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音楽家の旅行記 宇都宮編 -Part1 出発〜昼食-


移動


朝早い時間に家を出発しまずは東武線出発地点の浅草へ向かう。浅草から東武線に乗る。北千住で確か終点の関係上乗り換えたような気がする。この辺りの路線はだいぶ昔に何回か使ったことがあって懐かしい思いだ。北千住を過ぎてしばらくしてから埼玉県に入ったが、このあたりからだんだんと車窓から見える景色の空気感が変わってくる。この辺りも住宅街だが段々と屋根が四角錐の一戸建てが増えてくる。東京23区だと最近この景色をみるのも珍しくなってきたように思う。春日部の発着音がクレヨンしんちゃんのテーマソングに変わっており思わずクスッとなった。東武動物公園で南栗橋行きに乗り換えた。この辺りになると住宅街も変わりいかにも自然な景色へ様変わり。景色が変わっていく様子を見るのも旅の醍醐味の一つに思う。南栗橋の駅のホームから感じる空気感はだいぶ都心のそれとは違い心地良い。

栃木駅にて

ここから東武宇都宮行きに乗り換える。そのまま大人しく乗っていれば目的の宇都宮到着だったのだがトイレに行きたくなり栃木駅で下車。後先考えず下車してしまい次の電車が20分以上後だということに気がつき途方にくれる。

栃木駅。1年間限定でいちご王国線と言われているそうだ。

が、栃木駅に降りた理由がもう一つ。駅ピアノがあるそうだ。節約するために買った東武チケットを少し葛藤しながら改札に通しJRの方へ向かう。

栃木駅ピアノ

ピアノがあった。早速弾く。千と千尋の神隠しで有名なあの夏へを弾いているとカップルが最後拍手をくれ頭を下げる。拍手をもらえる、反応をもらえるというのはとても嬉しいことだ。他にも順番待ちや弾きたそうな人がいないことを確認しながら何曲か弾く。こちらの演奏は私のYoutubeチャンネルに後日投稿する予定なので気が向いたら私のプロフィールからアクセス可能なのでぜひ見ていただきたい。
弾き終わった後近くに売店があったので入ってみる。栃木名物のレモン牛乳を発見。購入して頂く。

レモン牛乳

レモン牛乳は栃木で何度か今までに飲んでいて見かけるたび買っている。レモンと牛乳を合わせたミルクセーキみたいな味の飲み物だがこれが酸味が効いていながらまろやかで優しい甘さが特徴で結構好きだ。牛乳の質が良いせいか栃木らしい控えめな甘味と旨味が感じられる。

移動〜到着

そんなこんなで東武線の次の宇都宮行きの電車の時間になり慌ててホームに戻り列車に乗り込む。途中おもちゃのまちなどという駅があったりして感嘆しながら、ようやく東武宇都宮駅に到着。栃木県に入ったばかりの頃は山があったり田んぼがあったりいかにも緑の風景だった。栃木県の緑は石川以上に明るさを感じた。牧歌的な空気感だが透明感は東京に近い。関東ゆえの風土なのだろうか。が宇都宮周辺に入る頃には都会感が増している。降り立って歩いて見ると北関東最大の都市と言われるだけあり普通に都会だ。思っていた以上に自分の日本に対する知識、感覚というのは東京という日本の一地方に過ぎない場所のイメージで凝り固まっているのだなと感じる。

昼食

お昼にはちょうど良い時間なので早速そこから友人にお勧めされた餃子を食べに宮島町通りへ向かって歩く。今は餃子通りとも呼ばれているそうだ。

餃子通り

結構人が並んでいた。OLも一人で並んでいてさすが餃子の街だなと思ったり。思いの外列が早く進み20分後ぐらいには着席。ランチのセットでCセットを選ぶ。

餃子Cセット

2種類の餃子だがただでさえ大きいのにもう片方はさらにでかい。
餃子のタレはお酢4:1醤油が推奨だそうでそれに習う。
餃子自体の味は控えめで素材の味がじんわりとわかる。そのじんわりがうまいのだ。ニンニクがやや強めで全体的な味はいわゆる正統派の感じだ。正統派だけに割とどこでも食べられそうなイメージに近いが食べ進めていくと素材の良さが段々体の中でじんわりと広がっていくような感じがする。食べ終わった時には体がじんわりと温かくなり、派手ではないが細胞が喜んでいる感じがわかるのだ。お腹を満たし、店を出る。

次回へ続く。

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