やりたいことを書き出す|海外駐在するなら最初からやっておきたいこと

こんにちはー!海外駐在員のぴよ吉です。
今は4年間イギリス駐在生活を終え、アメリカで2回目の駐在中です。

振り返ってみるとイギリス駐在が始まった最初の1~2年は、環境に慣れることに精一杯で、なかなか駐在という恵まれた環境を自分の成長に活かせてなかったなと感じています。

前回からランキング形式で、「駐在するなら最初からやっておきたいこと」を5つまとめています。今回は第4位を語っていきます。

前回の記事

この記事では以下の悩みや疑問について僕の経験を語ります。

〇 貴重な駐在機会を最大限生かしたいけど、何すべきか分からない
〇 駐在期間を終えたあと、もっとこうすれば良かったと後悔したくない

一通り読めば以下が分かる構成になっています。

● 自分の駐在期間を充実させるための方法を知ることができる
● 現役海外駐在員がどのようなことをしたか一例を知ることができる

以上について、僕の4年間のイギリス生活と現在のアメリカ生活の教訓をお話ししたいと思います。

第4位 やりたいことを書き出す

日本にいる時には、やりたいことがたくさん浮かんできてワクワクするものですが、いざ現地入りすると 時間の余裕や自分の体力を考えてしまい、行動する機会が少しづつ減ってしまうものです。

しかし、よく考えてみると駐在前に浮かび上がったやりたいことは、

「何も制限が無かったら自分は何をしたいだろう?」

という自分の心にある望みを表してくれているものです。
僕が過去の記事で取り上げたように、駐在期間中は ”タイムリミット効果” もありますので、

やりたいことを書き出せばきっと達成することができるでしょう。
僕は ”やりたいことを書き出す”というのを海外駐在員となる皆さんに必ずおススメします。

以下は僕がイギリス駐在中に書き出して達成した3つの例です。

英語レベルの向上

駐在前は漠然とした気持ちで、

ぴよ吉「駐在を終えたら英語がペラペラになっているんだろーな」

と考えていました。駐在前の時点でTOEICの点数が800点以上あったこともあり、あとは経験を積めば問題ないと楽観的に考えていました。

そんな気持ちで駐在1年目を過ごした後、ふと、

ぴよ吉「全然 英語伸びないじゃん?!」

と気づきました。
薄々は英語力に変化が無いことには気づいていたのですが、最初の一年目は「まだまだウォーミングアップ」という甘えもあり現実を直視していませんでした。

駐在前の理想像の中には「英語ペラペラ」というイメージがあったにも関わらず、その願望を言葉に記さないままズルズルと過ごしてしまった自分に後悔しました。

そこで以下、英語力を伸ばすことを妻に宣言し実行しました。

〇 毎朝5時に起きて英語の勉強(一人スピーチ練習/シャドーイング)をする
〇 妻の時間がある時は英語のお喋りに付き合ってもらう
〇 日本語の動画コンテンツは一切見ない

これを残りの3年間続けた結果、まるで水が一気に沸騰するように英語のブレイクスルーを経験することができました。

コミュニケーション能力は測ることが難しいので、なおざり になることが多いですが、自分が仕事中に英語を話した大体の時間や、現地人の言うことを何%理解できたかなど、数字を意識して確認することで能力UPは実感できました。

英語の勉強には正直終わりがありません。
一定レベルまで行くと、次のフェーズが見えてくるようになります。僕は現在のアメリカ駐在の前にどのレベルまで到達したいか明確にして、日々の業務に取り組んでいます。

旅行先の選定

旅行先は必ず事前に決めておきましょう。
駐在を終えた、もしくは駐在を終えそうな方々が言う最も多い後悔は、

「もっと計画的に旅行に行けば良かった。。」

です。これはもう何人からも聞きました。。
特にヨーロッパが駐在先の場合、魅力的な欧州諸国がたくさんあり全部を訪れるのは難しいため、家族とみっちり相談して優先順位を付ける必要があります。

僕の場合、旅行については妻が計画的な人だったため 後悔無くイギリス駐在を終えることができました。(流石にコロナ影響のロックダウンまでは予想できませんでしたが。。)

計画の手順は以下の通りです。

1.行きたい場所/国をざっと書き出す
2.駐在先の長期休暇数(夏休み/年末/イースター休暇など)を把握
3.長期休暇数 × 想定赴任期間 を旅行できる回数とし、優先順位付けする

簡単に言えば、最大で何回行けますか?を明確にしなさいということです。
以下も考慮するとさらに満足のいく旅行ができるでしょう。

1.旅行先のベストシーズン分けをしておく(リゾート地は夏など)
2.妊娠/出産を想定する場合は優先順位が高い場所から行く
3.移動距離が近い場所は週末+有給で行く緊急手段を残しておく

僕の場合、妻とファミリープラン(子供がどのタイミングでできそうか)についても計画していたので、スイスやクロアチア(プリトヴィッツェ)のようなたくさん歩く自然系を早めに経験しました。

また、ドイツのようにパッと行ける国は長期休暇を利用せず、週末+有給でざっと滞在することができたので、イギリス駐在中の旅行先には後悔がありません。

これから駐在する方には是非、旅行先の書き出しをやることを強くおススメします。

ファミリープラン

駐在員は早くても20代後半、通常は30代中盤以降の年代の方々が行くことになるでしょう。仮に5年の駐在期間として、30歳で赴任すれば日本に帰った時には当然35歳。
結婚されている方は子供をいつまでに何人作るかというファミリープランを最初に書き出しておくことをおススメします。

以前の記事にも僕の体験談を紹介しましたが、僕はIVF(体外授精)による不妊治療を行い、イギリス中のファミリープランを達成しました。
正確には、ファミリープランがうまくいきそうに無かったのでIVFに頼った訳ですが、、興味のある方は以下の記事をご覧ください。

このファミリープランに対する考え方は人によって大きく異なるでしょう。
「子供は授かりものなんだからコントロールするものじゃない」と言う方もいると思いますし、「妻の年齢を考えると早めに行動に移そう」と積極的な方もいると思います。

しかし、確実に言えることは ”時間が経つほど計画を修正できない” ということです。
仮に3人の子供が欲しいと思っていても、夫婦の年齢が経つにつれ2人や1人のファミリープラン変更を余儀なくされることもあるでしょう。

旅行の場合、日本に帰ってからでも値段は高くなりますがどこでも訪れることができます。しかし、ファミリープランについては柔軟に対応できるのは30代から40代前半くらいですので、理想の家族像を一旦 夫婦で話し合うことをおススメします。

以前の記事にも書きましたが、僕はファミリープランについても夫婦で話し合い書き出していたので、現在も順調にプランを実行できています。

まとめ

今回は ”やりたいことを書き出す” ことのメリットと僕の3つの例について紹介しました。

「結局 言っていることは駐在と関係ないじゃん!」

と言う方もいるかもしれませんが、限られた駐在期間だからこそ基本に忠実に、そして計画的に過ごす方が充実感が多く、後悔が少ないはずです。

駐在期間は必ず将来、人生を振り返った時の ”一生の思い出” になるはずです。その大切な期間を最高の1ページにするために、是非 やりたいことを書き出してみて下さい。

皆さんの幸せな明日を願い、今日も一つ僕の思いをアウトプットできました!今後ともよろしくお願いいたします。ばいばーい!

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