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綿の種からモコモコとふくらむ夢

手作りが好きだ。
何でも一から作り出すことに面白みを感じる。

和紙を折って、ポチ袋にしたり。
紐を結んで形作って、アクセサリーにしたり。
土をこねて、多肉植物の鉢を作ったり。

これ!と突き詰めずに、気ままにやるのが楽しい。

今度思いついたのは、もっと最初から、ほんとの一から始めること。

綿花を育てて、収穫して、糸を紡いで、染めて。
その糸で編んだり、織ったり、紐を組んだりして、何かを作ってみたい!

たしか窓辺に放置されてる、綿の種があったはず。

あった!


以前の私なら、綿の栽培なんて不可能だったろうけど、多肉植物のお世話ができている今なら、できる気がする。

思いついたのが春先で、綿の種のまき時は5月。
待ちきれない!と鼻息を荒くしている私を尻目に、母は
「古い種やし、発芽せんのちゃう?」
と冷静だった。

市販の綿の種を買ってきてくれた。

優しい…

そんなこんなで、至れり尽くせりで綿を育てています。

綿の栽培記録はこちら↓


ここからは、ふくらむ夢の話
綿花が収穫できたら・・・


糸を紡ぐ

まずは綿を糸にしなければ始まらない。
糸ってどうやって紡ぐんだろう?

図書館の手芸コーナーに、手紡ぎの本を発見し、借りた。
よくぞあったもんだ・・・綿ではなく羊毛の紡ぎ方だったけど。

緒方伶香 著『きほんの糸紡ぎ』(誠文堂新光社)

表紙写真の「スピンドル」というものが、一番シンプルな糸紡ぎの道具だそうで、この本にはそれを使った(羊毛の)紡ぎ方が載っている。

コマを回すように使い、繊維に撚りをかけていく、とあるけれど、写真をパラパラと見たところ、なんだか難しそう・・・

そこでYouTubeを見てみたら、綿の実から糸を紡ぐ動画があり、イメージがつかめた。

以下の工程を経て、糸ができあがる。

①綿の実の摘み方
②綿の実をタネと繊維に分ける
③綿をほぐす ブラシ編
③綿をほぐす 綿打ち弓編
④綿を紡ぐ
⑤撚り止め(できた糸の撚りが戻らないように、ぬるま湯に浸す)
双糸そうしづくり(糸を2本撚り合わせて丈夫にする)

上動画より

この動画では、スピンドルを地道に指先で回している。

YouTubeには、スピンドル自体を手作りする方法の動画もいくつかあった。

スピンドルは、棒に円盤が刺さっているだけの簡単なつくり。
既製のスピンドルを買うことも考え中だけど、まずは作ってみようかな。

気が早いけれど、ダイソーで色々と購入してきた。

綿をほぐすブラシ(犬用ぬけ毛取り)と、
お試し用の羊毛
自作スピンドル用の材料


染める

まだ染め方については詳しく調べてないけれど、アボカドの種と皮で、淡いピンク色に染めることができるそう!

作品ができあがってから染めることもできるけど、糸の段階で染めたら、何を作るにしろ多彩なものができそう、と考えているけれど・・・

最初の糸紡ぎからたいぶ大変そうだから、この工程は省略するかもしれない・・・


作る

編む

私は小さい頃にかぎ針編みにハマったことがあって、編むのが一番とっつきやすそうだ。

以前、親友の赤ちゃんに、市販のオーガニックコットン糸でベビーシューズを編んだことがある。

真っ白もいいよね


織る

こちらも小さい頃の、おもちゃの織り機「ミニおりひめ」をまだ持っていて、幅の小さな布を織ることができる。

物持ちの良さ…(捨てられないだけ)

小さい頃はそれほど使わなかったのだけど、数年前、思い出してコースターを織ってみた。

グラデーションの糸を使ったから、カラフル


紐を組む

大人になってからは組紐にハマったこともあって。
ダイソーの「組みひもメーカー」を使えば、紐を組める。

紐の組み方の本も、その時に購入して持っている。
使う糸の色によって、紐に色んな模様が出せる。

多田牧子 監修『かわいい組ひもの教科書』(誠文堂新光社)と、
組みひもメーカー(ダイソー)
組んでいるところ


縫う

以上の3つを組み合わせて、例えば、織った布を縫って巾着にして、組んだ紐を通して、編んだモチーフをつけたらどうだろう?

イメージ図(糸へんだらけ…笑)

これが作れる量の綿が収穫できるかは、わからないけど。

夢がモコモコとふくらんでいる。


「・・・それをして何になるの?」
と思われるかもしれない。
私もちょっとそう思うけれど・・・

ただ、楽しそう!っていう気持ちだけでやっている。
何かに繋げようという気は無い。

でも、できあがった綿100%のモコモコした何かしらは、特別なものになる予感がしている。



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