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21/9/30 《ECL21-22 グループG第2節》 トッテナム vs ムラ 簡単レビュー
こんにちは。えつしです。
今回は、ECL21-22グループG第2節、トッテナム対ムラの試合を簡単レビューしていきたいと思います。
リーグではクリスタル・パレス、チェルシー、アーセナルとのロンドンダービー3連戦を落とし、ノースロンドンダービーでかなりひどい試合を演じてしまったことから周りからの風当たりは強くなり、現地メディアからはチーム内のネガティブな情報が一気に出てきていました。
そんな悪い流れを断ち切り、グループステージを1位で突破するために何としても勝たなければいけないこの一戦、どのような試合になったのでしょうか?!それでは、レビューしていきます。
1. スタメン
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スパーズは、直近のアーセナル戦からロリス、タンガンガ、サンチェス、ダイアー、ホイビュア、エンドンベレ、ルーカス・モウラ、ソン、ケインに代えてゴッリーニ、ドハーティ、ロメロ、ロドン、スキップ、ウィンクス、ロ・チェルソ、ヒル、ケインを起用した4-2-3-1。
大幅なターンオーバーをし、いつもの4-3-3ではなく4-2-3-1に。
ムラの直近の試合からのスタメン変更に関しては、ここでは割愛します。
2. 振り返り
早い時間にスパーズは先制点を決めます。
ウィンクスの縦パスを受けようとしたヒルがコントロールミス。そして転がってきたボールをダイレクトでパスしたトップ下のホルヴァトがパスミス。そのボールをロ・チェルソがダイレクトでPA前のスカーレットへ繋ぎ、CBのゴレンツが何とかスカーレットのボールを突きましたがそのこぼれはゴール前に走り込んでいたデレ・アリの元へ行き、デレ・アリがGKのオブラドヴィッチに倒されてPK獲得。デレ・アリが自らそのPKを蹴り、3分24秒にスパーズの先制となりました。
5-2-1-2の守備ブロックを組んだムラに対して、スパーズはボランチをCB間やCB脇に降ろしたりせず、基本4-2-3-1のままでビルドアップ。
ムラのトップ下と2トップの3人は人への意識が薄く、スパーズのCBから2ボランチの内空いている方のボランチにボールが入り、そこから簡単に縦パスを入れられることもしばしば。寄せも甘く、ボールを取れる距離まで寄せて奪いにいくことがないので、先制しているにも関わらず、珍しくスパーズは楽にボールを持てる展開に。
2点目に繋がったシーンでも、ホルヴァトがウィンクスに寄せ切れずに縦パスを許していました。
スパーズがボールを持つ時間が多かったものの、ムラはビルドアップ時真ん中のCBのマルシェコがポジションを一列上げてのビルドアップで、プレスをかけるスパーズに対してそのマルシェコなどを使いながらうまくボールを前進させていました。
後半開始から約7分後、CKから右WBコウスのクリアボールに合わせたすばらしいボレーシュートからムラは1点を返しますが、スパーズが58分にスカーレットとケイン、デレ・アリとソン、ヒルとルーカス・モウラを一気に交代し、67分17秒、75分50秒、86分43秒とケインが3ゴール、ハットトリックを決めて試合終了となりました。
この内2ゴールにロ・チェルソが絡んでおり、今後も彼のスルーパスやワンタッチパスのヴィジョンと精度には期待できそうな活躍を見せてくれました。
3. 総括、感想
5-1と快勝したスパーズですが、このムラの守備組織と強度が相手なら、これくらいやるのは当然、といった試合ではありました。
ムラの他の試合を見たことがありませんが、ビルドアップに工夫は見られ、スパーズのプレスを回避するシーンも作っていましたし、ボールを持って攻撃することに主軸を置いているチームなのかなという印象でした。
ロメロは、少し危なっかしいプレーですが、スペースに落とすパスなども使って再びビルドアップ能力の高さを見せ、ロ・チェルソもトランジション局面のワンタッチのスルーパスなどで目に見える活躍をし、リーグ戦3連敗でチームに漂っていた空気も少しは晴れやかになったかもしれないスパーズ。
日曜のアストン・ヴィラ戦は今までの4-3-3を継続するのか、それとも馴染みのある4-2-3-1に回帰して巻き返しを図るのか、今シーズン今後を考える上で、要注目の一戦となりそうです。
5. おわりに
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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