見出し画像

マレーシアでの減量のしかた

 マレーシアで減量をしはじめました。というか、前からやっているのですが、最近「よく効くなあ」と思う方法が見つかりましたので、お知らせします。

■糖質制限はやはり効く

 日本でも糖質制限が流行っていますが、どうもこれをやると効く気がします。

 僕は昔、80キロを超えていたのですが、今は64キロまで落としています。徐々に落としていったのですが、今年の春節(2月中旬)にいろんなものを食べてしまって2キロほど太りました。そこで今回は本格的に糖質をほとんど抜くようにしたら、あら不思議、1週間でほぼ2キロ減りました。

 15年前から筋トレをしているので、糖質を抜くのはやはりちょっと気が引ける。糖質はエネルギーのもとになり、筋肉を作るには重要な要素でもあるので、完全に抜くのは実はNGなのです。それでも糖質が太るもとになっているのは知っていましたので、今回はこれを抜いてみたわけです。しかし、うっかり食べてしまうとその後も糖質を食べ続けてしまう傾向があるのもわかりました。

 糖質はなにかというともちろん糖が入っているお菓子やジュース、果物のほか、コメ、麺、パン、イモ類といったものも含まれます。僕はもともとお菓子やジュース類は食さないので、今回は主にコメを抜きました。麺もパンも食べていません。果物はもうもってのほかといったほうがいいでしょうか。

 これまで一日3食はコメを主食として食べていました。白米は食べずに玄米にしていますが、これもしばらくやめています。

 特に夕食に糖質をとるのは良くないようで、依然からは抜くようにしていました。夜は基本的に寝るだけなので、そんなにエネルギーは必要ではなく、主食を抜いたものだけを食べるようにしてきています。

 その主食抜きを朝も昼も適用しているわけです。まったく糖質がないのも健康にはよくないので、少しだけコーヒーや紅茶に若干の糖分はとるようにはしています。

■マレーシアはアジアで肥満率1位

 現代社会はあまりに糖分が多すぎる。日本でも同じなのですが、マレーシアの食事はほぼ糖分と糖質でできているといってもいいでしょう。

 チャーハンであるナシゴレンは糖質のコメをさらに油で炒めているし、国民食ナシレマのコメはココナッツと和えています。焼きそばであるミーゴレンは麺自体がもう糖質だけ。ロティチャナイも糖質の多い小麦粉がふんだんに使われています。多くの人が好んで食べる唐揚げも糖質の小麦粉を使って揚げています。

 また、ジュースも甘いものばかり。最近は「糖分控えめ」というジュースがやたらと多いですが、もともとが甘すぎるので、控えめであっても日本人からすると甘い。政府は砂糖税なるものを数年前から導入して、製品に課金していますが、それでも売れてしまう。糖分を多く摂取すると糖質中毒になることはわかっているので、政府はこれへの対策として課金したのですが、これはたばこのニコチン中毒より深刻なのではないかと思います。

 朝から晩までこんなに甘いものをとっていたら、そりゃ太ります。マレーシアはアジア地域で堂々の肥満率1位。成人の6割が肥満だそうです。太るもとは糖質を多く摂るから。脂質は摂っても基本的に脂肪にはなりません。糖質を摂っていくとこれが脂肪に変換されます。なので、この糖質を抑えていくのが肝要なのです。

 糖質の1日の摂取量は60グラム以下に抑えると確実にやせます。これは僕が自分でやって証明済みです。

 60グラムというとどのくらいなのかというと、白米でお茶碗1杯分で約51グラムです。つまり、ご飯一杯分を食べるとほぼ1日の摂取量に近づくわけです。白米を3食も食べていては150グラム以上になり、さらにほかからも糖質は摂っているはずなので、1日の摂取量はゆうに200グラムは超えるでしょう。これでは絶対に痩せません。

 マレーシアでは上記のような食事をしていると太る以外にはないのです。

 運動をするとカロリー消費になるので、それもそれで減量には寄与します。しかし、メインにはなりにくい。1キロ痩せるのに7200キロカロリーを消費しないといけないことになっており、1か月で1キロ痩せさせたいと思ったらランニングは月に25時間やらないといけないことになります。これはとても非効率であって、だとすると食事制限で痩せたほうがストレスも抑えられて手っ取り早いのです。ちなみに、僕はあまりカロリーを気にしません。というのも糖質だけ控えていれば痩せることはわかっていますし、カロリー計算は結構面倒だからです。

■糖質制限だけでどこまで痩せられるのか

 この糖質制限はまだ実行中です。でも、完全な糖質制限ではなく、週に1回ほどはコメや麺、パンを食べるようにしています。特に筋トレがある日はそうするようにしています。

 そう、忘れていましたが、上記の外食はずっと食べているともう痩せられないので、僕は自炊しています。日本だとコンビニの食事でもなんとかコントロールできますが、マレーシアではそれは不可。なので、朝昼晩を自炊でなんとかしています。そうしないと、減量はかなり難しい。

 さて、この糖質制限をずっとやっていくとどこまで体重を減らせられるのか。僕はあと5キロぐらいは痩せたいと思っているのですが、筋力をさらにつけたいとも思っています。減量と同時に筋力をつけるのは至難の技なので、しばらくは減量だけに注力したいのですが、果たして糖質制限でこのまま5キロも減らせられるのでしょうか。

 減量してある時期になると停滞する時期が出てきます。その時期は人によるのですが、この停滞期間も人によります。僕は減量すると数カ月後には停滞し、最もひどい時はその停滞期間は1年にもおよびました。この時は何をやっても減らないのです。しかし、ここで諦めてはだめで、それでもひたすら減量活動を続けていくと、ある時期からさらに下がるようになります。今回の減量はどこまでできるかわかりませんが、とりあえず、停滞期間に入るまでやってみようと思います。そうなったときは今度は筋肉の増量時期に切り替えてみるといいのかもしれません。


 結論としては、マレーシアの外食を食べていると基本的に減量はできません。華人系の菜食レストランも僕は一時期通いましたが、それでも効果は限定的。やはりコメ、麺、パン類、イモ類を抜いて自炊をするのが最も効果的なのです。肥満に悩んでいる方は期間限定でも糖分・糖質を抜いてみることをおすすめします。僕はある程度慣れているので、さっさとやっていますが、全くやったことがない人だと最初はとても大変。なにせ糖質中毒の可能性があるので、糖がないとイライラしたりします。そこをどうクリアにしていくのかが課題でもありますが、そこを超えるとだいぶラクにはなります。また、同時に少しでも筋トレをしてストレス解消につなげるのもいいでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?