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再生数が100回以下に?違反しがちなガイドラインとは

「今まで少なくとも1,000再生〜1万再生はされてたのに、突然数100再生しかされなくなった」こんな経験はありませんか?もしかしたらそれ、コミュニティガイドラインに引っかかっているのかもしれません。TikTokでは近年ガイドラインを厳格化させる傾向があり、自分では問題のない投稿だと思っている動画でも実はガイドラインに引っかかってしまっている可能性があるんです。

ガイドラインに引っかかっている動画を出すことで、その動画単体が伸びにくくなるだけではなく、アカウント全体の評価が下がり、全体としての再生数が下がってしまうという問題が発生しやすくなります。

今回はコミュニティガイドラインの紹介と、触れてしまいがちないがいなガイドラインを紹介していきます。せっかく時間と労力をかけて作成した動画が、そのクオリティに関係ないところで再生が回らなくなってしまうのは非常に残念なことなので、是非この記事をしっかりと見てガイドライン違反を未然に防止できるようになりましょう。


公式の発表

まず、TikTok公式から発表されているガイドラインは以下になります。

いかがでしょうか?「そんなことするわけないじゃん」と言った内容が多かったかと思います。しかし中には基準が曖昧な箇所もあり、知らないうちに違反してしまうケースもかなりあるんです。以下では違反してしまいがちなケースをいくつか紹介します。

違反してしまいがちなケース


・衝撃的および生々しいコンテンツ
-これは動物の体液や、人間の負傷や事故などによる血などが含まれます。ほんの少しの擦り傷でも違反になる可能性があるため、映さないかそれらの部分が見えないように必ずモザイク処理をするようにしましょう。また実際の血液でなくても「血のり」など血液を模倣したものでも違反になる可能性があるため注意しましょう。

・誤情報
-これは紹介系の動画に多い違反項目で、都市伝説や陰謀論のような不確定要素の高いコンテンツは特に気をつけるべき項目です。事実として認められている情報以外のものはそもそも紹介しないか、または断定する言い回しを避けるようにしましょう。

・オリジナルではないコンテンツとQRコード
-他のアカウントで投稿された動画を使用する場合は気をつけてください。切り抜き動画にありがちな現象ですが、一部編集して投稿したとしても「オリジナルコンテンツではない」と判断されてしまう可能性は大いにあります。できる限り他のアカウントで投稿されている動画を使う時間は減らすようにしましょう。

・AI生成コンテンツ
-AIを使って制作したコンテンツには使用の程度によらず「AI生成コンテンツ」のラベルをつけるようにしましょう。これを知らずにAIを使用して制作した動画を投稿したことで再生が回らなくなってしまうという事態は多く発生しているため、付け忘れには気をつけましょう。

生成ラベルの付け方

今回紹介したものは「ここまで遵守すればいい」と言う明確な基準はありません。この基準はAIによってなされるもので、故に普通に再生されている動画と同じ基準で投稿したとしても自分の投稿では違反とされてしまうケースもあるのです。運営に報告することで人間の目で判断され、通常通り再生が回り始めることはありますが手間がかかる上にその上で違反と判断されることも多々あります。そのためガイドラインはギリギリを攻めるのではなく、少しでもグレーだなと思った際はやめておくと言う考え方で撮影、編集するようにしていきましょう。

ここからは今週のトレンド紹介です。ガイドラインは守った上で以下で紹介するコンテンツを投稿することで皆さんのアカウントはさらに成長することになります。毎週金曜日に更新しているため、ぜひチェックするようにしてください。

国内外トレンドコンテンツ

国内トレンドコンテンツ5選

No.1 目を持ってるみさの方が強いもん
「デスノート」という作品に出てくるキャラクター弥海砂の台詞と、Яu-aのネオンサインという楽曲を組み合わせた音源がトレンドになっている。2023年1月頃にも、別の楽曲と組み合わせた弥海砂の台詞がトレンドになっていた。前回は目が赤色に変わるvampireフィルターが使用された動画が多数投稿されていた。

@maikichi0130

キラのために寿命削ったよ♥ #deathnote #anime

♬ オリジナル楽曲 - 4f - 4f


No.2 ネモフィラ

各地でネモフィラが満開となり、投稿数が増加している。毎年ウエディングフォトを撮影する方も多く見られる中、今年は葬送のフリーレンという作品の影響で勇者一行のコスプレをしている人も多く見られた。しかしネモフィラを背景にコスプレした動画をあげている人は少なかった。観光客が映らないよう配慮し、世界観を壊さないように配慮していると思われる。

@sara2626_if

「ねぇ、今から晴れるよ」 茨城のネモフィラの丘が波打つ海みたいだった。 もうこんなに満開だったよ!この場所知ってる?🐋 #ibaraki #日本の風景

♬ 初の晴れ女バイト - RADWIMPS

No.3 次に会った時は一万年分の恋をしよう
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」という作品の劇場版に出てくるキャラクターアルテミスの台詞と、Mrs.GREEN APPLEのSoranjiという楽曲を組み合わせた音源がトレンドになっている。絶景と組み合わせる動画が多数投稿されており、特に海外の絶景は伸びやすい印象がある。


海外トレンドコンテンツ3選

No.1 回転魚眼レンズ
回転している魚眼レンズを動物が覗き込む動画がトレンドとなっている。サビの"Pedoro Pedoro Pedoro"と連呼する部分に合わせて手を上げることでクラブのパーティーを模しており、猫や犬に留まらず、ペットとしてはレアなアライグマやヤギなど多くの動物が投稿されている。ペットを飼っていれば簡単にできる動画のため、今後日本でもトレンドとなる可能性は高い。

No.2 banger
4/17に北朝鮮で公開された住宅開発のグランドオープンを祝う式典の動画に登場し、「banger」と呼ばれる楽曲が話題となっている。歌詞の中でも「親しい父」と言う文言があるように金正恩氏を称賛する楽曲となっており、この楽曲が好きなフリをする皮肉を込めたミームや解説動画まで登場。「これが本物のK-popだ」など多くのコメントが寄せられている。

@kunalitime

North Korea releases Kim Jong Un song

♬ original sound - Kunali Time

No.3 コロンビア大学
コロンビア大学で行われたイスラエルのガザ地区における軍事侵攻のデモ活動の様子を紹介する動画が大きな話題となっている。でも活動と聞くと少し物騒な印象を受ける。しかし動画内では学生が肩を組んで合唱する様子や警察に連行されつつも笑顔の様子などデモ活動の裏側のような動画が大きな再生数となっている。


ダンス系コンテンツ2選

No.1 扛過槍放過羊
半噸兄弟の扛過槍放過羊という楽曲がトレンドになっている。日本語で銃を携えて羊を放すという意味。3月20日にダンス動画が投稿され、中国を中心に話題になった。複数人で一列に並び、順番に踊るダンスとなっており、友達や家族、職場の仲間と共に踊る動画が多くあげられている。


No.2 カチカチに凍った漢江の上を猫が歩いています

先週トレンドになった「한강 고양이 리믹스」(日本語でカチカチに凍った漢江の上を猫が歩いています)が日本語に翻訳されて今週も話題になっている。ダンス動画だけででなく、韓国語版ではの音源に合わせて和訳する動画もあがっており、多くの人が興味を示している。


現在、急成長中のアカウント紹介

クリエイター : フミカナ【FUMIYA to KANAMI】
このクリエイターのバズり方は異常だと言っても過言ではない。アカウントから直近の動画を遡ってもほとんどの動画が100万回再生を突破し、1,000万回再生も何度も叩き出している。
大谷翔平選手の結婚という大きな話題が世間をにぎわせた際にはすぐに動画を投稿したり、妊娠のサプライズといった、多くの人が興味を持つコンテンツをあげている。クリエイターとして活動する人は、このアカウントをトレンドの乗り方やコンテンツ作りの参考にするべきだ。

アカウント


中国でオススメのクリエイター

クリエイター : 依久

リズミカルな音楽に合わせメイクをしていくコンテンツを投稿。この動画は抖音だけでなく、TikTokでも大きくバズっている。
最初の数秒でメイクコンテンツであることをすぐに認識させ、更に「細かく丁寧な音ハメ」という要素を入れており、視聴者を飽きさせない工夫が見てとれる。途中まで見た以上、完成系が気になって仕方がなくなるため、視聴完了率も高いと予想できる。さらにこの動画が突き抜けている理由として、メイクのクオリティが挙げられる。ビフォーアフターのギャップが大きく、最後まで見ることでさらに満足するコンテンツとなっている。メイクに限らず、何かコンテンツを作っているのにも関わらず伸び悩んでいる人は、このリズム感と大きなギャップ、そしてクオリティーの高さは要注目だ。

アカウント 


タメになるTikTok News

TikTokは新たにコミュニティガイドラインを刷新

TikTokは、コミュニティガイドラインを刷新しました。また、クリエイターがTikTokのポリシーを学び、アカウントの状況を確認するのに役立つ新機能を発表した。
具体的に刷新された点は以下の通りだ。
TikTokのルールのさらなる明確化
初めてガイドラインに違反した場合、警告
クリエイターがアカウントの状況を確認する方法を改善
TikTokが提供するプログラムについてクリエイター向けガイドラインを設定

参照記事


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