植物分子農業と特許分析 -その2
先日アップさせていただきました、下記植物分子農業と特許分析の続編です。
前回同様、植物分子農業および活躍している企業について、とても分かりやすく説明されていたこちらの記事を参考にさせていただきました。
今回は、食品以外の製品に用いられるタンパク質を生産する2社の特許情報をみていきます。
Tiamat Sciences
もともと製薬業界で生化学者として活躍されていた女性が起業した、特許の情報からはベルギーに拠点のある企業となります。Tiamat は植物の力を利用して、二酸化炭素排出量を削減し、アニマルフリーな組換えタンパク質を低コストで提供しています。
フアミリー単位で1特許、件数は5特許出願あり。
主な出願国:イスラエル、オーストラリア、カナダ
植物由来の合成製品について出願している。
Bright Biotech
上記記事にもあるように、Bright Biotechはイギリス発のスタートアップ企業で,遺伝子組換え植物を利用し、成長因子を最小限のコストで驚異的な収量で製造することを実現している企業とのことです。成長因子は培養肉の生産においてかかせないものであり、注目を浴びています。
よく確認をしたところ、同様の企業名で別会社の特許出願を見ていたようで、私がざっとLens.orgで確認した限り、本企業が出願している特許については確認することができませんでした。
今後、植物分子農業の分野で活躍している企業の特許出願動向についても、ウオッチングをしていきたいと思います。
*エトワール国際知的財産事務所
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