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「辞める」を始めて完了するまで #6

最終出社日が近づいてきました。なんて時の流れが早いんだろう。

辞めることをオープンにしてから本当に辞めるまでのこの狭間の期間。不思議な気持ちです。社員なんだけど社員じゃないような。

この先の話に私はいないんだという感覚に寂しさもあり。少しずつ業務が自分の手を離れて身軽になり、今ならなんでも引き受けられますよ!っていう心の余裕から、今さら色々できそうなことが見えてくる気持ちもあり。

ふわふわした立場だけど、まるで今後もずっと出社する人かのように、ぎりぎりまで色々なことに参加しようと思って過ごしてきました。

その中で、年始から考えていた残り期間にやりたいことがあるので、ここで棚卸ししてみます。進捗確認としてはすごくギリギリのタイミングだけど。

辞めるまでにやりたかったこととその進捗

なんでも資料に残そう

日頃からやったほうがいいのはわかっていました。でも、丁寧な資料が残せているとは決して言えず、最低限という感じ。「もういなくなる人」になったらついに決心がついて、ちょっとした内容でも使いまわせると感じたら資料に残すようにしました。これは自分に及第点あげてもいいかなと思います。


重要だけど緊急じゃない仕事を拾おう

普段は後回しにしてしまうものを拾おう、これもありました。一つ目に挙げたの資料整備もそうだし、こういう情報調べられていると提案しやすいよねとか、この新しい技術検証してみたいよねとか、標準対応プラスアルファみたいなもの。いつもなら目の前のお客様対応・プロジェクトの優先度が高いからなかなか手が回らない部分。

私のような、ふわふわしてるけど会社の中をわかっている人間こそこういうことをやるべきだなと。これも、思いつく限りのことはできました、が、あと一つ、なんとかやりたいことが残っている…。できるかな…。ちょっと不安要素ありです。


チームをボトムアップで繋ごう

これは実は2021年中に試してみたこと。今後の組織変更で合流するであろう同年代〜後輩を誘ってワークショップをやりました。そのときは、全員が同じ地平にいる前提を大事にして場を作りました。

普段、やっぱりビジネスだから「わかる人」「答えに近い人」「決定権がある人」のようなメンバーが話を引っ張っていきます。それは当然であり、ありがたいことであり、そうできるビジネスパーソンを目指そうという考え方がみんなの前提になっている。

でも、参加できないまま話が流れていったり、「わかりました」以外の言葉が見つからないようなとき、私はあまり楽しくない。なんか無力だし、その場にいた意味あるかなって少し思ってしまう。

だからワークショップは建前として、好奇心をその場にいる全員に向ける場を開いてみました。「できるできないは問わない、あなたの力でやってみてほしい、あなたの観点を聞いてみたい、どう思ったか知りたい」という私の好奇心をただぶつけるという。自分でいうのも難ですが、ワークショップの題材が超秀逸だった(本当に自分で言うなw)ので、誰にもこの裏目的はばれていないと思います。

ここだけ文章が長くなったことからも伝わると思うのですが、結構思い入れを持ってやりました。終わった後にアンケートをもらったら、みんな楽しんでくれて、気づきがあったし、新しい接点になったと言ってくれました。

今後の組織合流に少しでも良い影響があったらいいな。参加メンバーの内側に色んなリソース、モチベーション、好奇心や技術者の矜持があることがすごく見えたから、今後の業務の場でもみんながそれを表に出せる機会があったら嬉しいなと思っています。


メッセージを残そう

これは、大絶賛実施中です。フルテレワークだから、みなさんに直接挨拶して去っていくことができない。せめてお世話になった方に手紙でも書こうかと思ったけど、もはや相手の手に渡るのがいつになるやら。

こういう感謝ってタイムリーに伝えないと意味がないって思っているから、手紙はやめてギフティを贈ることにしました。多分150人分くらい。今、数えてみたら10人くらいしか送れてない。これが一番やりたいのに一番後手だった。あと140人分がんばれ自分…。


コーチングってこんなものだよって伝えよう

なんと、自分が去るこのタイミングでコーチングを社内に取り入れていくという方針がでています。惜しいなぁと思ったけれど、最後にコーチングの紹介資料でも置いていこうと思っています。これは未着手。

新しい概念を取り入れる時って抵抗感があると思うし、コーチングって全く初めましての人には少し警戒されることもあるし…。コーチングに本気出してる人としてなにか爪痕を残したい。


会社に残したい読後感みたいなもの

辞めるけど私のこと忘れないでね!こんな人いたよ!とかは全然思わなくて、やっぱり、立つ鳥跡を濁さずでいきたい。でも、ちょこちょこと残した資料や検証結果やその他諸々が、名もなき分身として「あ〜これあったよね、使えるね」と誰かの役に立ってくれたらいいなぁ。

それから、私は全体最適が苦手で、いつ何時も「個」を見てしまうんだけど、そうしていたからこそ送れたメッセージもあったはずと自負していて。あなたを見てた人がいたよってことが読後感のように少しでも残せていたら嬉しいなと思います。

転職テーマであと何本書けるだろう、もう少しお付き合いください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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