フランスはパリで行われる展示会、Viva Technologyについて
ついにパリ五輪開幕まであと少しですね!
パリ好きとしては、日本にいながら毎日パリを感じられる世界的イベントを見られるなんて、今から本当にワクワクしています(昼夜逆転の生活になるのかしら…)
さて、最近同業の友達に誘われたイベントで、弁理士として現在スタートアップ支援に力を入れようとしているのに、恥ずかしながら今まで知らなかった、フランスはパリで行われる展示会、Viva Technologyについて少し知見を深めたので、今日は簡単にそちらについて紹介をしたいと思います。
フランスは10年ほど前からスタートアップ育成に力を入れているとのこと、しかし10年前の状況は、昨今スタートアップ支援が声高に叫ばれるようになった日本の以前の状況と似ていた部分もあるとのことで、実は日本政府、行政担当の方等も、フランスのスタートアップの動向に注目をされているとのことです。
そんなフランスはパリで行われるのが、表記Viva Technologyという、最新のテクノロジーの展示会とのことです(しかも5月下旬という、一番季節的に素敵なときに行われているそうで、パリ好きとしてはこれはもう行かないわけには…、と、おもわず思ってしまいました)
今年の展示会の様子や詳細については、下記ASCIIの方の関連記事が参考になるかと思います。
また、私が参加したイベントの方たちが著者である、下記書籍は、Viva Technologyのみならず、フランスのスタートアップの状況や日本との比較など、大変参考になる内容となっています。
私が参加したイベント、また上記書籍などから得られた情報を簡単にかいつまんで紹介すると、
フランスにおいては地方ごとにスタートアップ育成に力が入れられており、地方ごとの強みを生かしたスタートアップが誕生している
Viva Technologyの特徴として、LVMHグループなどの大企業のブース内で、その大企業と協業するスタートアップが展示を行っている(もちろんスタートアップ単独出展や、その他にも、国、フランスの地方自治体ブースと、その国、地方発のスタートアップの出展もあるとのこと)
Viva Technologyで見られるテクノロジーの領域は幅広く、必ずしもデジタルや、昨今の生成AIといった最新テクノロジーに関連するものでなくても、多少アナログな手法であっても環境課題に取り組むスタートアップなどの出展も多くみられるとのこと
展示会の最終日は一般人向けに無料開放がされる(なお、ビジネスデーの共通言語は英語、最終日はフランス語となるそうです)
そしてフランスはパリとはいえ、このような展示会の場で交わされる公用語は英語とのこと、例えばフランスが地方ごとの強みに注目して、地方ごとにスタートアップ育成に力をいれているのは、今の日本のJ-Startupの取り組みと共通する部分があるな、と思うのですが、グローバル化、世界に向けて進んでいくという意味でも、色々とこのViva Technologyやフランスのスタートアップ支援の取り組みについて、日本が参考になる点が多くあるのではないかと、この10日ほどで得られた知見とはなりますが、個人的には思いました。
また、今後日本のスタートアップ企業が海外に目を向ける時には、アメリカだけではなく、このフランスはパリの、Viva Technologyへの出展を目指されるのも、すごくよいアイデアなのではないかと思いました。
一方、そういった志のあるスタートアップの方は、釈迦に説法かもしれませんが、また、資金の問題もあるかもしれませんが、最初から積極的に海外も見据えたグローバルな知財ポートフオリオが必要になってくると考えます。
なお、フランススタートアップはFemTechに注目をしている企業も多くあるとのこと、今後個人的にはフランススタートアップを掘り下げる際に、FoodTechのみならず、FemTech分野についても掘り下げてみたいと考えています。
それにしても自分の興味に従って色々と行動をしていると、一見関係ないと思っていた自分の専門性、仕事領域が、好きで探究していることなどと結びつき始めて、やはり何でも行動あるのみだな、と思った今日この頃なのでした。
※写真は昨年9月頭に訪れた、パリはパレロワイヤルにて
*エトワール国際知的財産事務所
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