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「辞める」を始めて完了するまで #1

先日、今の会社をやめます!というnoteを書きました。

つまり転職するのですが、これは私にとって人生初の自分で終わりを作って次に進む活動になりました。いろいろな記憶が鮮明なうちに記録しておきたいと思っていて、長くなりそうですがこんなことをnoteにしていきたいと思っています。

  • 転職活動しようと思った理由

  • 転職すると決めてから起きたこと

  • 実際の転職活動
    エントリー企業の選び方、職務履歴書の書き方、エージェントさんとのやりとり、選考中にプレゼンとかあって面白かったのでその話。

  • コーチングとの掛け算で編み出した、面接用のキラークエスチョン

  • 最終的な決断の仕方、自分を引き止めてきたもの

  • 退職日までの過ごし方、何か残せないかという気持ち <--いまここ

  • 大学生以来の春休み


まずこの noteには、転職活動しようと思った理由を。


転職活動しようと思った理由

理由は三つあります。

一つ目は、今の自分の仕事は他の企業から見てどういう評価なの?という疑問を解消したかったこと。社会人として何年か頑張ってきた自分を試してみたい気持ちです。だから、転職活動=即転職とは思わずに始めましたし、最終的にも今の会社に残るかどうかでかなり悩みました。


二つ目は、もっと結果に手触りを感じたい自分に気づいたこと。仕事はしっかり取り組んでいるつもりですが、お客様と同じ立場になったことがないままに提案していることにずっと引っかかっていました。自分で何かを作ったことがないのに「これでうまく作れますよ」って提案している感覚です。

似た経験があれば、お客様にもっと共感したり、先回りしたいい動きができるはず。そもそもわたしの持ち味は、相手に全力で自分を投影して、共感しまくって、二歩も三歩も先の手を考えて喜ばせる視点なのに。実体験がないからそれがうまくできないんです。他のシーンならうまくできる自分を知っているからこそ、なぜ同じ立ち回りを再現できないんだろうと思ってしまうことが辛かった。

それはつまり、もっと取り扱うもの自体にフォーカスしたい、プロダクトやシステムを作る側に回りたい気持ちでした。泥臭いこともあるかもしれないけれど、何かを生み出したり育てたりしたい。多分私の中には職人ぽい自分がいるんですが、その人がもっと活躍したがっている感じがしました。


三つ目は、自分の5年後、10年後を想像したときに、問題はないけれど既定路線が見えると思ったこと。予定調和感というか、自分の未来のバリエーションが少ないのではという感覚がよぎったことです。なんというか、いくつか決められた中から選ばなければいけない感じがしていたのかな。でも私はもっと自由に選びたい。

実際、今の会社はすごくいい会社で、男女問わず働きやすいほうだと思うし、働きがいのある会社ランキングにもランクインしています。同僚も上司も大好きな人ばかりです。

恵まれた環境で、このまま過ごしても大きな問題はない感じがする。それを安心感と思うか、未来の固定と思うかが私にとって紙一重でした。

そんな理由に少しづつ気付いていき、転職活動をはじめました。


恵まれているけれど もやもやする

今となっては言語化できますが、一年くらい前はずっともやもやしていて、自分がどうしたいのか全然わからず、「やめてやる!」みたいな強い動機もなく。とても恵まれているように思えるのに、何が自分をもやもやさせるのか全然わかりませんでした。

それを紐解けたのはコーチングの力が大きかったです。自分の価値観は何なのか、それは仕事中満たされているのか、どうすれば満たせるのか。自分が学んだことや、コーチにもらった問いでたくさん内省しました。

恵まれていることと、自分の価値観が満たされていることは別の問題なんです。恵まれているから欲張ってはいけないって思う必要はない。恵まれていることには感謝しつつも、自分の大切なものを得ようとすることは悪いことではないはずだと思っています。

いま選んだルートが正解かはわからないけれど、もやもやと向き合い、行動を起こし、変化を起こそうとしている自分にすごく満足しています。


転職に関するnoteは何本か書いており、こちらのマガジンにまとめています。興味を持っていただけた方はぜひ他のnoteもご覧ください!


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