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カトリーヌ ド メディシスは善者か悪者か?

まあ、話というものはあまり真剣に聞かないと一回くらい聞いてもああ聞いたことがある、で終わる。二回くらい聞くと、あ、知ってるそれ!と確信する。三回聞くと人に教えられるようになる。だから、講座では覚えていただきたいことは何回もお話しします。


zoomお菓子歴史講座で、特に話さなくても、と思うエピソードも沢山あります。なので、ここからは前回の講座に関するその類の話。


カトリーヌ ド メデイシスの話の続きです。フランス宮廷から、たかが商人の娘ということで蔑まれていたカトリーヌですが、さらに幼い頃両親を亡くしていたので、頼れるのは教皇になった2人の叔父のみ。しかし、そのうちの1人レオ10世は浪費しすぎて免罪符を発行してしまいます。要するに罪はお金払えばなしにしてあげると。こういう汚いことがまかり通るなんてなんちゅうこった!ということでプロテスタントのルターから批判され、宗教戦争のきっかけを作ってしまうんですね。こちらも頼りにならない叔父であり、カトリーヌさんはますます孤立するのです。

フォークや砂糖菓子、調理法、最新ファッションからパンティまでフランスにもたらしたのに、アレキサンドル デュマやバルザックまで黒い伝説の女と嫌っていたとか。でも彼女の存在とその背後にあったルネッサンス文化こそが、その後のフランスガストロノミーに多大な影響を与えた言葉否めません。

ご覧いただいたい方、ありがとうございました!歴史を知って点が線に繋がる、これほど面白いことはありません❣️
見逃された方、以下アーカイブ作成しました。

https://match-ing.jp/yukiko_oomori/

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