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✍️:HeatIndexによる適切な管理: スタッフの健康管理と熱中症予防

暑い日と雨の日が交互に訪れる不思議な天候ですね。気候の変動が激しいと、私たちの体調にも影響が出てしまうことがあります。特にハウスの中では、輻射熱によって温度が上昇しやすく、水やりによる湿度上昇も起こりやすいため、さらなる注意が必要です。私もパソコン作業中でも暑さに悩まされ、頭に保冷剤を載せて作業をする、なんてことも。

グリーンハウスの環境についてはこちらの記事へ

今日は実際にとりくんでいる暑さ対策のひとつをご紹介したいと思います。

さまざまな温湿度計

皆さんは温湿度計をご存知ですか?さまざまな温湿度計がありますが、中でも一目でheatindex(熱中指数)がわかるものがあります。

こちらは、ほぼ安全〜危険まで5段階表示でその環境を評価します。各段階は、環境の温度と湿度を基に計算され、働く人々や活動する人々にとってどれだけ環境が過酷かを示す目安となります。

通常のオフィスで空調が効く場合には注意、となっても空調を調整することでほぼ安全レベルに保つことが可能ですが、グリーンハウスではそうするには設備の充足が不可欠です。

警戒レベルというとちょうど炎天下での外作業に近しい環境で、およそ人が働く場合は対策や改善が必要なレベルとなります。
厳重警戒や危険レベルでは働く方にとってさらに過酷な環境が想定されます。熱中症のリスクが非常に高くなるため、適切な対策や休息を取ることが重要です。熱中症予防のためには、温度と湿度に応じた適切な行動を取ることが大切です。

温湿度計の中にはログを取ることができるものもあります。
手軽に使えるスイッチボットの紹介をします。

SwitchBot温湿度計は、高精度なスイス製センサーを搭載したデジタルな温湿度計です。このスマート家電は、スマートフォンを使用して温度と湿度を管理することができます。梅雨の時期や熱中症対策に役立つアイテムであり、アラーム機能も備えています。
また、Alexa、Google Home、HomePod、IFTTTなどのスマートホームデバイスとの連携も可能です(ハブが必要です)。さらに、温湿度の変化をグラフで記録することもできます。SwitchBot温湿度計は、快適な室内環境を維持するために便利なツールです。

どんな対応?ソフト面での運用と対策について

それぞれどのように使っているか紹介します。

作業者には業務に入る前に必ず温湿度計を確認してもらいます。リーダーには、Heat indexに基づいた運用プランを共有しているので、Heat indexごとに異なる運用を日々アナウンスするようにしています。

5段階ごとの対応は以下の通りです。

  • ほぼ安全

    • エアコン稼働しましょう

  • 注意

    • 5分休憩と水分補給

  • 警戒

    • 10分休憩に加えて、クールベストの使用

  • 厳重警戒

    • 1時間ごとに小休憩

  • 危険

    • 45分以上の作業を禁止

クールベスト、というのはこちら。直接幹部を冷やすことで温度上昇を抑え、熱中症対策としても良いです。繰り返し交換しながら活動することができます。



とはいえ、アナウンスだけでは不十分です。
日々の取り組みでは、声掛け以外にも熱中症対策の大事さについて補足資料など用いて意識してもらえるような啓蒙活動が並行して必要です。
また、会社は安全衛生管理の一環として改善努力しなければなりません。

データの記録と活用

SwitchBotは、複数の作業場所のデータを記録しています。週次でデータを取得し、欠勤状況や体調不良発生状況と照らし合わせて安全な運営ができているか、の指標とします。

また、設備投資をした場合、このデータはどの程度改善されたのかを評価し、来年の改善活動の指標として活かすことができます。今年は換気扇の導入と空調設備投資をしたので、そのレポートとして活用したいと考えています。

温度と湿度の日毎のデータ(sample)

この記事では、HeatIndexを活用したスタッフの健康管理と熱中症予防について紹介しました。グリーンハウス内での作業や温度の上昇、湿度の上昇による影響についてしばらくは留意が必要です。
ハウスの設備改善や夏季の植物と温度、湿度の影響については別の記事で記載したいと思います。暑い日々が続きますが、適切な対策を講じて熱中症を予防し、健康な夏を過ごしましょう。

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