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【文字起こしに時間をかけたくない!!】使えそうなツール4つを比べてみた

「文字起こしの時間をなんとか短くしたい」
「文字起こし、とにかく時間がかかるし、疲れる」
「文字起こしに割く時間を、もっと有益なことに使いたい」

そんなことを考えているライターさんは1人ではないはず。かつてのわたしもそうでした。

もちろん文字起こしは、自分のインタビューの仕方を振り返る良い時間にはなるのですが、1時間のインタビュー当たり文字起こしに2~3時間も割かれるのは、やはりイタい……。なんとか文字起こしの時間を短くできないものかと、試行錯誤を繰り返してきました。

ライター歴8年目にして、ようやく「まぁ、ここまで時間を短縮できればまずまずだろう」と思えるまでに、文字起こし時間を短くする方法にたどり着きました!

そこで今回は、これまでに試してきた4つのツールを紹介しつつ、文字起こしをラクに時短にする方法をお伝えしたいと思います。

【インタビュー内容や、これまでの文字起こし時間】
・医師に医療経営やキャリアパスについてのインタビューがほとんど
・インタビュー時間は40分〜1時間20分ほど
・コロナ禍前はカフェでのインタビュー、現在はオンラインでのインタビューがほとんど
・当初は、音声データを聞きながらタイピングで文字起こし
・タイピングはそこまで早くないので、1時間のインタビューで文字起こしに3時間ほどかかっていた

① Rimo Voice

https://rimo.app/about/voice

●特徴
1時間の音声データなら5分ほどで文字起こししてくれるAI文字起こしサービス。
20円/30秒なので、1時間のインタビューで2400円。

●使い方
音声データを読み込ませるだけ。

●メリット
作業は音声データを読み込ませるだけなので、とにかくラク。
テキストをクリックすると、その箇所の音声が流れるので、誤字の修正が簡単に行える。

●デメリット
わたしの場合、医療用語が正確に文字起こしされず、結局大幅な修正が必要だった。修正に1時間半近くかかってしまった。

備考:ライター仲間では比較的知られていて、使われている方もいます。インタビューのジャンルによっては使えるかも。

② UDトーク

https://udtalk.jp/


●特徴
「コミュニケーション支援・会話の見える化アプリ」コミュニケーションの「UD=ユニバーサルデザイン」を支援するためのアプリ。
無料!

●使い方
①インタビュー時に起動し、ICレコーダーのようにインタビューの会話を直接読み込ませる。
②インタビューの音声データを聞きながら、それを自分で声に出して読み込ませる。

●メリット
無料で音声をテキスト化してくれること。無料サービスは、そう多くはない。

●デメリット
使い方①では、どうしても音声の読み込み精度が悪く、あまり使えなかった。
使い方②も、わたしの滑舌が悪いのか(笑)、「私」など日常で多用するような言葉もいまいち正確に読み取ってもらえず、わたしには不向きだった。

備考:こちらもRimo Voice同様、ライター仲間の間では有名なアプリですし、使っているベテランライターさんが結構います。

③ Googleドキュメントの音声入力

●特徴
Googleアカウント(Gmail)があれば、無料で使えるWordのようなツール。

●使い方
「ツール〉音声入力」とクリックすると、音声入力で文章作成できる。音声データを聞き、それを自分でしゃべって音声入力する。

●メリット
他のツールとは違い、文章の形で文字起こしが完成するので、その後のライティング時に見やすい、使いやすい。

●デメリット
句読点は勝手に入らないので、音声入力をしながら自分で打ち込まなければいけない。打ち込むと音声入力がフリーズするので、その都度音声データを一時停止し、音声入力をクリックしなければいけないので、タイムロスが多い。
1時間のインタビューだと、1時間40分〜2時間くらいかかる。

④ Group Transcribe

●特徴
Microsoftが出しているiOS向けの無料アプリ。

●使い方
①音声データを聞いて、自分でしゃべって文字起こし
②インタビュー時に起動し、その場で音声を読み込ませる

●メリット
Googleドキュメントのようなフリーズがなく、句読点も自動で入れてくれて、誤字もかなり少ない!
使い方①では、1時間のインタビューの文字起こしが、1時間で終わった!!
使い方②では、精度が高いので、修正に1時間ほどしか、かからなかった!!!

●デメリット
1回の録音時間が最大30分なので、使い方②の時は、インタビュー途中で再度スタートボタンを押さなければいけない。
iPhoneもしくはiPadがなければ使えない。

文字起こし時短ツールの決定版はこれだ!

わたしは、今まで使ってきたツールの中で「Group Transcribe」が最も使えると思いました。

もちろん誤認識もありますが、他とは比べものにならないくらい精度が高いと感じています。何より、インタビュー時の音声をここまで正確に拾ってくれることに、感動すら覚えました。

さらに精度は上がっていくと思うので、今後に期待しながら、しばらくはGroup Transcribeを使って文字起こしをしていこうと思っています。

さいごに

インタビューのジャンルや、インタビュー環境などによっても、自動文字起こしの精度は左右されると思います。まずは、使いやすそうなものからぜひ使ってみてください。ご自身に合ったものが見つかれば幸いです。

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それでは、ごきげんよう〜。

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