさかどこかが麻痺して動かないのか?!

一瞬戦慄が走った。
「あー無理しないで大丈夫ですよー 3日間横になっていたので最初は大変なんですよ、ベットを動かしますのでちょっと待っててくださいねー」
うぃ〜んとベットが変身!

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でこんな感じ。顔はパンパンで目はぼんやりでとても見せられたもんではなく…笑

この体勢にしてもらっても車椅子に座るまではほど遠く。手をつこうにもベットがふにゃんふにゃん。看護師さん2人がかりで抱えてもらってなんとか車椅子に座ることができた。

大丈夫かオレ?いま脚がいうこと効かなくて立てなかったけど。。。

深刻な顔してたかどうかわからないけど察してくれたのか?”誰でもみんな最初は立てないから大丈夫よ!”と看護師さん。・・・まあそういうことだと思って気にしないように努めた。
はじめてのトイレ
今まで尿瓶でやり過ごしてたけどやっぱりトイレがいいね。トイレの手すりが有り難かった。(こういう時のためだったんだとはじめて認識した。)

白い巨塔(笑)
部屋に戻ると白衣をきた先生たちがぞろぞろ現れた。センターのおじさま(金持ちそう!)中心に、注射の先生、説明とかしてくれるちゃんとした先生、ニューフェイス3人で6人だったかな。

センター:あれでこれ?!

注射:そうなんです、ほぼ障害はありません。

センター:荏原さん、無理せず療養してください、今日から病棟が移ります。

センターの先生には『素晴らしいねー!すごい生命力だねー!』とかもっと褒めてもらいたい気もしましたが、ともあれめでたくICU脱出が決定しましたー! 

最高だよ!STさん
その後現れたST(言語聴覚士)の女性のコミュニケーションは最高だった。

はじめまして!発音とかのリハビリを担当します◯◯です!体調いかがですか?って全然元気そうですねー!うん!ちゃんと喋れてますね、舌の違和感はどうですか?最初びっくりしたでしょ?荏原さんの場合、頭に思ったことが口に出せない言語障害ではなく、舌のちょっとした麻痺からくるものなのでリハビリで普通に戻りますよ、っていうか普通な生活に戻ると問題ないレベルまですぐ戻りますよー あーリハビリ何しようかな?こんなに喋れると思わなかったから笑、まーなにか難しいの(笑)考えときますー

その後PT(理学療法士)のおじさんきて挨拶したけどあまり憶えてない。。

これを境にだいぶ話しやすくなりましたー やっぱり病は気の持ちようなんですかね?

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