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et sona の暮らし方改革 / 移住の記し no.4

なにもない田舎?


いきなりだけど、なにもない田舎には、「そこがどこか」とか「そこになにがあるか」ということよりも、

「そこに誰がいるか」

が重要なんだと思う。

人それぞれの暮らしがあるなかで、それぞれの暮らしを支えているのは、やはり人と人(の関係性)だろうし。

面白い人がいれば、そこから何か始まるかもしれないし、なにもないなら、なにもないからこそ可能性はたくさん!、とも言えるし?

ただ、田舎には「しがらみ」もたくさん?!w 暮らしを支える人と人の関係が、狭いコミュニティの中で熟成され、なんとも複雑に。先祖代々、100年単位で醸されたしがらみという名の芳香は、良い香りだと感じる時もあれば、嫌な匂いだと感じる時もある。(よそ者には)目に見えない、写すもののない光と影。でもあるけれど、まぁこれ、古い組織/共同体にはありがちだろうし、元来が田舎者の自分にとっては、まぁそういうものよね、って感じもあって、多少の時間が必要なことも分かってはいるつもり。

なにもない田舎で、人と繋がる。

そこが始まりで、その時、自分はなにが出来るのか、が田舎暮らしの醍醐味なのかもしれないw


なにもない田舎だけど、美味しいパンと美味しいコーヒーでゆっくりできる場所がある。

5年前に御調町(みつぎちょう)に移住したよっさん&ちかさん夫妻が、今年オープンさせたパン屋「パンと」( https://www.pantolife.net/ )。捨てないパン屋というコンセプトは、商業的な目線ではなく、より暮らしを見つめている感じがしてとても好感が持てる。自家焙煎コーヒーも美味しい。週3日営業だけど、土曜限定のドーナッツもお薦め。今は精力的にマルシェなどにも出店している様子。


なにもない田舎だけど、足を延ばせば美味しいお酒で楽しい時間を過ごせる場所もある。

福山は沼隈にある大好きな飲み屋「田丸屋( https://m.facebook.com/tamaruya2016/ )」にて、田丸屋&酒屋田中商店の主人、田中くんと。溢れんばかりの酒への愛を、風情ある庭とともに楽しめるとても居心地の良い場所。正直、とても不便な立地の飲み屋ながら、いつも賑わっている。田中くんは、ワイン用ブドウであるベリーAを自ら栽培もし、来年からは、高齢となったブドウ農家さんの畑を引き継ぎ食用ブドウの栽培も始める様子。いつもパワフル!


なにもない田舎だけど、山の中でパパイヤを眺めることだって出来るw 。

尾道パパイヤ( http://onomichipapaya.com/ )として、御調町や瀬戸内の島で栽培されているパパイヤ。もちろんet sonaで使っているのはこのパパイヤだし、人気のレサワに使っているパパイヤ酢もこちらのもの。地元にUターンした洋くん&姉のちーちゃんの頑張りで、規模も拡大、加工品の種類もかなりの数になっている。夏の水害で大きな被害を受け、はっきり言って岐路に立たされているようだったが、それでも進み続ける道を選んだ様子。写真はなんとか生き残った3年樹齢のパパイヤ。

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