祭が帰ってきた!
前回書いたように地元の祭が3年ぶりの開催とあいなった。三日間開催という通常と違い、前夜祭となった初日だとか、太鼓台のルート短縮、終わりの時間の繰り上げなど、あれこれ完全復活とは行かないが、それでもあの太鼓台のラッパ、太鼓、掛け声を聞くと、この町に夏がやってきたということを感じさせてくれた。
楔を打つ。地元の行事ごとというのは、季節の移り変わりにしっかりと節目としての楔を打ってくれるのだな、と実感する。
ふだんほとんど人の歩くことのない町に人がいる。屋台の赤い灯りがワクワクさせてくれる。
今回カメラはフジフイルムのX-pro2とライカM typ240にした。一眼レフでフラッシュワークを駆使して撮るのも良かったが、マニュアルフォーカスで祭を撮ってみたかった。思うようにピントを合わせるのも一苦労で、構図もへったくれもない。が、これまで長く撮り続けてきたこの祭を、しっかり撮っているという感触を感じたかったのもある。迫力がいまいち欠けるし、ぼんやりした感じでしか撮れてないが、それもまた、今回はよかろうと思うことにする。
まずはライカM typ240
ライカには7artisans 75mm f1.25 と 中一光学50mm f0.95を使った。
次にX-pro2
こちらはテレエルマー135mm f4と7artisans 75mm f1.25
明るいときはテレエルマーで望遠を稼いで、夜は明るいレンズを使った。
いい写真かどうかは関係ないや、この際。とにかく、祭が帰ってきた。帰ってきたんだ。この活気を、何の気兼ねなく味わえる日を願って、また来年を夢見るばかりだ。
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