見出し画像

植物分子農業と特許分析 -その1

最近少しフードテックの情報収集が遅れていましたが、今回はいつも参考にさせていただいているブログで、代替タンパク質の注目候補とされていると知った、「植物分子農業」という視点から、この分野で活躍している企業の特許情報をざっと見てみたいと思います。

まず、植物分子農業および活躍している企業について、とても分かりやすく説明されていた記事がこちらです。

上記記事の説明によると、植物分子農業とは、ざっくりかみ砕いていうと、「植物内のメカニズムと遺伝子組換え技術などのバイオテクノロジーを用いて、植物に有用物質を作らせる」、ということになります。
この記事にもあるように、植物を「工場」として、ターゲットとする有用物質を得るイメージです。

今回、上記記事にあった企業の特許情報を調べたところ、5社について情報を確認することができたので、2つの記事に分けて、各社の特許情報をLens.orgを使って簡単に見ていきたいと思います。


Nobell Foods

上記記事にもあるように、アメリカ発のスタートアップ企業で、植物ベースのチーズを開発している企業とのことです。

フアミリー単位で8特許、件数は20特許出願あり。
主な出願国:アメリカ、ヨーロッパ、イスラエル、オーストラリア、アルゼンチン、カナダ
「組換え乳タンパク質およびそれを含む食品組成物」、「植物内で乳タンパク質を生産するための組換え融合タンパク質」、「エーカーあたりの乳タンパク質収量の増加」、などについて出願している。

このうち、「植物内で乳タンパク質を生産するための組換え融合タンパク質」について、米国で権利化がされています。

それにしても、企業HPがなかなかポップな感じです。

Mozza Foods

上記記事にもあるように、こちらもアメリカ発スタートアップ企業で、植物ベースのチーズを、既存のチーズと全く同じタンパク質から作製することで、本来のチーズと同等のチーズの製造を目指している企業とのことです。

フアミリー単位で3特許、件数は10特許出願あり。
主な出願国:アメリカ、ヨーロッパ、ブラジル、オーストラリア、カナダ
「組換えミセルと生体内集合方法」、「植物におけるタンパク質のリン酸化のための組成物、方法およびシステム」について出願している。

このうち、「組換えミセルと生体内集合方法」について、米国で権利化がされています。

企業HPにおいても、特許について積極的に開示がされています。

BioBetter

上記記事にもあるように、イスラエル発のスタートアップ企業で、タバコを利用して、成長因子や、インスリン等を生産することに焦点を当てています。

フアミリー単位で1特許、件数は7特許出願あり。
主な出願国:ヨーロッパ、イスラエル、韓国、ブラジル、オーストラリア、カナダ
「組織工学用のセルロース結合ドメイン (Cbd) セルエフェクタータンパク質 (Cep) キメラ」について出願している。

次回は、Tiamat ScuiencesBright Biotechの特許情報について、見てみたいと思います。


*事務所へのご依頼はこちらをご覧ください。

*エトワール国際知的財産事務所 

*lit.link(SNSまとめサイト)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?