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#在宅介護
季節の変わり目です。
お天気と一緒で
こころもからだも
グズグズ言い始めた。
そりゃそうだ
そんな日もあっていい。
今日も父が元気で救われる。
ケンチャンも体調を崩しているけど
少しずつ回復してきてるようだ。
これから3人での生活
どうなっていくのだろう。
ひとまず母の四十九日はやらないと
父が言っているけど
お墓のある長野に
行けたらいいな。
どこでもいいから
自然がいっぱいのところに行きたい。
父は故
残された者が思うこと。
昨日は大勢の懐かしい友達に会った。
地元のみんながお世話になった方の
お通夜だった。
日本中から
すごくたくさんの人達が集まった。
人が亡くなると
その人を介して
必ず再会があるんだな。
母のことでも
懐かしい再会がたくさんあって。
改めて亡くなった人を知ることになり
再会する人を知ることになる。
母はからだか動かなくなって
「私は役立たずだ」と言ったので
生きてるだけで役に立ってるよ
試練は時に重なるもの。
母が亡くなって、2週間が経った。
ここまで来るのに
すごく寂しい日があって
ケンチャンに慰めてもらいながら
きっとケンチャンがいなくなったら
同じくらい寂しいんだろうなって思ったりしてた。
そんなケンチャンが突然
山に帰ってしまった。
我が家の荒波にもまれ
ケンチャンのコップの水は
溢れる寸前だったようで
最後に私が軽率に溢れさせてしまった。
ケンチャンには
たくさん辛い思いをさせてしまっ
心も体も健康が一番。
ケンチャンは
身の回りのもの全て片付けて
いつ帰ってくるかも
帰ってくるかさえもわからない
と言って出ていってしまったので
とてもこわかった。
母が亡くなり
父が病気でも
どんなに辛くても
関わってくれる人に対する思いやりを
忘れてはいけないことを知った。
私は不幸を盾に
感情を赴くままに振りかざしていた。
感情的にならないように、大人しくしてても
静かに感情に流されていたんだな。
反省し
今はまだ梅。愛でよう。
一昨日めちゃめちゃ元気だった父。
いつものように
夕方から疲れてきて
夜ごはんが食べれなくなる。
いつものパターンで昨日は
丸一日眠り続けた。
珍しく、いびきをぐーぐーかいて
午前中に5回、部屋をのぞいたけど
いつまでたっても起きず
2時頃にようやっと起きてくれて
軽くごはんを食べて
そのまままた今朝まで眠り続けた。
からだが楽だと
良い気分なんだろうな。
いつもやりたくてもできないこと
もういないけど、いつもいる。
庭の水仙の花が咲いた。
父が見つけて
「水仙が咲いたよ〜」と
母の写真に向かって
嬉しそうに笑って言った。
父が元気な日は居間にいて
いつも母の写真と向かい合って
ごはんを食べたり
お茶を飲んだり。
父の椅子からはいつも
母の写真が見える。
父は全然淋しくなさそうだ。
お母さんはよくしゃべるから
また生まれ変わっても
周りの人としゃべってるでしょ
と言った。
四十九日まで、うちにいると
何者でもない者になる。
ここのところ、弟家族も含め
お客さんが続くと
みんな何かしらのお土産を持ってきてくれて
お土産好きとしては
とてもうれしい。
おいしいものは大好きだけど
物に限らず、考え方とか
それはメールや
お便りなどでも
いろいろ受け取るものがある。
山の家は自然がいっぱいで
静けさの中にいながら
こころもからだもせかせかと
慌ただしく生活していた。
パン職人として
お店屋さんの店員として
そして村人と
タイムスリップDAY。
母の遺影は10年くらい前の写真なので
お線香をあげに来てくださる人達はみんな
若い!いつの写真!?となる。
最近の写真は
老眼鏡をかけているものばかりで
母らしくないと
父が却下したのが大きな理由。
いとこの結婚式の時のもので
お化粧もしていたし
なかなか美人に写ってる。
父は時々しか居間に降りて来れないので
3日ぶりくらいに遺影を見て
何やらごちゃごちゃ話しかけていた。
どうやら、高校生
こころにもからだにも筋肉。
私は15年間
地元を離れ
好き勝手やっていたのに
戻って来た私を
あったかーくまた受け入れてくれる友達が
本当にありがたい。
こころの中で
いつもくだらない不満を抱えている自分としては
みんなは尊敬するに等しい。
お父さんやお母さんになった人の
抱擁力に圧倒されて
親ってやっぱりすごいなと思ったり。
ひとりでがんばってる人が
ゴールを見つけて前に進もうとする力も目覚ましい。
変わらず一緒に
明らかにするということ。
昨日とうとう父は
専門のお医者さんにかかってくれた。
ちょっとぐずったけど
自分から行く気になってくれた。
先生は 娘さんは黙ってて、と言って
まずは父からじっくり話しを聞いてくれた。
父はそれだけで
随分からだが楽になったと言った。
帰りはケンチャンと3人で
桜を見て帰った。
満開の桜を
3人で見れるとは思ってなかったので
ご褒美みたいだった。
家に帰る頃には
父は疲れてしまってい