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イメージの詩

 家人がテレビに毎日のように出ているある女性教授が最近やつれてるんじゃないか、と云う。確かにあれだけ出演していれば、疲れもあるのかもしれない。しかしながら、毎日のように色々な『専門家』と呼ばれる人がメディアに現れるのには驚愕する。本当の現状は、現場を観にいかなければわからないはずなのに、くだらない風評被害もあるようで、過度な受診抑制がかかっているような気がしないでもない。災害時になんでもかんでも「支援物資」という名で送る人がいて、現場で仕分けや処分に困ると云う話のことを思い出す。総じて思うことは、僕らは見えることのできない(造られた)「イメージ」と闘っているのかもしれない。そしてどさくさに紛れてこのようなことのないようにメディアの本来の役割のひとつは、「政府や政治の監視」にあることを忘れてしまっているのではないか、と、すら思ってしまうのは間違っているのだろうか。
 ちなみにかの文豪夏目漱石は母校からの博士号の授受依頼を断ったというのは誰もが知っている有名な話である。



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